映画「スガラムルディの魔女」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
スガラムルディの魔女の紹介：2013年スペイン映画。宝石店を強盗し息子を連れて警察から逃げるホセ達は、山奥の魔女の住む村スガラムルディへ辿り着く。ホセ達はそこで魔女に捕まってしまいある計画を聞かされる。ホセの息子を生贄に母なる者を復活させるという。集団で襲い来る魔女だったがある一人の魔女がホセに好意を寄せていることに気付く。
監督：アレックス・デ・ラ・イグレシア 出演：ホセ（ウーゴ・シルバ） アントニオ（マリオ・カサス） マヌエル（ハイメ・オルドニェス） エバ（カロリーナ・バング） セルジオ（ガブリエル・デルガド）ほか
この解説記事には映画「スガラムルディの魔女」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
宝石店から山ほどの金の指輪が盗まれた。複数いる犯人の内数人はその場で逮捕されてしまったがうまく逃れることの出来たホセ。強盗に参加したアントニオと10歳の息子セルジオを連れタクシーに乗り込み山奥へと車を走らせた。夜になりずいぶんと進んだ所で一軒の小屋が見えてきた。そこで道を聞くとどうやらこの先に村があるらしい。その村には魔女が住んでいるという噂があった。恐怖を感じたホセ達だったがただ通り過ぎるだけだと車を走らせた。
しばらく行くと噂の村が見えてきた。静まりかえったこの村を通り過ぎようと走らせていると目の前に人の姿が見えた。聞くと母親をさがしているという。誰も見ていないと答えたホセ達はそのまま先を進もうとしたが成り行きでその女性を家に送る事になった。村の奥にあるふるい屋敷、それが女性の家だった。そこに現れた女性の娘エバと合流すると気付いた頃にはセルジオの姿が見えなくなっていた。手分けして屋敷の中を探すと台所で丸焼きにされそうになっているセルジオの姿を発見、ホセ達はすぐにセルジオを連れて屋敷から逃げ出した。ある程度車を走らせた所で持っていたはずの指輪を詰め込んだ袋がなかった。あれがないと話しにならない。ホセ達は屋敷へ戻ることにした。
街では警察がホセの妻シルビアに話しを聞いていた。シルビアは自分の息子が事件に関わっており尚且つホセと一緒にいると知ると慌てて彼らの跡を追った。その後を追うように二人の刑事もシルビアの後を追う。屋敷にもどったホセ達は中に忍び込み指輪を探した。運よく鞄を見つけたが同時に彼女達の正体を目にし捕まってしまう。そして魔女として生きる彼女達の恐ろしい計画を聞かされる。「母」なるものを復活させセルジオを生贄にするというのだ。食卓に縛られたホセ達。そこに次々と魔女達が集まってきた。彼女達は人間を食事にしパーティーをしようとしていた。そこにシルビアと二人の刑事が現れる。途端に大パニックになったパーティーに紛れホセ達はその場から逃げ出した。
結局ホセ以外の男達は捕まってしまい儀式が始まった。数えきれないほどの魔女が集まり歌い踊る中どこからか地響きのようなものが聞こえてくる。魔女達が「母」と呼ぶ者が復活したのだ。それは巨大なとてもおぞましい姿をした生き物だった。用意されていた場所に座ったそれの前にセルジオが置かれた。そしてセルジオはそれに丸飲みにされてしまう。しかしセルジオは傷一つないまま排泄された。母の体を通り抜ける、それが魔女達の言う儀式だった。安心しきった魔女達、このチャンスを待っていたのはエバだった。彼女はホセを追う内に彼に恋をしてしまっていた。そしてホセに協力し母に飛びかかった。驚きで姿をくらませた母だったが黙っていなかったのがエバの実の母親だった。「母」は消え激しく争う二人に魔女達はパニックになっていた。その隙に男達は逃げ出した。その後エバとホセは人間の世界で暮らすようになるが魔女はまだ何かを企むようにひっそりと生きていた。
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