トリプルXの紹介:2002年アメリカ映画。「ワイルドスピード」1作目でコンビを組んだロブ・コーエン監督とヴィン・ディーゼルが立ち上げたスパイアクション映画の第1弾です。エクストリームスポーツのエキスパートであるザンダーがNSA(国家安全保障局)にその腕を見込まれ、エージェントとして活躍するストーリーです。
監督:ロブ・コーエン 出演者:ヴィン・ディーゼル(ザンダー・ケイジ)、サミュエル・L・ジャクソン(オーガスタス・ギボンズ)、アーシア・アルジェント(イレーナ)、ミヒャエル・ルーフ(トビー・リー・シェーバース)、マートン・チョーカシュ(ヨーギ)ほか
映画「トリプルX」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「トリプルX」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「トリプルX」解説
この解説記事には映画「トリプルX」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
トリプルXのネタバレあらすじ:起
ジェームズ・ボンドばりにタキシードを着込んだNSA(アメリカ国家安全保障局)のエージェント、マクグラス(トーマス・イアン・グリフィス)は、国際的犯罪組織「アナーキー99」の捜査のためドイツのロックバンド「ラムシュタイン」(本人)のライブ会場に潜入しますが、敵に発見され射殺されてしまいます。潜入作戦の失敗を受けたNSAエージェントのギボンズ(サミュエル・L・ジャクソン)は、新たなエージェントを雇い入れる決断をします。エクストリームスポーツのエキスパートで、首の後ろに「xXx」の大きなタトゥーを持つ男・サンダー・ケイジ(ヴィン・ディーゼル)は、インターネットで販売する違法ビデオ撮影にためにゲームやラップ規制を訴える上院議員ディック(トム・エヴェレット)の愛車シボレー・コルベットを盗み、ビデオカメラを括り付けて演説ぶりながら暴走、橋から落下させ自身はパラシュートで脱出しました。警察の目を逃れ、自宅で仲間たちとパーティーを催していたザンダーでしたが、突入してきた特殊部隊に麻酔銃を撃たれ、いずこへ連れ去られてしまいます。
トリプルXのネタバレあらすじ:承
ザンダーが目を覚ますと、そこは何の変哲もない喫茶店でした。そこに突然強盗が襲い掛かります。ザンダーは強盗が「演技」であることを見破りつつも撃退、その直後に再び麻酔銃を撃たれ、今度は飛行機に乗せられ、同乗していたチンピラと共にコロンビアのコカイン畑に落とされます。ザンダーはこれも芝居だと思っていましたが、対峙した相手は本物のマフィアでした。そのうちコロンビア政府軍も軍事介入し、ザンダーは両方の戦いに巻き込まれてしまいます。ザンダーはチンピラを助けるためにバイクを奪って敵陣に攻め入り、武装ヘリの集中砲火をかいくぐります。そこにギボンズが現れ、ザンダーに合格を与えるとNSAのエージェントとしてスカウトします。ザンダーは断りますが、ギボンズはザンダーの過去の犯罪歴を盾に脅し、無理やりザンダーを了承させ、任務を与えます。
トリプルXのネタバレあらすじ:転
ザンダーの初任務は、チェコにいる「アナーキー99」のボス・ヨーギ(マートン・チョーカシュ)に接触することでした。ちょうどヨーギの弟がザンダーのホームページの顧客だったこともあり、ザンダーは上手く組織に溶け込むことに成功します。一旦チェコの秘密警察に戻ったザンダーは、メカニックオタクのトビー(マイケル・ルーフ)から透視カメラや各種スパイ専用の秘密道具を受け取り、ヨーギのアジトである古城に入り込みます。そこでザンダーは、ヨーギの愛人であるイレーナ(アーシア・アルジェント)が組織を裏切ろうとしていることを知り、食事に誘うとうっかり自分の正体をばらしてしまいます。やがてヨーギもザンダーの正体に気付き、イレーナにザンダーの殺害を指示したため、最初は信じていなかったイレーナもようやく気付きます。ザンダーはアナーキー99の追っ手をかわしながら脱出しますが、ギボンズから告げられたのは解雇通告でした。しかし、イレーナを助けたいザンダーは、単独でアナーキー99のアジトに潜入します。
トリプルXの結末
潜入したアジトでは、アナーキー99は最新鋭潜水艇「エイハブ」と毒ガス兵器を完成させていました。このガスは水中では無害ですが、大気中では超が付く猛毒と化すものでした。ヨーギは開発者たちを口封じに抹殺すると、兵器を使って世界各地の都市を攻撃する計画を明らかにしました。ザンダーは追っ手に追われながらも脱出、イレーナに助けられます。イレーナの正体はロシアのスパイで、アナーキー99の内偵捜査をしていたのです。イレーナはアメリカへの亡命を条件にザンダーと手を組みます。ザンダーはチェコ警察やトビーに協力を求め、自身は爆弾で雪山を爆破して人工の雪崩を起こして敵の通信設備を破壊、スノーボードで敵陣に突入します。そこに警察もアジトになだれ込み、乱戦の末にザンダーは秘密兵器のミサイルを発射してヨーギ一味を倒し、アナーキー99を壊滅させます。しかし、その時既に「エイハブ」は発進しており、世界は危機に陥ります。ギボンズは空軍に「エイハブ」破壊を要請する一方、ザンダーとイレーナはトビーが用意したスポーツカーでプラハ市内の川を航行する「エイハブ」に先回りすると、ザンダーは単身で「エイハブ」に飛び乗り、毒ガス兵器を逆さまに取り付けると「エイハブ」を川に沈めて爆破させます。世界の危機は回避され、ザンダーは無事生還します。その後、イレーナと共に南の島でバカンスを楽しむザンダーの元に、ギボンズから正式採用の知らせが届きました。
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