ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンスの紹介:2018年イギリス映画。パンクファッションのアイコン、ヴィヴィアン・ウェストウッド。多くのアーティストに愛される彼女が切り開いてきた道を辿り、そのデザインに込めた精神を探る。
監督:ローナ・タッカー 出演者:ヴィヴィアン・ウエストウッド、アンドレアス・クロンターラー、ケイト・モス、ナオミ・キャンベル、アンドレ・レオン・タリー
映画「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンスの予告編 動画
映画「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」解説
この解説記事には映画「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヴィヴィアンウエストウッド 最強のエレガンスのネタバレあらすじ:起・これまでのヴィヴィアン・ウェストウッド
ロンドンファッションウィークで、自社ブランドの準備をするヴィヴィアン。しかし、その出来には不満があり、会社をたたむにしろ、次を誰に任せるのかという壁にぶち当たっていた。
ヴィヴィアンが服を初めて作ったのは11歳。労働階級だったためお金を稼がなければならず、美術を教えようと思い教員になった。
そしてデレクと出会い21歳で結婚、22歳の時に子供を授かるも、知的好奇心と外の世界を知りたいという理由から、教職を止め二人の子供を育てた。
ヴィヴィアンウエストウッド 最強のエレガンスのネタバレあらすじ:承・ヴィヴィアンとパンク
マルクスと出会ったヴィヴィアンは、レコードを売ったお金を元手に服を作り始め、店を持った。やがてパンクファッションという形で社会に反抗を示すようになった。
今でもマルコムと共同で作った服はヴィクトリア&アルバート美術館に保管されている。当時パンクは嫌われていたが、既存の権力を崩し、古い価値観を破壊しようとした。初期の実験的な服では、性のアイデンティティを強調せず、男女兼用の色やパターンを重視した。
やがてヴィヴィアンは才能を生かすため、パリのファションシーンへも進出していった。そこでカルロダマリオと出会い、イタリアに売り込み、工場も移しアルマーニに出資を願ったが、ご破算になり、ヴィヴィアンは英国に戻った。
ヴィヴィアンウエストウッド 最強のエレガンスのネタバレあらすじ:転・ヴィヴィアンの服と主張、世間のイメージ
ヴィヴィアンの服はテレビではうけ狙いと笑いものにされ、デザインオブザイヤーを受賞しても賛否両論あり、彼女の服は20年間評価をされなかった。
しかし大通りに移転すると売れ始め、彼女が把握できないくらい大きくなる所だったが、スタッフとの連携不足を案じて彼女は事業の拡大は拒んだ。
ヴィヴィアンは2010年頃は無名だったアンドレアスとコンビを組み、服を作るようになった。彼女は昔ながらの服の作り方を踏襲しているとすれば、アンドレアスの作り方は自己流だった。
ヴィヴィアンウエストウッド 最強のエレガンスの結末:これからのヴィヴィアン
デザイナーであると同時に活動家でもあるヴィヴィアン。環境問題など社会問題にも目を向け、服にメッセージを込め、ショーの前に演説することもあり、スタッフもアンドレアスも疲労困憊になってしまう事があった。
それまで拡大路線を拒んでいたヴィヴィアンがニューヨークに新店舗を開店した時にも、セレモニーには活動のため来なかった。
パリにも店舗をオープンし、事業の拡大を止めるのが難しくなった時、デザインスタッフとの連携不足などの問題をゆっくり解決しようと、金銭的な補償として、日本とライセンス契約も行った。
以上、映画「ヴィヴィアン・ウエストウッド 最強のエレガンス」のあらすじと結末でした。
ヴィヴィアンウエストウッド 最強のエレガンスのレビュー・考察:自分の道を切り開いたヴィヴィアン
ヴィヴィアンを知る人が語る彼女の印象は、オンリーワンや、本物の中の本物、パンクロッカーなど、人によって異なるが、総じて確固たるアイデンティティを持った揺るがず力強い人物を想起させる。そこには彼女が作った服に込めたように、男女の性差によらない芯の強さを感じる。
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