イヤー・オブ・ザ・ドラゴンの紹介:1985年アメリカ映画。ニューヨークのチャイナタウンは、陰でマフィアが仕切り、警察や市とトラブルを起こさず、馴れ合いでやっていく体制がずっと続いていました。ベトナム帰還兵のスタンリーが警部として着任すると、マフィア潰しが始まりました。一方マフィア側も若いジョーイがボスにのし上がり、やがてスタンリーVSジョーイの戦いに発展しましたという内容の、チャイニーズマフィアと刑事の戦いを描いたアクション映画です。
監督:マイケル・チミノ 出演者:ミッキー・ローク(スタンリー・ホワイト)、ジョン・ローン(ジョーイ・タイ)、アリアーヌ・コイズミ(トレイシー・ズー)、ビクター・ウォン(ハリー・ヤン)、デニス・ダン(ハーバート・クォン)、レイモンド・J・バリー(ルイス・ブコウスキー)ほか
映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
イヤーオブザドラゴンの予告編 動画
映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」解説
この解説記事には映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
イヤーオブザドラゴンのネタバレあらすじ:起
春節を祝うチャイナタウンのレストランで、マフィアのボスのワンが刺殺されました。殺したのはロンの手下でした。チャイナタウンを仕切るワンの葬儀は盛大に行われていました。そこにスタンリーがやってきました。スタンリーはベトナム帰還兵の刑事で、チャイナタウンに警部として着任してきました。この場には、女性記者のトレーシーもいて、しつこいまでの取材とインタビューを続けていました。スタンリーは上司である部長のルイスに、マフィアを壊滅させると息巻いていました。しかしルイスはここに来たら昔からのルールに従って穏便に進めろと忠告しました。
手始めにスタンリーは賭博場に押し込み一暴れました。そして新しいボスのハリーに会いに行きました。部屋には長老たちと一緒に、若いジョーイがいました。ジョーイは殺されたワンの娘婿でした。昔通りにしろというハリーに対し、スタンリーはオレのやり方でやると言って出て行きました。
イヤーオブザドラゴンのネタバレあらすじ:承
スタンリーにはコニーという妻がいました。子供の居ないコニーは欲しがっていましたが、勝手気ままなスタンリーの言動に、喧嘩の絶えない毎日でした。スタンリーはトレーシーをハリーのレストランに誘いました。そこでマフィアを一掃したいから報道で手伝ってくれと言いました。その時二人の若者がマシンガンを乱射しながら入って来ました。スタンリーはトレーシーをかばいながら二人に銃弾を浴びせますが、二人は逃げました。
この事態に警察の本部長が、「観光客が大勢死んだ」とルイスとスタンリーを呼んで話しました。穏便にしたいルイスに対し、スタンリーはオレに任せてくれと言い、本部長も承認しました。ジョーイがレストランを襲撃した二人を見舞っていました。ジョーイの信頼する子分のロンの手下でした。そしてロンに二人を殺させました。ワンを殺させたのも、ハリーの店を襲撃させたのもジョーイでした。そしてジョーイは幹部会で、「ハリーがだらしない」と言って退陣を迫り、遂に自分がボスにのし上がりました。
イヤーオブザドラゴンのネタバレあらすじ:転
ジョーイはスタンリーと話をして、関係改善の話をし、買収しようとしました。しかしスタンリーはこれを蹴り、逆に警官たちに徹底的に取り締まれと指示しました。コニーとの約束を反故にしたスタンリーは、妻に追い出され、トレーシーの部屋に行き関係を持ちました。賭博場を取り締まった警官たちを見て、トレイシーは警察が宣戦布告をしたと報道しました。スタンリーは中国人のハーバートをジョーイの店の厨房に作業員として潜入させ、盗聴器を仕掛けさせました。
コニーと別れ話をしていたスタンリーの元へ殺し屋がやって来ました。スタンリーはかわしたものの、コニーは殺されました。その頃ジョーイはタイへ飛んで、ヘロインの取引をしていました。いい関係だったモーの首を刈り、その首を持ってヘロインを製造するバン・スンを脅し、利益のある取引を成功させました。帰ってきたジョーイに長老たちは、やり方が強引だと文句を言い始めました。しかし利益の配分の話になると従い、取引の話をすすめました。しかし盗聴されていると分かったジョーイは厨房に従業員を集めました。やがてハーバートは銃で射殺されました。
イヤーオブザドラゴンの結末
ハーバートを殺されたことで、スタンリーはジョーイをディスコで見つけ、襲い掛かりました。しかし二人の女殺し屋に銃撃され、ジョーイに逃げられました。トレイシーにも危険が迫っていました。部屋に帰ったトレイシーは3人の若者にレイプされました。トレイシーからこの話を聞いたスタンリーでしたが、この時ブルックリンへの転勤辞令が出ていました。それでもスタンリーは一人でジョーイの取引場所の埠頭へ乗り込みました。
ジョーイの乗った車を停車させ、撃ち合いになり、ジョーイの用心棒が死にました。一人逃げるジョーイでしたが、スタンリーが追いつめ、銃弾を数発見舞いました。とどめを刺そうとした時、ジョーイが銃を貸せと言って、自分の喉を撃って自殺しました。チャイナタウンではジョーイの葬儀が盛大に行われていました。一方のスタンリーは解任されていました。トレイシーはマイクをもち、何も変わっていないチャイナタウンを報道しました。スタンリーはトレイシーにチャイナタウンでうまく暮らす方法を教えてくれと話しました。
以上、映画「イヤー・オブ・ザ・ドラゴン」のあらすじと結末でした。
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