ワイルドシングスの紹介:1998年アメリカ映画。ケヴィン・ベーコンが主演と製作総指揮を兼任したエロティック・サスペンス作品です。静かな港町で発生した人気高校教師による女子高生レイプ事件をきっかけに、事件を追う刑事や弁護士を巻き込んだ男女の駆け引きが繰り広げられ、やがて事件は思わぬ展開を迎えることに…。
監督:ジョン・マクノートン 出演者:ケヴィン・ベーコン(レイ・デュケ)、マット・ディロン(サム・ロンバート)、ネーブ・キャンベル(スージー・トーラー)、ビル・マーレイ(ケン・ボウデン)、テレサ・ラッセル(サンドラ・バンライアン)ほか
映画「ワイルドシングス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ワイルドシングス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ワイルドシングス」解説
この解説記事には映画「ワイルドシングス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ワイルドシングスのネタバレあらすじ:起
フロリダ州の静かな港町ブルーベイ。地元高校の教師で進路指導教諭のサム(マット・ディロン)はそのルックスの良さから女子生徒たちの憧れの的でした。ある日、サムに憧れを抱く大富豪の娘ケリー(デニス・リチャーズ)は洗車をすると偽ってサムの家に上がり込みました。その翌日、サムはケリーの母サンドラ(テレサ・ラッセル)から、ケリーがサムにレイプされたと訴えられます。この事はセンセーショナルな事件として街中を大きく揺るがす事態となり、嫌がらせを受けたサムは停職に追い込まれてしまいます。サムは無実を証明するため、頼りなさげだが頭の切れるボウデン弁護士(ビル・マーレイ)に助けを求めます。
ワイルドシングスのネタバレあらすじ:承
地元警察のデュケ刑事(ケヴィン・ベーコン)はレイプ事件を捜査する過程で、ケリーの同級生で不良少女のスージー(ネーブ・キャンベル)が以前サムにレイプされたという証言を受けます。身柄を拘束されたサムは圧倒的に不利な状況の下で公判を受けることになります。しかし、公判の席でボウデンはスージーのこれまでの証言に辻褄が合わない点を指摘、スージーの証言が偽証であることを見破ります。ヤケになったスージーは自らのレイプ被害が嘘であること、そしてケリーのレイプも狂言であったことを告白、見事に無罪を勝ち取ったサムはサンドラから示談金として 850万ドルを勝ち取ります。しかしサムは学校を辞め、裁判費用のカタで自宅を手放してモーテル暮らしを送っていました。
ワイルドシングスのネタバレあらすじ:転
ある日、サムがモーテルに戻るとそこにはケリーやスージーの姿がありました。実はサムとケリー、スージーは最初からグルであり、サンドラから大金を騙し取るために手を組んでいたのです。三人は大金を得たことで喜びを分かち合います。しかし、街中の人々がまんまとサムらに騙された中、唯一三人に疑いを持ったデュケは独自に捜査を開始します。デュケの捜査に恐れをなしたスージーはサムに助けを求めますが、スージーの自白を恐れたサムはスージーを海岸に呼び出して瓶で彼女を殴り、ケリーに手伝わせてスージーを沼に沈めました。翌日、海岸からスージーのものと思われる血痕や歯が見つかり、スージーが何者かに殺害されたと断定されます。次にケリーが狙われると確信したデュケは彼女の屋敷を訪れますが、ケリーともみ合いになったあげくに射殺してしまいます。その際に負傷したデュケは正当防衛が認められるも独断捜査を咎められて免職になってしまいます。
ワイルドシングスの結末
後日、とあるリゾート地でサムは優雅な暮らしを送っていました。その場にデュケの姿もありました。実はサムとデュケは裏で手を組んでおり、スージーとケリーを殺して示談金を二人占めしようと画策していたのです。しかし大金を独り占めしたいサムはデュケの殺害を企て、彼をヨットに誘い沖合に出ます。しかし、デュケはヨットに忍んでいたスージーに射殺されます。実はスージーはサムと組んで自らの死を偽装していたのであり、スージーは用済みになったサムを殺害します。その頃、デュケの同僚の女性刑事は、スージーをよく知る人物から彼女がIQ200を超える天才児であり、何でも手に入れる人物だという証言を得ていました。海岸に戻ったスージーはボウデンから示談金を受け取り、いずこへと去っていきました。全てはスージーの計画だったのです。
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