モティの目覚めの紹介:2018年スイス映画。ユダヤ教において、シクサ(非ユダヤ人)と結婚することはご法度です。今まで母親の言うことを聞いて生きてきたモティですが、シクサを好きになり、自分の道を切り開こうともがく、ラブコメディ映画です。
監督:マイケル・シュタイナー 出演:ジョエル・バズマン(モティ)、ノミエ・シュミット(ローラ)、アーロン・アレンス(ヨッシ)、ウド・サメル(モティの父)、リナ・カリッシュ(ミハル)、ほか
映画「モティの目覚め」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「モティの目覚め」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
モティの目覚めの予告編 動画
映画「モティの目覚め」解説
この解説記事には映画「モティの目覚め」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
モティの目覚めのネタバレあらすじ:起
モティの家族はユダヤ教を信仰しています。モティも普段は黒い服と帽子をかぶり、ユダヤ人が行くお店で買い物をして過ごしていました。
ユダヤ教では、シダッハ(お見合い)をして、ユダヤ人同士で結婚することが良いとされています。モティの母ジュディットはシダッハに一生懸命で、次から次へとモティに女性を紹介します。
しかし、モティは好きな人と結婚したいと思っていました。実際に大学のまだしゃべったことのない同級生のローラのことが好きでした。しかし、ローラはシクサ(非ユダヤ人)なので、禁じられた恋でした。
そんなシダッハにやる気のない態度をとる息子に、ジュディットはご立腹でした。
モティの目覚めのネタバレあらすじ:承
ジュディットはまた新たにミハルという女性をモティに紹介します。話してみると、ミハルもシダッハにうんざりしていました。そして、ミハルとうまくいっていると見せかけて、母親たちを大人しくさせる作戦を2人で決行しようとします。
ユダヤ人はユダヤ人の店に行くというルールを破って、モティはユダヤ人らしくない眼鏡を買って髭を剃り、イメージチェンジをします。すると、大学でローラがモティの隣に座り、少し会話を交わすことができました。
ローラはイディッシュ語に興味があり、教えてほしいとモティを飲みに誘います。しかし、シクサと飲みに行くことはユダヤ教ではありえないことです。楽しいひと時を過ごしましたが、モティは「もう一緒に飲みに行くのは難しいかも」とローラに告げて別れます。
その後、ローラはフラミンゴというクラブでバイトをしていると教えてくれました。モティはそのクラブを訪れ、ローラと番号を交換することができました。
モティの目覚めのネタバレあらすじ:転
モティが「ミハルを気に入った」と言ってからジュディットは有頂天です。挙句の果てには、家族の食事会のときに勝手にミハルとの式の日取りを決められてしまいます。モティは結婚するなど一言も言っていません。
この「うまくいったと見せかけて母親たちを大人しくさせる作戦」は大失敗でした。モティは怒って、「ミハルとは結婚するフリをしただけで絶対に結婚しない。」と本当のことを告白します。ジュディットはショックのあまり気絶してしまいます。
そして後日、モティと両親はラビの助言をもらいに向かいます。ラビの助言は、イスラエルに行って恋に落ちることでした。その助言通りにモティはイスラエルへと向かいます。イスラエルで、モティはヤエルという女性と出会い、飲みに誘われます。
そしてヤエルと体の関係を持ちます。それをモティはジュディットに伝えると、ジュディットは怒り心頭です。しかし、そんなことは気にせず、モティはこの旅で自信が出てきたようで、旅に帰ってきてからはユダヤっぽい服装を極力辞めました。
モティの目覚めの結末
旅の後、モティはローラと会い、ホームパーティに誘われます。しかし、その日はミハルと友人のヨッシを交えた家族での安息日の食事会が予定されていました。
食事会当日、モティはローラのパーティーに行きたくてそわそわしています。ヨッシにも協力してもらい、安息日の食事会の途中、友達にレポートを届け忘れたという理由をつけて抜け出そうします。しかし、ジュディットに見つかり、モティはその友達のことが好きな同性愛者だと勘違いされます。
ショックを受けている母を横目に、モティはパーティー会場へと急ぎます。ローラに花束を渡し、2人の雰囲気はいい感です。そして、ローラと一夜をともにし、モティは初めて無断外泊をします。
朝起きると、ジュディットから18回も電話がかかってきていました。そこで、モティは母親にローラを紹介することにします。ジュディットはローラの前では普通にふるまいましたが、ローラが帰った瞬間に鬼の形相になります。そして、シクサと関係を持ったモティを勘当します。
モティはローラの元へ向かいますが、勘当された原因の一つがローラだったので、「私には重過ぎる。好きだけどまだ付き合う覚悟ができていない。」と言われてしまいます。モティはローラの元を去ります。
その後、ローラから電話がかかってくるも、モティはその電話に出るか出ないか。ここで映画の幕は閉じます。
以上、映画「モティの目覚め」のあらすじと結末でした。
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