007 サンダーボール作戦の紹介:1965年イギリス作品。007シリーズ4作目。シリーズで初めて水中の格闘戦を取り入れた作品で、アカデミー賞視覚効果賞を受賞するなど、世界で大ヒットを記録する映画となりました。
監督:テレンス・ヤング 出演:ショーン・コネリー(ボンド役)、クロディーヌ・オージュ(ボンドガール)、アドルフォ・チェリ、バーナード・リーほか
映画「007 サンダーボール作戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「007 サンダーボール作戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「007 サンダーボール作戦」解説
この解説記事には映画「007 サンダーボール作戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
007 サンダーボール作戦のネタバレあらすじ:葬式での戦い
ボンドはスペクターのNo.6の大佐であるジャック ボーヴァーの葬式で、彼が未亡人に変装して逃走するところを目撃し、彼を追い、戦いの末に殺します。
ボンドの上司、Mは彼に療養を進め、ボンドはクリニックへ行きます。そこで多くの刺客が彼を襲おうとします。
007 サンダーボール作戦のネタバレあらすじ:核爆弾の行方
療養所で、NATOのパイロット、ダヴァール少佐の遺体を見つけます。その死体を使い、スペクターはNATOの爆撃機を奪い、搭載されていた核爆弾を盗むという行為が行われていたのです。
Mはすぐさまボンドに解決をするように言います。大金を渡さなければアメリカとイギリスの主要都市に核攻撃を仕掛けるというスペクターの脅迫がなされたからです。
007 サンダーボール作戦のネタバレあらすじ:ラルゴの船に潜入
ボンドは、核爆弾の位置をカリブ海の島、バハマへ飛びます。スペクターに一切の権限が与えられたラルゴと呼ばれる人物に巧みに接近しながら、核爆弾のありかを探します。フィリックスライターとQに会ったボンドは、Qから装備一式を渡されます。
ボンドは、ラルゴの愛人であるドミノを味方につけ、ボンドは敵の船に潜入すると、核爆弾が輸送されているところを目撃します。そして、ドミノの情報により、ラルゴがマイアミビーチを破壊しようとする計画を知ります。
007 サンダーボール作戦の結末:水中での激闘
フィリックスライターは、マイアミビーチ一帯を、アメリカ海軍のsealsのパラシュート部隊に攻撃させるよう要請します。スペクターとアメリカ海軍の海中での戦いが起こり、ラルゴはボートで逃走、しかしそのボートにはボンドとドミノが乗っており、ボンドはラルゴと戦います。
ボンドとドミノはボートから脱出すると、ボートは爆発し、ラルゴは死亡します。ボンド達は、アメリカ海軍により救出されます。
以上、映画007 サンダーボール作戦のあらすじと結末でした。
私は一連の『007』シリーズの中で本作が一番のお気に入りです。初代ジェームズ・ボンドであるショーン・コネリーの魅力が画面一杯に溢れていますので。個人的には三代目のロジャー・ムーアが一番ボンド役に適していると思うのですけど。でももはや全作品の名前を思い出すに一苦労するほど数が増えた今日においてさえも、おそらく人気ランキングという点では上位に位置を占める作品のはずなのです。世界的な犯罪結社が英国空軍に偽物となるエージェントを送り込み、核爆弾を強奪し、英国政府を脅迫する。すごい話です。現実には核兵器には様々な安全装置が施されているので、当然起爆に関しても暗号コードが必要だと思いますから、運搬途中から強奪してもそれが即爆発という強迫のタネになるということは考えにくいと思います。しかし、空に海に、そして陸の上での激しいアクションシーンの数々は観客を虜にしたことは間違いないですね。とても要素の多い映像の数々でしたから。私は大詰めの水中格闘のシーンが一番好きです。本作の公開と同時期に売り出されたプラモデルをウィンドウの外から眩しく見ていたことを今でもよく覚えているのです。それだけ魅力的な潜水器具であり、水中銃にもアクアラングにも憧れを抱きました。コネリー氏は体力的にきついから後にシリーズを降板したらしいのですが、いわゆる大人の事情により本家本元(元祖の俳優が出演しているにもかかわらず)とは別の系統とされる『ネバーセイ・ネバーアゲイン』で実に久々の復帰を果たされた時は思わず拍手喝采をしていました。内容に関してはもちろん前作の方が良かったのですがね。それはともかく巨大な悪の犯罪組織に立ち向かう英国の諜報部員として颯爽と活躍姿はシリーズでも屈指ですよね。初代の魅力を改めて見直してもらいたいです。