タイタンの逆襲の紹介:2012年アメリカ映画。ギリシャ神話を基にしたアドベンチャー・ファンタジー映画『タイタンの戦い』(2010年公開)の続編です。前作の戦いから10年、全知全能の神ゼウスと人間との間に生まれた半神の英雄ペルセウスが、捕えられたゼウスを救い出しタイタンの王クロノスの復活を阻止するため新たな戦いに突入していきます。
監督:ジョナサン・リーベスマン 出演者:サム・ワーシントン(ペルセウス)、リーアム・ニーソン(ゼウス)、レイフ・ファインズ(ハデス)、トビー・ケベル(アゲノール)、ロザムンド・パイク(アンドロメダ)、ビル・ナイ(ヘパイストス)、ダニー・ヒューストン(ポセイドン)、エドガー・ラミレス(アレス)、ジョン・ベル(ヘレイオス)、リリー・ジェームズ(コリーナ)、アレハンドロ・ナランホ(マンティウス)、フレディー・ドラブル(アポロ)、キャスリン・カーペンター(アテナ)、シニード・キューザック(クレア)、アシエル・マカザガ(セロン)、スペンサー・ウィルディング(ミノタウロス)、マーティン・ベイフィール(サイクロプス)ほか
映画「タイタンの逆襲」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「タイタンの逆襲」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
タイタンの逆襲の予告編 動画
映画「タイタンの逆襲」解説
この解説記事には映画「タイタンの逆襲」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
タイタンの逆襲のネタバレあらすじ:起
全知全能の神ゼウス(リーアム・ニーソン)と人間の間に生まれた半神の英雄ペルセウス(サム・ワーシントン)が世界を揺るがす怪物クラーケンとの死闘を制してから10年。ペルセウスはゼウスから約束された神の座を断って人間として生きる道を選び、今では亡き妻イオとの間に生まれた10歳の息子ヘレイオス(ジョン・ベル)を男手ひとつで育てながら漁師として平穏に暮らしていました。
そんなある日、ペルセウスのもとにゼウスが直々に訪ねてきました。神々とタイタンとの争いが激化し、暴虐なるタイタンの王クロノスを封じていた冥府の迷宮タルタロスの扉が今にも開かんとしており、世界に危機が迫っているのでペルセウスに助けを求めにきたのですが、ペルセウスは「これは神々の問題だ」として一蹴、ゼウスの頼みを断りました。
ゼウスは息子のアレス(エドガー・ラミレス)、次兄のポセイドン(ダニー・ヒューストン)を連れて、かつての因縁のある長兄の冥界神ハデス(レイフ・ファインズ)に協力を求めましたが、ゼウスへの恨みを忘れていないハデスは密かにアレスと結託しており、ゼウスとポセイドンを叩きのめすとゼウスの武器“サンダーボルト”を奪ってしまいました。
タイタンの逆襲のネタバレあらすじ:承
遂にタルタロスの封印が解かれ、放たれた魔物・キメラはペルセウスの住む村を襲撃してきました。ペルセウスは勇敢に立ち向かってキメラを倒し、世話になっている老女クレア(シニード・キューザック)の勧めを受け、ヘレイオスを連れてオリンポスの神々の元に向かいました。ペルセウスは瀕死のポセイドンからハデスとアレスがクロノス側に寝返ったことを聞き、ゼウスを助けるため女王アンドロメダ(ロザムンド・パイク)の元にいる半神の息子アゲノール(トビー・ケベル)と組むよう言い残し、愛用の三つ叉の矛“トライデント”を託して息絶えました。ペルセウスはヘレイオスをクレアに預け、ペガサスに乗ってアンドロメダの元に向かいました。その頃、ハデスは捕えたゼウスに、不老不死の力を授けることを条件にクロノスと組んだことを明かしていました。
ペルセウスはアンドロメダの手引きで、王冠の宝石を盗もうとして捕らえられていたアゲノールと対面、サンダーボルトやトライデントといった神器の作り手である鍛冶の神ヘパイストス(ビル・ナイ)の居場所への道案内を依頼しました。最初は反抗的な態度を見せたアゲノールも依頼を引き受け、アンドロメダはアゲノールを釈放したうえで自らも軍を率いてペルセウスに同行することにしました。
タイタンの逆襲のネタバレあらすじ:転
ペルセウス一行はアゲノールの案内でヘパイストスのいるケール島に上陸しましたが、そこで三人の一つ目巨人サイクロプス(マーティン・ベイフィール)に襲われました。しかし、アゲノールがポセイドンの息子だと知ったサイクロプスは戦いを止め、ペルセウス一行をヘパイストスの元に案内しました。最初はペルセウスの頼みを断ったヘパイストスでしたが、低姿勢で懇願してきたアンドロメダの姿に妻アフロディーテの面影を重ね合わせ、自ら設計したタルタロスに秘密の抜け道を作っておいたことを伝えました。ペルセウス一行はヘパイストスの案内で抜け道を目指しましたが、途中でアレスが現れて襲い掛かり、アンドロメダの軍勢は壊滅させられてしまい、ヘパイストスは自ら囮となってペルセウスとアゲノール、アンドロメダをタルタロスに繋がる迷宮へ導き、アレスを引き留めて命を落としました。ペルセウスらは迷宮でミノタウロス(スペンサー・ウィルディング)の襲撃をかわし、ようやくタルタロスへと辿り着きました。
その頃、ハデスにまだ善の心が残っていることを悟ったゼウスは、ハデスに追放したことを謝罪したうえで自分を解放するよう呼びかけました。ところが、アレスが舞い戻って来てハデスと取っ組み合いになり、二人は揉み合いながら崖下へと転落していきました。
タイタンの逆襲の結末
ようやくゼウスの元に辿り着いたペルセウスは、トライデントと神の力でゼウスを助け出しました。アレスはゼウスの脱出を阻止しようとしましたが、ゼウスの側についたハデスに助けられました。途中でゼウスはアレスの放った“ハデスの槍”を背中に受けるものの、トライデントとハデスの槍の力でペルセウスらと共にアンドロメダ軍の拠点まで瞬間移動しました。
瀕死のゼウスは、まもなく復活するクロノスを倒すにはトライデント・ハデスの槍・サンダーボルトといった“三重の槍”しかないことを告げ、ペルセウスはアレスが持つサンダーボルトを奪還するためペガサスに乗ってアレスの神殿へと急ぎましたが、アレスはヘレイオスの身柄を拉致しており、ペルセウスはアレスの強大な力の前に苦戦を強いられました。
そして遂にクロノスは復活を遂げ、アンドロメダの軍勢は襲撃を受けました。一方、ハデスはゼウスの元に現れ、力を与えると兄弟で力を合わせる決意を固めました。ペルセウスは隙を突いてアレスを倒し、サンダーボルトを奪還すると、ゼウスとハデスのアシストを受けて三重の槍をクロノスに突き刺し、見事に勝利を収めました。
もはや余命わずかなゼウスは、力を正しきことに使えとペルセウスに告げて息を引き取り、ハデスはその場を去っていきました。ペルセウスはアンドロメダにキスをすると、ヘレイオスに漁師の生活には戻らないことを告げて剣を渡しました。
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