デスペラードの紹介:1995年アメリカ映画。その男ギターケースを片手にはある男を探していた。探している男は犯罪組織のボスで、その先々で大立ち回りが演じられ、多大な損失でそのボスは頭を抱えていた。ギターケースの男は過去に、恋人をそのボスに殺された恨みを晴らそうとしていた。しかしこの二人には、もっと深刻な因縁があった。マリアッチシリーズの2作目。前作を遥かに超えるガンアクションが全編に渡るアクション映画。
監督:ロバート・ロドリゲス 出演者:エル・マリアッチ(アントニオ・バンデラス)、カロリーナ(サルマ・ハエック)、ブチョ(ジョアキム・デ・アルメイダ)、バーテンダー(チーチ・マリン)、ブシェミ(スティーヴ・ブシェミ)、カンパ(カルロス・ガラルドー)、キーノ(アルバート・ミッシェル・Jr)、ナバハス(ダニー・トレホ)、集金人(クエンティン・タランティーノ)
映画「デスペラード」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「デスペラード」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「デスペラード」解説
この解説記事には映画「デスペラード」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
デスペラードのネタバレあらすじ:第1幕
ならず者が集まる酒場に一人の余所者が現れ、北の町にある酒場で起きた事件を語り始めます。その北の町の酒場にギターケースを持った男が現れ、ある男、ブチョを探していると言っていました。その男がその名前を出すと、その店のならず者全てが武器を取り出し酒場全体を巻き込む銃撃戦となり、一人生き残ったギターの男は、悠然と店を去って行ったという事でした。バーテンダーはその話に深い興味を示しました。その男の特徴を聞き出そうとすると、話をしていたその余所者ブシュミは、そそくさと店を後にします。その昔マリアッチが一人居ました。その男はある犯罪組織に恋人を殺され、左手を撃たれ、ギター弾きとしての生命を断たれたのでした。店を出たブシュミは、ギターケースを持った一人の男、元マリアッチと接触し、酒場で話をした事を報告します。その時の反応で、この町にブチョがいる事を彼は確信したようでした。その店も、事件が起きた北の町の酒場も、同じ犯罪組織の隠れ蓑でした。ブチョはその組織の隠れ蓑でした。酒場では、女性の観光客一行が店の応対に文句をつけ、外に出て行く所でした。それと入れ替わりに別組織から来た男達が集金に来ます。町に辿り着いたマリアッチは、店の前で様子を伺います。その時、ギターを盗もうとした少年が居ました。少年の盗みを咎め、彼の境遇に同情したようにギターを教えます。その内口の軽そうな一人がくだらないジョークで場を盛り上げようとします。バーテンダーはその間に彼らの素性を確認し終わると、もう一人の男を射殺し、ジョークを言った男を裏の集金所に通します。そしてまたも入れ替わりにマリアッチが店に入ってきました。店は、ギターケースを持った男の到来に緊張が高ぶります。バーテンダーは店に居る仲間達にマリアッチのギターケースを調べさせます。ケースの中身はギターに見えました。しかし、仕掛けが悪く、ギターに偽装したケースの蓋が開いてしまい、その下に山程仕込まれた武器が見付かってしまいます。
デスペラードのネタバレあらすじ:第2幕
最初話がしたいだけだと宥めたマリアッチですが、結局店を巻き込む銃撃戦となってしまいました。銃撃戦が始まると裏にもそれはすぐに伝わり、仲間と勘違いされた集金人は撃ち殺されてしまいます。銃撃戦を征したマリアッチは、伝言を残し店を出ます。そして集金人を撃ち殺した男はマリアッチを追いました。町を急ぎ歩くマリアッチですが、その背後には酒場から追ってきた男が付け狙っています。マリアッチの目の前に魅力的な女性が通り過ぎます。その女性に目を奪われた隙を突いて、男はマリアッチに襲い掛かりました。マリアッチは銃弾を受けますが、何とか男を返り討ちにしますが、そこで気を失ってしまいます。惨劇の酒場にブチョがやってきます。伝言を読み、狙いが自分だと知ったブチョは手下に町の捜索を徹底させます。マリアッチが気が付くと、そこはカロリーナの経営する本屋でした。カロリーナは自分を庇ってくれたと思ったマリアッチを治療します。マリアッチの他にもナイフを持った怪しげな男が町をうろつき始めます。ブチョは新しく手に入れた防弾リムジンを部下達に貸し出し、暗殺者を排除させに向かわせました。治療を終えたマリアッチは、教会を訪れていました。その懺悔室でブシュミと今後を話し合うと、彼はマリアッチに同情しつつも血の海を撒き散らす事に厭き厭きしたともう降りると言い出しました。マリアッチは慌ててブシュミを引き止めようと通りに出た彼を追います。
