絶対領域の紹介：2014年日本映画。引きこもりの青年とアイドルをしている少女との青春ラブストーリー。ネットを中心に活動している3人組アイドルユニット「絶対領域」。そのグループのセンターを務めている川島ミオは、引きこもりの青年・片山マサキと出会います。アイドルとファンという境界線を超えてしまった二人。しかしある事件がきっかけで、「絶対領域」は解散となり…。
監督：堀内博志 出演：大野未来（川島ミオ）、平牧仁（片山マサキ）、池田ショコラ（川崎ユキナ）、吉田未來（梨木リサ）、ほか
映画「絶対領域」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「絶対領域」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
作品紹介・キャスト
映画「絶対領域」解説
この解説記事には映画「絶対領域」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
絶対領域のネタバレあらすじ：起
ネットに『アイドル募集』とあり、それを見つけた川島ミオ（大野未来）は直感で応募することにします。以前からアイドルに興味があったわけではないミオですが、その時実家で色々とあり、現実逃避のために面接を受けることにしました。すると見事合格したミオは、川崎ユキナ(池田ショコラ)や梨木リサ(吉田未來)とアイドルユニット「絶対領域」を結成します。
ミオがセンターをつとめる「絶対領域」は、ネットをメインに活動。ファンからのプレゼントがたくさん届くようになるなど、自分たちを応援してくれるファンが増加していくさまを実感してミオたちは喜びに溢れていました。その中に、“モモ”という名の女の子からのファンレターを見つけるミオ。女の子のファンからの手紙は珍しく、ミオは大喜びします。
ある日の帰り道、誰かにつけられている気がするミオは、急いで家に帰りました。家の中にいても誰かに見られている気がして、怖くなったミオは彼氏に電話を掛けます。しかし彼が携帯に出ることはなく、ミオは一人で怯えながら朝を待つのでした。
そんな中、会場でライブをすることになったミオたち。会場には引きこもりの青年・片山マサキ（平牧仁）の姿がありました。彼はミオが会場から出てくるのを外で待って、出てきたところを「あのー…」と声をかけます。何も言わずにモジモジするマサキが怖くなったミオが家へと走って帰ると、部屋には彼氏が待っていました。ミオが帰ったにも関わらず、漫画ばかり読んでいる彼氏。ミオは不満に思います。
絶対領域のネタバレあらすじ：承
グッズが売り出されるようになり喜んでいたミオたちでしたが、ある日グッズ販売の社長からミオは目をつけられてしまいます。その日は何もなかったミオですが、帰り道にまたもやマサキが待っており、ミオは急いで家へと帰りました。
彼氏に電話を掛けてもつながらず、いつも自分勝手に会いに来る彼氏に嫌気がさしたミオは、彼と別れることにします。一方、ミオの家を突き止めたマサキは、手紙を直接彼女の家のポストへ投函するようになっていました。この頃にはミオは、“モモ”という名の女の子は存在せず、マサキが書いているとわかります。
後日、グッズ会社の社長と関係を持ったミオは、何もかも嫌になり、自分の太ももをハサミで刺してしまいました。怪我をしてアイドル活動がしばらくできなくなったミオを心配したマサキが、家まで食料を運ぶようになります。この頃にはマサキはミオに少しずつ話ができるようになり、二人の間柄はアイドルとファンとの関係から大きく前進するのでした。
グッズ会社の社長のせいでミオが傷ついたことを知ったマサキは、社長を殴って事件を起こしてしまいます。このことで「絶対領域」は解散。ずっと枕営業に耐えてたリサは、ミオに「あんたのせいだからね！」と怒りをぶつけ、三人は喧嘩別れをしてしまいました。
絶対領域のネタバレあらすじ：転
それからのミオは、定食屋で働き始めます。目標もなく、ただただ毎日が過ぎていく日々に息がつまりそうになるミオ。そんなある日、偶然元マネージャーが定食屋の前を通りかかり、一緒に食事に行くことにしました。ユキナやリサは、すでに他の道にすすでいることを知り、ミオは複雑な心境になります。
その後、ミオは元マネージャからポールダンスを見に行こうと誘われました。一人の女性がステージでポールダンスを披露し、その姿にミオは感動。店を出たミオは、この日がユキナの誕生日だったことを思い出し、久しぶりに彼女に電話を掛けることにします。
すると電話越しに元彼の声を聞こえて、ショックを受けるミオ。その直後、元マネージャーから体で金を稼がないかと持ち掛けられていたミオは、電話ではっきりと断るのでした。
絶対領域の結末
ポールダンスに魅せられたミオは、ポールダンサーを目指して練習を開始します。しかしなかなかうまくいきません。それでもあきらめないミオは、体重を落としどんどん自分を追い込むのでした。
一方、事件を起こしたマサキは、精神病を患う人たちの施設に入っていました。ミオのことを忘れられず、苦悩の日々が続きます。そんな時にミオから手紙が届きました。『解散したのは、あなたのせいではないよ。』と書かれており、ミオがポールダンサーを目指していることも記されていました。それを読んだマサキは、施設を黙って飛び出します。その後、マサキの行方は誰もわからないのでした。
ミオがポールダンサーとしてデビューする日、たくさんのアイドル時代のファンが集まってくれました。ダンスを披露したミオは、人前で踊ることの楽しさを思い出します。ポールダンスの本場である海外へ行くことを決めたミオは、それからは英語を猛勉強しました。部屋を引き払いスーツケースに荷物をまとめたミオは、マサキからの手紙をそっとスーツケースにしまうのでした。
以上、映画「絶対領域」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する