モンスターズ・インクの紹介:2001年アメリカ。ディズニー・ピクサーのCGアニメ映画。人間の子供の悲鳴をエネルギーに変換し、生活をするモンスターの世界。そこでは、子供は危険な存在と恐れられていましたが、ひょんなことから人間の子供が紛れ込んでしまいます。サリーとマイクは、無事に女の子を帰すことができるのでしょうか。
監督:ビート・ドクター 出演:サリー(ジョン・グッドマン/石塚英彦)、マイク(ビリー・クリスタル/田中裕二)、ブー(メアリー・ギブス/井上愛里)、ランドール(スティーブ・ブシェミ/青山穣)、ウォーターヌース(ジェームズ・コバーン/大平透)ほか
映画「モンスターズインク」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「モンスターズインク」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
モンスターズ・インクの予告編 動画
映画「モンスターズインク」解説
この解説記事には映画「モンスターズインク」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
モンスターズインクのネタバレあらすじ:モンスターズインクとナンバーワンコンビ
モンスターの世界の一番大きな会社が、モンスターズインクです。この会社では、人間の子供部屋に繋がるドアから侵入し、子供を怖がらせます。その悲鳴をエネルギーに変換し、モンスターの世界中にエネルギーを提供しています。その会社の中で、一番の怖がらせ屋として尊敬されているのが、ジェームズ・P・サリバン、通称サリーです。そして、サリーの相棒マイク・ワゾウスキのコンビは、会社でナンバーワンコンビとして有名でした。しかし、最近ではテレビゲームなどの普及で、怖がらない子供が増えてしまい、エネルギー不足が懸念されていました。
モンスターズインクのネタバレあらすじ:危険な人間の子供の侵入者
ある日、マイクは恋人のセリアの誕生日を祝うために、デートに出かけます。サリーは、マイクの代わりにレポートを提出しに営業後のモンスターズインクに残りますが、そこで、ランドールが子供部屋のドアを使っているのに気がつきます。ドアを開けてみますが、ランドールも子供もいません。不思議に思っていると、しっぽに違和感を感じ、振り返ってみると、人間の子供がくっついていました。モンスターの世界では、人間の子供は危険とされ、触られたら消毒しなければならないほどの存在です。サリーは、大慌てで子供部屋に帰そうとしますが、くっついて離れず、ドアも片付けられてしまいます。そこで、サリーは、女の子を隠しながらマイクのいる店に押し掛けますが、女の子の存在がバレてしまい、逃げて行きます。
モンスターズインクのネタバレあらすじ:計画と陰謀と妨害
自分たちの部屋に戻ってきたマイクは、女の子を連れてきたサリーに激怒し、女の子を怖がります。しかし、徐々にサリーは女の子に慣れていき、「ブー」と名付けます。そして、彼女を人間の世界へ戻すため、モンスターズ・インクに連れていく計画を立てます。2人は、ブーにモンスターの着ぐるみを着せ、会社に連れて行きます。しかし、人間の女の子が現れたという記事で、サリーとマイクが現場に居合わせたことを知るモンスター達に、次々声をかけられてしまいます。ブーは、一人でうろうろしてしまい、嫌いながらもマイクが面倒を見ていました。そこで2人は、ある機械を発見します。それは、ランドールが作った子供から強制的に悲鳴を吸収する装置でした。2人は、ランドールのことをウォーターヌース社長に告発しますが、ランドールに命令をしていたのは社長でした。そのため、2人はブーと引き離され、雪山に追放されてしまいます。
モンスターズインクの結末:救出と別れ
雪山に送られてしまったマイクとサリーですが、別のドアを見つけることができ、いろいろなドアをくぐりながら、会社へと戻ってきます。ブーを救出した2人ですが、ランドールに追われ、たくさんのドアの中で逃げ続けます。そこで、ブーと協力してランドールをドアにくぐらせ、そのドアを破壊し追放してしまいます。そして、マイクが研修室にウォーターヌースを誘い出し、陰謀を喋らせます。「会社の利益のためなら何人でも子供を誘拐してやる」と詰め寄るウォーターヌースですが、その会話は全て、会社内に流されており、彼は子供検閲局に逮捕されて行きました。ブーは、無事に人間界に帰され、ドアは壊されます。サリーは思い出にと、ひとかけらだけ持ち帰りました。そして、サリーはモンスターズ・インクの新たな社長となり、業務を変化させます。彼はブーとの冒険の中で、子供の悲鳴よりも笑い声のほうが、エネルギー変換が大幅にしやすいことを知り、怖がらせやではなく、笑わせやの業務をさせ、会社を立て直しました。マイクがトップの笑わせやとなり、活躍をします。そしてある日、サリーは、マイクに呼び出されます。そこには、粉々になったはずのブーの部屋に繋がるドアがありました。実は、マイクが全てのピースを集め、つなぎ直したのです。サリーが持っていた、最後の1ピースをはめると、2人はブーと再会することができました。
以上、映画「モンスターズ・インク」のあらすじと結末でした。
「モンスターズインク」感想・レビュー
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エネルギーを作るには、人間の子供を怖がらせて、悲鳴をあげてもらわなければなりません。つまりモンスターたちには怖さのスキルが求められるのです。ブーを人間界に帰したあと笑い声をエネルギーにしようと決まりましたが、私も悲鳴より笑い声のほうがいいなと思いました。
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恐ろしいはずのモンスターたちのコミカルな姿が可愛らしい映画ですね。マイクとサリーのデコボココンビが笑わせてくれたりほっこりさせてくれたりと何度見ても楽しい映画です。また日本語吹き替え版の石塚英彦さん&田中裕二さんの声がキャラクターにピッタリ。芸能人が声優演ったときにはがっかりということが多い中、このお二人に限っては素晴らしい吹き替えを演じてくれていると思いますね。今やこの二人以外に考えられませんね。
ブーが本当にかわいらしく、見ていてほっこりする映画です。日本だと小さい子供は親と一緒に寝ますが、外国だと赤ちゃんの頃から部屋が別だったりするので、そういう事情も知りながら見るとより楽しめるのかなと思いました。ところどころ日本にまつわるシーンが出てくるのもうれしいです。ドアの収納庫のシーンは一瞬でぞわぞわと鳥肌が立ちました。サリーの一歩一本の毛の動きなど、細かいディテールにもこだわったアニメーションだと感じます。