ブチョにコロンビアの組織からの通達で、一連の騒動を治める為に殺し屋を派遣したとの連絡も受けていました。部下が誤認すると問題になるので慌てて連絡をつけようとしますが、リムジンの車載電話の番号を誰も知りませんでした。
デスペラードのネタバレあらすじ:第3幕
ブシュミを引き止めようと説得するマリアッチに、新たな刺客が牙を剥きます。彼の武器は投げナイフで、そのナイフの一本がブシュミに突き刺さります。命を落としたブシュミを気遣う余裕もなく、連続でナイフは投じられ、マリアッチは窮地に陥ります。そこにブチョの部下達が現れ、ナイフ使いを一連の事件の主犯だと勘違いし、銃撃戦を展開します。そして、ナイフ使いを殺し、彼を成果として死体を持ち帰りました。コロンビアの組織と連絡を取っていた所に部下達が戻り、成果を強調します。しかし、その相手が誤認だと判り、ブチョの苛立ちは更に募り、自ら町に出て捜索を始めます。重傷を負ったマリアッチは、ギターの少年と再開します。ギターの少年は父親の命令でギターを何処かの誰かと交換していました。マリアッチが成り行きでそのギターを奪い、壊すと、その中には麻薬が仕込まれていて、少年は運び屋にされている事を知ります。マリアッチがそれを咎めると、カロリーナもブチョの仲間で、同じ事をしていると告げられました。カロリーナの店に戻り彼女をなじるマリアッチですが、生活の為仕方が無い選択だと言い返されます。その金で蓄えも作っていましたが、マリアッチを匿ったので駄目だろうと溜息を吐きます。それでも彼女は彼の傷を診てやりました。そこにブチョがやってきます。カロリーナは何か様子を伺いに来たような彼からマリアッチを庇ってやり過ごしました。マリアッチとカロリーナはお互いの同情が惹き合い、二人は愛し合います。二人がベッドの中で過ごしていると、そこにブチョの手下が忍び寄ってきました。マリアッチはカロリーナを連れて逃げ出し、襲ってきたブチョの部下を撃退します。その代償にカロリーナは店を燃やされ失いました。二人がベッドの中で過ごしていると、そこにブチョの手下が忍び寄ってきました。マリアッチはカロリーナを連れて逃げ出し、襲ってきたブチョの部下を撃退します。その代償にカロリーナは店を燃やされ失いました。その惨状を視察するためにブチョが来ていました。屋上に潜んでいたマリアッチは千際一隅のチャンスにそこから狙撃を試みます。しかし、ブチョの顔を見た瞬間、マリアッチは銃を降ろしてしまいました。それを責めるカロリーナを連れて、マリアッチはその場を後にしました。
デスペラードの結末
ブチョの怒りと焦りは頂点に達し、手下に早くマリアッチを殺してくるよう叱咤します。何かに悩むマリアッチは、カロリーナに自分の過去を語ります。カロリーナはマリアッチがブチョを殺さなかった理由を聞きますが、答えませんでした。マリアッチはカロリーナだけでも逃がそうとしますが、金は店と一緒に燃えてしまい、彼女にとっても最早、ブチョを殺すしか生き延びる術がありません。マリアッチは組織と全面戦争をする為、仲間、カンパとキーノを呼び寄せます。二人はマリアッチよりギターケースを持って町に現れ、マリアッチと合流します。それを嗅ぎ付けたかのようにブチョの部下達も集まってきて、町外れは戦場と化しました。カンパとキーノは、各々ギターケースに仕込んだマシンガンとロケットランチャーで対抗しますが多勢に無勢、惜しくも二人とも倒れしまいます。この銃撃戦の最中、ギターの少年が巻き込まれ傷を追ってしまいます。この銃撃戦も征したマリアッチは、急ぎ病院に行きます。少年も巻き込んでしまった事に悔いを感じたようなマリアッチは、全てに片を付けるべく、ブチョの屋敷に乗り込みます。ブチョは部下達にマリアッチを囲ませますが、彼の顔を見て酷く驚きます。それもその筈、マリアッチはブチョの弟でした。ブチョはマリアッチを責め、マリアッチはブチョをなじります。ブチョは、部下を殺された精算にカロリーナを殺そうとします。そしはマリアッチは銃を抜き、カロリーナを守り、恋人の敵を討つのでした。マリアッチは少年を見舞います。少年の傷はさほど深くなく、少年は回復すればギターも弾けるようでした。少年をその父親に託し病室を出ます。彼は、病室の外に居たカロリーナにいずれ礼を言うといって病院を後にします。カロリーナは道を歩くマリアッチを車で拾い、ケースを捨てた彼と共に去って行きます。が、マリアッチは思い直したようにすぐに戻ってケースを拾い、何処かへと去って行きました。彼の波乱はまだまだ続くかのようです。
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