30日の不倫の紹介:2010年イタリア,スイス映画。イタリア・ミラノを舞台に、結婚生活に不満を抱いている男とそれなりに幸せな家庭を築いている女との出逢い、そして30日間にわたる不倫の日々を描いたセクシードラマです。
監督:シルヴィオ・ソルディーニ 出演者:アルバ・ロルヴァケル(アンナ)、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ(ドメニコ)、テレーザ・サポナンジェロ(ミリアム)、ジュゼッペ・バッティストン(アレッシオ)、ファビオ・トロイアーノ(ブルーノ)ほか
映画「30日の不倫」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「30日の不倫」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
30日の不倫の予告編 動画
映画「30日の不倫」解説
この解説記事には映画「30日の不倫」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
30日の不倫のネタバレあらすじ:起
保険会社に勤めるアンナ(アルバ・ロルヴァケル)は気のいい夫アレッシオ(ジュゼッペ・バッティストン)と二人暮らし。まだ子供はおらず、友人の妊婦の出産に立ち会ったりするなど多忙な日々を送っていました。アレッシオは早く子供を欲しがっており、友人の出産を機にその思いは強まったようで、このことでアンナとは口論になることはあっても、二人はそれなりに幸せな暮らしを送っていました。
そんなある日、アンナは会社のパーティーに出席、同僚や上司らと談笑に応じていました。会場では逞しい体つきのウェイター、ドメニコ(ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ)が自ら釣ったという魚の料理を提供していました。後日、アンナは所用でオフィスを訪れたドメニコと再会、名刺を受け取りました。その後、アンナとアレッシオは友人のブルーノ(ファビオ・トロイアーノ)らと共に食事に出かけましたが、ここでも話題になったのは“子供”のことでした。
30日の不倫のネタバレあらすじ:承
その翌日、いつも通りに出勤したアンナは、名刺のアドレスを元にドメニコへ「コーヒーはいかが?」とメールを送ってみました。返信には「時には一瞬を忘れるのに一緒かかる。しかし一瞬を忘れるのに一生は短すぎる」とありました。翌日、アンナはカフェでドメニコと待ち合わせ、二人で無人のオフィスに向かい、自然とキスをして戯れました。しかし、ドメニコには妻ミリアム(テレーザ・サポナンジェロ)と幼い子供二人を抱える身であり、このことは忘れようと告げてきました。その後は何事もなかったかのように日常を過ごしていましたが、外でいちゃつくカップルを見るとどうしてもドメニコのことが気になり、再びカフェで待ち合わせると人気のない裏地で激しく唇を重ね、次の水曜日に再会する約束を交わしました。約束の日、アンナはアレッシオに仕事だと嘘をついて出かけ、ドメニコの車でモーテルに向かい、服を脱ぎ捨てて激しく体を重ね合いました。その後、二人は何事もなかったかのようにそれぞれの家庭に戻っていきました。
30日の不倫のネタバレあらすじ:転
ドメニコの家庭は不景気による収入の少なさに加えて子育ての忙しさに追われており、ミリアムから社長に賃上げを頼んでほしいと言われたドメニコはダメもとで掛け合ってみましたが断られました。ドメニコは家庭や仕事で溜まったストレスを発散するかのようにアンナを求め、アンナもまた気は優しいがメタボ体型の夫より逞しい体つきのドメニコに惹かれていきました。二人はモーテルで激しいセックスに溺れ、ますます不倫関係に陥っていきました。アンナは仕事にも身が入らなくなり、会議の合間にもドメニコにメールして密会していました。しかし、ドメニコは家庭を優先せざるを得なくなり、アンナにしばらく会えないことを告げました。しかし、そんな二人の密会の様子をたまたま車で通りがかったブルーノが目撃していました。
ある時、アンナはふと立ち寄ったプールで家族サービスをしているドメニコを見かけ、彼もまたアンナの存在に気付いたので、気まずくなったアンナは足早に立ち去っていきました。アンナはアレッシオと家庭を優先せざるを得ないドメニコとの板挟みとなり、誰にも言えぬ悩みを抱え込んでいきました。
30日の不倫の結末
ある日、情緒不安定に陥ったアンナは会社の同僚にドメニコとの関係を打ち明けてしまいました。それでもアンナはアレッシオだけには黙っていたのですが、ブルーノはもし自分の妻が他の男と一緒にいるなら教えてくれと意味深な発言をしました。アレッシオとアルプス旅行に行く約束をしたアンナにドメニコは関係を求め、アンナはやむなく旅行には行けないとアレッシオに告げて夫婦間に亀裂が走っていきました。結局アンナはドメニコとのセックスを選び、二人は何もかも忘れてデートを楽しんでいました。しかし、ドメニコの不倫はミリアムにバレてしまい、ドメニコは家を追い出されてしまいました。アンナの方は旅行を早く切り上げてきたアレッシオに何とかバレずに済みましたが、母や叔母を交えた食事の席で子作りの話題になると機嫌を悪くしてその場から逃げ出してしまい、ドメニコに電話をかけたのですが、ドメニコは何とか家族と寄りを戻しており、代わりに娘が電話に出てしまい、ドメニコは慌てて電話を切りました。ドメニコは仕事に家族サービスにより一層精を出していましたがどうしてもアンナのことが忘れられず、関係を清算したいアンナと口論になってしまいました。しかしすぐに仲直りしたアンナとドメニコは見知らぬ街へ旅行に出かけました。アンナはアレッシオに本当のことを打ち明け、アレッシオはただ「時間をやる」と言ったのみでした。アンナは既にアレッシオと離婚する決意を固めていましたが、ドメニコはまだ幼い子供たちを見捨てることはできませんでした。アンナは空港でドメニコがトイレに行っている隙に一人飛行機に乗り込み、一人涙にくれていました。
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