オブリビオンの紹介:2013年アメリカ映画。新鋭の監督ジョセフ コシンスキーによる壮大なSF作品。トム クルーズが操縦するポッドは実際に作られたことが話題になりました。エイリアンの侵略で破壊された地球、人類は他の惑星に移住し、その後の荒廃した地球を舞台に監視のために地球に残る主人公を待ち受ける運命とは。
監督:ジョセフ・コシンスキー 出演:トム・クルーズ、モーガン・フリーマン、オルガ・キュリレンコ、メリッサ・レオ、アンドレア・ライズブローほか
映画「オブリビオン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「オブリビオン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
オブリビオンの予告編 動画
映画「オブリビオン」解説
この解説記事には映画「オブリビオン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
オブリビオンのネタバレあらすじ:崩壊した地球
現代のニューヨークで、ジャックはある女性に見つめられます。時代は変わり、地球は崩壊したころに移ります。地球はすでにスカヴスというエイリアンに攻撃され、廃墟となっていました。人類はエイリアンと戦争を行い、かろうじて勝利しましたが、月を破壊されてしまいます。その後地球では大変動が起こり、人類が住めない星へと変化、人類は地球のはるか上空に巨大衛星を築き、土星の衛星であるタイタンへの移住計画を進めていました。
オブリビオンのネタバレあらすじ:整備士 ジャック
2077年、ジャックは地球に残り、整備士として上空のワークタワーにて生活をしています。なぜか彼の記憶は5年前に消え去っており、昔の出来事も覚えていません。ジャックとともにいるのが、ビクトリアという女性で、彼女もジャックと同じく記憶を消されていました。彼らは司令官であるサリーに命令されながら、地球をエイリアンから守るための偵察についていたのでした。ジャックはあと2週間で衛星に帰る予定でいました。しかし、毎夜にエンパイアステートビルで女性と会う夢を見るため、そのことで悩んでいました。ジャックは偵察ポッドを修理すると、偵察に向かいます。ある程度飛行した時点で、彼の秘密の場所へ降り立ちます。その場所とは、一件の小屋があり、昔ながらのレコードがあり、人間の生活にふさわしい場所でした。彼はそこで思いにふけ、また偵察に向かいます。彼は図書館跡に降り立ち、そこでスカヴスの残党に襲われますが、ドローンが銃撃をし、殺します。
オブリビオンのネタバレあらすじ:謎の女性
ある日、大爆発が起き、ジャックはすぐさま現場へ急行します。そこには爆発で大破した宇宙船が横たわっており、そして冬眠カプセルにはジャックが夢に見た女性が眠っていました。彼女の名前はジュリアといい、彼は介抱のために連れて帰ります。次第に意識が回復する彼女に、彼らはエイリアンのことなどを教えます。ジャックは宇宙船の墜落地点に行き、レコードを回収しようとしますが、そこで覆面の男たちに襲われます。ジャックが目を覚ますと彼の周りには多くのレジスタンスが立っていました。
オブリビオンのネタバレあらすじ:衝撃の真実
レジスタンスのリーダーであるマルコムは、ジャックに対して君は騙されていると言います。彼が言うには、戦争が起こったことはなく、すべてが作り話であり、スカヴスというエイリアンもないと言います。そんなとき、ドローンが人間を攻撃、ジャックはジュリアを連れて逃げます。彼らはエンパイアステートビルの場所へ行くと、ジュリアが彼の妻であると告げます。驚くジャックですが、毎晩の夢の意味がわかり、納得をします。
オブリビオンのネタバレあらすじ:AIとドローン
ジャック達がタワーに戻ると、ビクトリアが入り口を遮断、サリーに対して完璧な関係性でないと告げます。その後、ドローンはビクトリアを殺害してしまいます。ジャックはその場所から逃げ、他の生存者のいるタワーへ向かいますが、そこにはジャックと同じく姿をした人間がおり、ジャックは彼と戦います。その過程でジュリアが負傷を負い、別のタワーへ行くと別のビクトリアを発見します。彼らはクローンでした。ジャック達はクローンに見つからないようにジュリアのための薬を見つけると、マルコムのもとへ戻ります。そこでマルコムは、ジャックに衝撃的な話をします。ジャックは2018年の宇宙飛行士であり、今のジャックはクローンであること、巨大衛星に人間は住んでいなく、衛星はエイリアンが地球侵略のために気づいたAIであり、地球侵略のためにジャックのクローンを作り、攻撃をしたというのです。ジャックは衝撃を受け、盗んだドローンに核弾頭を乗せ、衛星を破壊することにしました。しかし、ドローンがマルコムの基地を襲撃、多くの人命が失われます。盗んだドローンも損傷を受けて動かなくなります。
オブリビオンの結末:自己犠牲
最後の手段として、ジャック自ら核弾頭を取り、衛星に行くことになりました。宇宙船に乗った彼は、レコーダーから、自分の声を聞きます。2018年に地球を出発したジャック達は、土星のタイタンへ向かう途中、巨大衛星の軌道にのってしまい、ジャックは乗組員をカプセルに乗せ、地球の軌道上へ発射、ジャックとビクトリアは宇宙船ごと衛星に捕まったことがわかります。彼はサリーの誘導の中、衛星の内部へと進みます。そしてジュリアのカプセルを開けようとすると、そこにはマルコムがいました。サリーと思っていたものも、ただの四面体による人工知能だったことが判明します。ジャックとマルコムは、自身を犠牲にして核弾頭を起動させます。衛星は大爆発を起こし、中にいたすべてのクローンが消滅します。3年後、ジュリアはあの小屋でジャックの娘とともに暮らしていました。そこへジャックのクローンが来ます。ジュリアとジャックは微笑みあいます。
以上、映画オブリビオンのあらすじと結末でした。
「オブリビオン」感想・レビュー
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異星人との戦争で荒廃した地球の映像と主人公ジャックハーパーの生活する家や飛行機、武器などのデザインが美しい。サウンドトラックを手がけるM83の音楽も合わさって、これまで見たことがない独特の美しいSF映画に仕上がっている。ストーリーも伏線をしっかり回収し、最後まで目を離せない仕上がりになっている。SF好きだけでなく、メカデザイン好きにも必見だ。
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本編は本職レビュアーにお任せすることにして、エンディング曲まで見た感想を。綺麗に曲が挿入されて、子どもの頃に映画を見終わった時の感動を思い出した。久しぶりにエンディング曲を聴いて、言葉の意味はよーわからんけど、懐かしい気持ちに背中ゾクッっとした。この映画好き。
人類が居なくなった地球で、黙々と仕事をするジャックとビクトリア。ストーリー中盤では、一体何人のジャックとビクトリアが存在するのだろうと想像してしまい、不気味さを通り越し少々笑ってしまいました。ジャックの元恋人が現れたり、危険区域に入ってはいけない本当の理由が分かってきたりするに従い、次第に事の真相が見えてくる。実はこうでした!というサプライズ感があって良いです。