相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿の紹介:2009年日本映画。テレビ朝日にて放送中ドラマ『相棒』シリーズの脇役である米沢守を主人公としたスピンオフ作品。2008年に製作された「相棒ー劇場版ー 絶体絶命! 42.195km 東京ビッグシティマラソン」のスピンオフ小説を原作にした作品。
監督:長谷部安春 出演:六角精児(米沢守)、萩原聖人(相原誠)、市川染五郎(天野達之)、紺野まひる(真鍋知子/米沢知子)、片桐はいり(高橋早苗)、ほか
映画「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」解説
この解説記事には映画「相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿のネタバレあらすじ:起
東京ビッグシティマラソンでの映像をチェックしていた鑑識の米沢守はその参加者の中にかつて別れた自身の妻、米沢知子の姿を発見しました。彼女の住所を調べた米沢は、同時に彼女の苗字が米沢から真鍋に変わっていることに気付きます。彼女の家に訪問しようとしましたが、断念しました。その数日後、彼女は自宅で死体となって発見されました。鑑識として捜査に参加する米沢は、彼女の死体を検分している内に自身の妻とは別人かもしれないという可能性に気付きます。遺書と服毒している事から、警察は自殺として断定している中、米沢は彼女の毛髪を採取し、血液型を調べました。すると、自身の妻とは異なる事から、死んでいた女性は妻とは別の人物だと分かり安堵します。
相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿のネタバレあらすじ:承
翌日、米沢の元に所轄の刑事相原誠が尋ねます。彼は死んだ真鍋知子の元旦那であり、米沢が彼女について調べていた事を知り尋ねてきたのです。元妻の死を自殺ではなく殺人だと考えている相原は渋る米沢を巻き込み、強引に捜査を始めます。まず彼女の勤め先である青少年防犯協会 を調べ始めたのですが、自殺を否定する様な手がかりは見つかりませんでした。翌日、米沢は刑事部長から圧力を受けます。青少年防犯協会は警察の天下り先であり、その理事長から抗議の電話があったと。相原にも同じ圧力がかかっていたのですが、彼は理事長に直接抗議するといい始めます。この様に猪突猛進に突き進む相原に巻き込まれる形で、米沢も事件に深く関わっていきます。
相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿のネタバレあらすじ:転
相原と米沢は真鍋知子のアパートを再度調べます。そこで、盗聴器を発見します。そして、米沢は角田課長からの情報で、真鍋知子が服毒した青酸カリがネット購入したものであり、販売していた男の情報を手に入れます。そこから、真鍋知子が注文したメールを見つけるのですが、10グラム買った毒を9グラム私書籍として、1グラムを自宅に配送しているという点に疑惑を感じます。自殺ではないという確信が募る一方、犯人の手がかりはない。その中、米沢は青少年防犯協会の理事長室に真鍋知子の部屋に仕掛けられた盗聴器と同じものが仕掛けられている事に気付きます。新しい事実が浮かびます。真鍋知子が横領していたという事実です。その記録が残された通帳には真鍋知子の指紋が残されていました。しかし、鑑識である米沢が調べる事で、それが死後につけられたものであると判明します。二人はこの事から、彼女は横領の事実に気付き、口封じとして殺されたと考えたのですが、銀行の防犯カメラから、彼女が入金している姿が発見されてしまいました。
相棒シリーズ 鑑識・米沢守の事件簿の結末:結
手詰まりに近づいた彼等は、ある策を胸に、再び青少年防犯協会の理事長室に向かいます。関係者が集まる中、真鍋知子が他殺であると論じます。その根拠の一つである遺書について、日記の一部を切り取ったものであり、日記は犯人が既に処分したと語ります。しかし、同じ内容のブログを真鍋知子が書いていた事からそれが分かったと。その言葉に、自分もそれを読んだ、と発言した人物がいました。米沢はその人物の前で、ブログの話は真っ赤な嘘であるといい、日記の内容を知っているのは、処分した犯人しか居ないと告げます。こうして、米沢と相原が仕掛けた罠は犯人を見事に捕え、事件は解決を見ました。その後、真鍋知子の日記が見つかり、相原に返されたのですが、そこには別れた彼と復縁したいという想いが綴られていました。事件が無事解決した事を、特命係の杉下右京と亀山薫の二人に伝える米沢は、詳しく聞きたいという杉下達に一連の出来事を語り始めるのでした。こうして映画の幕は閉じます。
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