映画「10×10 テン・バイ・テン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
10×10 テン・バイ・テンの紹介：2018年イギリス映画。花屋の店主のキャシーを拉致監禁したルイスは、キャシーから、本人しか知りえない真実を聞き出そうとしますが、暴れるキャシーとその都度もみ合いになり、怪我をしました。ルイスは何を聞き出そうとしているのか、キャシーは何を知っているのか、正しいのはどっちなのか…など先の読めないスリラー作品です。
監督：スージー・ユーイング 出演者：ルーク・エヴァンス（ルイス）、ケリー・ライリー（キャシー/ナタリー）、オリヴィア・チェネリー （アラーナ）、ノーマ・ディクシット（アロンドラ）ほか
この解説記事には映画「10×10 テン・バイ・テン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ルイスは、花屋の店主キャシーを向かいのレストランからずっと見ていました。キャシーが車で外出するとルイスも車に乗って追いました。ジムに通うキャシーがジムから出てきた時、キャシーを襲って自分の車のトランクに押し込み、人里離れた自宅の、10フィート四方の狭い密室に放り込みました。
叫ぶキャシーにルイスは「防音設計で、自分が作ったから無駄だ」と言いました。キャシーはルイスに「金をあげるから解放して」と頼みますが、ルイスは聞きませんでした。
食事の準備をして部屋に戻ると、キャシーがいきなりルイスに蹴りを入れ、さらに花瓶で頭を殴り、リビングのほうへ逃げました。包丁で足の結束バンドを切り、バッグからスマホを取り出しますが、圏外でした。銃を持ったルイスが追ってきて、再び部屋に監禁して話をしようと「名前を言え」と言うと、「キャシーだ」と言いました。
家政婦のアロンドラが帰って、散乱したリビングを片付けようとしましたが、ルイスは自分がやると言って追い出しました。そして部屋に入り、名前を言わせて、経歴を話させました。
するとルイスは銃を構えて、「本当の事を言え」と怒鳴りました。名前はキャシーだと言うと、頭の横の壁に発砲し、「正直に言わないと殺す」と言いました。キャシーは実は妹の名前で、父親が妹の友達と浮気をして家を出たことから首つり自殺していました。「本当の名前はナタリーで、看護を専攻していた」と言いました。話はこれで終わり、ルイスは赤ん坊の頃のサマーの動画を見ていました。
その頃、ナタリーは部屋に携帯の電波があることを見つけ、警察に電話しました。ルイスは動画の中で死んだ妻のスマホが鳴るのを見て、ナタリーのスマホがなくなっていることに気づきました。
再び部屋に行ったルイスは、ナタリーを殺すとばかり銃口を向けました。すると「全部話す」と言いました。ナタリーのいた病院はオール・ヘンジェルス病院でした。この病院では3人の不審死があり、当時3人を担当していたナタリーは疑われ、事情聴取を受けていました。しかし証拠は見つからず釈放されました。
そこでルイスは「お前が妻のアラーナ殺したことは知っている、全て話せ」と言いました。するとナタリー以外の二人の話をしました。それぞれ家族には言えない事情をナタリーに話をしていました。不倫とか重婚などでした。ルイスは「アラーナの話をしろ！」と怒鳴りました。
アラーナの死体には結婚指輪がなく、血液からドラッグが検出されていました。するとナタリーは「アラーナは不倫相手が見舞いに来たついでに、ホテルでSEXしていたから指輪をはずしていた」と言い、さらに「相手の男からもアラーナの性癖を沢山聞いた」と言いました。家族を裏切る行為が理由で、殺したのでした。
愕然としたルイスは、車で湖まで出ました。警察の尋問を受けますが、何もなく帰されました。リビングでアラーナの動画を見ていると、スマホが鳴っても出ないアラーナを見て、ナタリーの話が本当かもしれないと思い始めました。
再び部屋に行ったルイスに、割れたタイルを持ったナタリーが首元を刺しました。そしてルイスを殺すためリビングで包丁を取り出すと、銃を持ったルイスが追って来てもみ合いになり、ナタリーが銃を取り上げました。
そこへ、アロンドラがサマーを連れて帰って来ました。ナタリーはアロンドラを射殺し、サマーを人質にとりました。サマーがナタリーに噛みつき、その隙にルイスが銃でナタリーを撃ち、サマーを助けました。
車で逃げようとした時、ナタリーが起き上がり銃を構えますが、弾がありませんでした。ルイスがナタリーを突き飛ばすと、ガレージのゲートがナタリーの上に落ちて倒れました。サマーと抱き合うルイスのところへ、パトカーがやって来ました。
以上、映画「10×10 テン・バイ・テン」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する