惨劇館 夢子の紹介:2001年日本映画。予知夢が見える夢子が、男に女の子が殺される夢を探偵の竹中と解明しようとしている時、妹の月子の同級生の愛子が失踪します。殺されたのは愛子かもしれないと調べていると、愛子は彼氏の部屋にいました。それと同時に、妹の月子が死体で発見されます。夢子は竹中に頼み込み、月子を殺した犯人を調べ始めますが・・・という内容の地下室に閉じ込めた息子が成長し殺人鬼になるというアメリカンホラーテイストの作品です。
監督:久保山努 出演者:美波(奥矢夢子)、小沢和義(竹中平吉)、貫地谷しほり(奥矢月子)、さとうこうじ(松田浩明)、児島美ゆき(奥矢道代)、諏訪太朗(松田末男)、上野なつひ(松田愛子)ほか
映画「惨劇館 夢子」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「惨劇館 夢子」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「惨劇館 夢子」解説
この解説記事には映画「惨劇館 夢子」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
惨劇館 夢子のネタバレあらすじ:起
予知夢が見える夢子は、最近女の子が男に殺される夢と、少女が母親から虐待をされる夢をよく見えます。マンションのエレベーターで乗り合わせた女の子を見た時、虐待の夢がよぎります。家に帰ってこの話を妹の月子と母の道代に言っても信じてくれません。
嫁子は朝、学校へ行く前に児童相談所に「上の階の東野さんの子供が虐待をうけています」と電話を入れます。学校から帰った夢子に、道代が「上の階の東野さんち、娘に虐待していたんだって、早くわかってよかったね」と話します。
それを聞いた夢子は、もう一つの女の子が殺される夢を解決しようと、夢に出てくる”松田の表札の大きな家、風車小屋、竹中平吉という探偵の名刺”を探しはじめます。やがて、夢の中の名刺から竹中を見つけ出します。竹中に、女の子が殺される予知夢の事を話し、夢の中で竹中を知ったという事を伝えると、夢の中の手掛かりを説明します。最初は信じてなかった竹中も「わかったよ、探してみるよ」と言ってくれます。
惨劇館 夢子のネタバレあらすじ:承
しばらくして竹中から電話が入り会いに行くと「松田の家と、廃墟はわかった」と言って夢子を連れていきます。そこは廃墟となった病院で、中に入ると夢で見た光景ながら場所は特定できません。そして竹中は「松田の家に行った時、娘の愛子が5日前から失踪したからと調査依頼を受けた」と話します。
話を聞くうち、歳から考えて、妹の月子が知っているかもしれないと思った夢子が聞いてみます。月子は「愛子は嫌いだ、身勝手でわがままで」と言って真剣に話を聞きません。そこで夢子は「愛子の彼氏とか誰かに電話で聞いてよ」と言うと、月子はしぶしぶ友人に電話をし、捜索願が出ている事と、新しい彼氏の名前を聞きだし、それを竹中に教えます。
竹中が男の部屋を訪ねると、予想通り愛子がいて連れ戻します。そのころ夢子と道代は帰ってこない月子を待っています。竹中から電話が入り「愛子はいたよ」と話を聞いた時、夢で殺される女の子が月子であるとわかります。夢子の思った通り、病院の廃墟で月子の死体が発見されると、刑事は夢子と竹中を疑いはじめます。
惨劇館 夢子のネタバレあらすじ:転
夢子は道代から月子の入学資金の貯金200万円を借り、竹中に渡すと「これで月子を殺した犯人を捜してよ」と言います。竹中は「わかった」と言いながら、松田家の設計図を見せます。「これを入手したんだが、消してある間取りがある。もしかしたら倉庫の下に地下室があるかもしれない。これから松田家に愛子調査の報酬を受け取りに行くから見て来る」と言うと、夢子が「私も行きたい、夢の手掛かりがあるかもしれない」と言います。
竹中は夢子をアシスタントとして連れていきます。竹中が夢子の父・末男と話していると、「トイレに行く」と夢子が部屋を出ます。夢子が倉庫に向かうと、愛子の母親が何かやっています。母親が出て行くと、夢子は地下室の入り口を見つけ降りて行きます。
松田家を出た二人、夢子は竹中に「地下室の中に変な男がいた。あの男が夢の中の男だ」と言います。竹中は先走りする夢子にストップをかけます。そのころ松田家では男が母親に暴行を振るっています。夢子は月子が愛子と松田家に入っていく夢を見ます。
惨劇館 夢子の結末
竹中が松田家の地下室に潜入すると、月子の写真が壁いっぱいに貼られた奇妙な光景を目の当たりにします。そこへ愛子が入ってくると「あんたもお兄ちゃんに殺されるよ。お兄ちゃんは3歳の時、お父さんにナイフで首を切られたの。でも死んでなくて、地下室に入れて死んだことにしたの」と言います。
そこへ兄・浩明が戻って来ます。夢子に竹中からメールが入り、急いで松田家の地下室へ向かいます。しかし愛子が竹中の携帯から送ったもので、愛子は「竹中はお兄ちゃんと遊んでいる。私のお兄ちゃんよ」と紹介すると夢の男が出てきます。浩明は愛子の首をナイフで刺して殺します。
月子は逃げます。途中で縛られた竹中を見つけますが「早く逃げろ」と言われます。やがて浩明に追い込まれると、殴り倒されます。竹中がやってきて、浩明と格闘していると、父・末男がやってきます。
末男は「おれがお前を化け物にした、終わりにしよう」と言って浩明を射殺したのです。その後、銃声が聞こえます。張り込んでいた刑事が地下室へ乗り込むと、浩明と末男が並んで死んでいました。
以上、映画「惨劇館 夢子」のあらすじと結末でした。
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