2008年 アメリカ、イギリス作品。監督:ニック・ムーア。出演:エマ・ロバーツ、ナターシャ・リチャードソン、キンバリー・ニクソン、アレックス・ペティファーほか。ロサンゼルスで暮らすポピーは、オシャレが大好きな16歳。遊び友達と気ままに過ごしていた彼女は、母親の死後に父が若いガールフレンドを作ることが許せなかった。父のガールフレンドへの嫌がらせは度を超えたイタズラになり、それまでは我慢してきた父もついに怒りを爆発。そしてポピーをイギリスの名門寄宿校に転校させてしまう。そこで彼女を待っていたのはダサイ制服に厳しい教師、学園を牛耳る意地悪な生徒会長のハリエットだった。
映画「ワイルド・ガール」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイルド・ガール」のあらすじと結末をネタバレ解説。動画やキャスト紹介、レビューや感想も掲載。ストーリーのラストまで簡単解説します。
ネタバレ「ワイルド・ガール」あらすじ・結末
この記事には映画「ワイルド・ガール」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方はご注意ください。
【あらすじ】
アメリカ人のポピーは母親を亡くし父と妹の3人で暮らす裕福な高校生。父が新しい恋人と暮らすと、ポピーの家に引っ越して来ることが気に入らず反抗するポピーは、友人を呼んで彼女の私物をあげてしまうというパーティーを開く。これに父が怒り今までの反抗も含めてイギリスの全寮制の女子校に転校させられてしまうのだ。
【ポピーの新学校生活と反抗】
全寮制の学校はかなり厳しかったが、ここでもポピーは制服の改造など反抗し続ける。相部屋である事も気に入らない彼女だったがホームシックにかかった彼女に優しくしてくれた事で、ルームメイトに心を少しずつ、開き始める。
そこで本当に学校を辞めたいならもっと酷いことをやらかして、学生裁判に掛けられるべきだといわれたポピーはルームメイト達と一緒に様々なイタズラを仕掛ける。
同時に生徒会長であるハリエットに目を付けられ対立し始める。
【新しい友達と生活】
ハリエット率いるラクロスチームがなかなか勝てない中、ポピーが見かねて立ち上がった。ポピーが率いてプレイすると、チームは好調に。そんな中男子校とのダンスパーティがある為に街へ繰り出す。テーマとは多いに外れスタイリッシュに決めたポピーと友人達。ルームメイトにも学校にもポピーはなじみ始め、みんなに好かれる様になる。また、ハリエットが好意を寄せるフレディと言う男の子とも仲良くなったポピーがますます気に入らないハリエットだった。
【裏切り】
そんなある日フレディはただの遊びでこの学校にいる誰もが嫌いだとポピーが友人宛に送ったメールが張り出された。身に覚えがないポピーは弁解するが信じてもらえず孤立。おまけに火事騒動が起きたがその場に落ちていたライターからポピーが犯人だと疑われる。ライターを持ってキッチンにいた事は確かで、火事を起こしたのは自分だと信じるポピー。自分から犯人は自分だと正直に話し、結局裁判にかけられるのだった。
しかし、裁判はハリエットの独壇場となり誰も知り得ない情報をハリエットだけが知っている事に誰もがポピーではなくハリエットが犯人だと気づく。
【結末】
ハリエットの策略だった事に気づいた皆はポピーの味方となり、その場に自分も居たからポピーは犯人ではないと証言する。そして皆との絆をますます深めたのだった。そして、ラクロスに精をだすポピーは、亡くなった母親の母校で同じくラクロスのキャプテンだった事を知る。学校を訪れた父もポピーの変化に昔の母親の影を重ねて驚いたのだった。
ティーンズのスクールコメディ映画は色々あるが、登場人物がそれぞれ生き生きと演じられているので、新鮮なまま見てられる映画です。ラクロスの試合観戦に来た父親が亡くなった母親と娘の姿を重ねているシーンは印象的で、感情移入してしまいました。