ウエスト・コーストの紹介:2016年フランス映画。フランスの小さな町、アメリカのラッパーに憧れている4人組は、クラスのいじわるなシルヴァンへの仕返しに銃で脅すことを計画します。しかし道中で銃を失い、銃を探す旅へと物語はシフトしていくティーンエイジャーたちの青春映画です。
監督:ベンジャミン・ワイル 出演:デヴィ・クジグ(マロ)、ヴィクター・ル・ブロン(エルバン)、シュリバン・ロイエ(ロイク)、マティス・クリッソン(ディリート)、ピエール=フランソワ・マーティン=ラヴァル(マロの父親)、ほか
映画「ウエスト・コースト」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ウエスト・コースト」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ウエスト・コーストの予告編 動画
映画「ウエスト・コースト」解説
この解説記事には映画「ウエスト・コースト」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ウエストコーストのネタバレあらすじ:起
フランスの小さな町に住んでいるマロ、エルバン、ディリートとその弟のロイクは仲良しの4人組で、アメリカのラッパー文化に憧れを持っています。そのためか学校では浮いている存在。
レティシアはマロのことが気になるようで話しかけてきますが、そんなときでもマロは「ビッチ(女性に対する罵り表現)」とアメリカのラッパーの言葉遣いをします。
エルバンは誰かと電話で話し、深刻な様子。それからエルバンの機嫌が悪くなります。そのためか、エルバンはクラスでシルヴァンにからかわれてケンカをします。
今夜シルヴァンが参加するパーティーが開催されます。マロの父親は警察官だったので、エルバンからパーティーに銃をもってこいと命令され、マロはしぶしぶ了承します。
ウエストコーストのネタバレあらすじ:承
マロは仮病を使ってこっそりと父親の金庫から銃を盗み出します。その銃をおもちゃのようにして4人で遊んでいると、男の人に見つかって追いかけられます。
そのときに銃を持っていたディリートは銃を落としてしまい、その男に拾われてしまいます。その男はビーチのキブロンのステッカーを車に貼っていたので、キブロンに向かうのではないかと推測し、エルバンとマロは銃を取り返すべくギブロンへと向かいます。
二人はヒッチハイクをし、ドレッドヘアの男性がキブロンまで乗せてくれることになりました。しかし、そのドレッドヘアの男性が寄り道をしたまま戻ってこず、二人が建物の中に入ると、そこには大麻が大量にありました。
ウエストコーストのネタバレあらすじ:転
マロのことを体調不良だと信じていた父親でしたが、マロがいなくなったことに気付き探し回ります。
ロイクはシルヴァンのパーティー会場に着きました。ロイクはシルヴァンを懲らしめようとしますが、逆にシルヴァンに殴られてしまいます。女性の車をヒッチハイクして、ロイクもギブロンへと向かいます。
一方その頃、ディリートはネットで知り合った女の子アンバーの家にいました。小心者のディリートはなかなかセックスをする勇気がでてきません。後一歩のところでしたが思いなおし、ディリートもギブロンへと向かいます。
エルバンとマロは結局大麻を吸い、ハイになってドレッドヘアの男たちと楽しみます。その後、2人はディリートと合流をしてギブロンへと向かいます。
ウエストコーストの結末
ロイクはその女性とギブロンにある老人ホームへと到着しました。そこに銃を盗んだ男がやってきてその女性に銃を持っていることを自慢しますが、冷たくあしらわれます。そしてそのまま老人ホームのベッドに隠します。
エルバン、マロとディリートもギブロンへ到着しました。しかし特に手がかりは見つからず落ち込みます。すると、なぜ機嫌が悪かったのかエルバンは話し始めます。一緒に暮らしている祖母が認知症になってしまい、おじの家へ引っ越すことになったと2人に伝えます。
そのときに銃が発砲された音を聞きつけ、その方へ3人は向かいます。ぼけた老人がベッドに隠された銃を手に取り発砲します。そしてなぜかロイクにその銃を託し、ひょんなことで銃を取り戻します。
そこの老人ホームに警察がやってきて、銃を持っている姿を見られてしまい、4人は急いで逃げます。途中、酒がたくさん積まれた配送車に乗り込み、なんとか逃げ切ります。着いた先はシルヴァンのいるパーティー会場でした。
シルヴァンは4人を小馬鹿にした態度を取ります。マロは持っていた銃をシルヴァンに突きつけて「謝れ」と指示します。そこにマロの父親と警察たちがやってきます。4人は警察に捕まりますが、その後釈放されます。
引越してしまうエルバンと別れの挨拶をして、エルバンは立ち去ります。残った3人は今回の武勇伝を語りながら歩き、この映画の幕は閉じます。
以上、映画「ウエスト・コースト」のあらすじと結末でした。
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