ホース・ソルジャーの紹介:2017年アメリカ映画。2011年9月11日の直後、米陸軍特殊部隊のミッチ・ネルソン大尉は最も危険な対テロ戦争の最前線に志願し、特殊作戦の隊長に任命された。アフガニスタンへ乗り込んだのは、わずか12人。反タリバンの地元勢力を率いるドスタム将軍を支援し、テロ集団の拠点マザリシャリフを制圧するのだ。ドスタム将軍の兵200人に対して敵の数は5万人。さらに、険しい山岳地帯での戦いのため渡されたのは、ほとんど誰も乗ったことのない馬。全世界を震撼させたアメリカ同時多発テロから17年。最高機密として長年封印全貌を描く。
監督:ニコライ・フルシー 出演:クリス・ヘムズワース(ミッチ・ネルソン大尉)、マイケル・シャノン(ハル・スペンサー准尉)、マイケル・ペーニャ(サム・ディラー)、ナヴィド・ネガーバン(ドスタム将軍)、トレヴァンテ・ローズ(ベン・マイロ)、ジェフ・スタルツ(ショーン・コファーズ)、サッド・ラッキンビル(バーン・マイケルズ)、ロブ・リグル(パワーズ中佐)、ウィリアム・フィクトナー(マルホランド大佐)、エルサ・パタキ(ジーン・ネルソン)、ほか
映画「ホース・ソルジャー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ホース・ソルジャー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ホース・ソルジャーの予告編 動画
映画「ホース・ソルジャー」解説
この解説記事には映画「ホース・ソルジャー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ホース・ソルジャーのネタバレあらすじ:起
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロ勃発。ミッチ・ネルソンは妻と幼い娘のために願い出た陸軍の内勤転属が認められ、新居への引っ越しの最中にこのニュースを見ました。新しい人生の始まりのはずだったこの日、ネルソンにとって、そしてアメリカにとっても新たな戦いの始まりとなったのです。ネルソンは現場に復帰するために軍部へと走ります。大尉を欠いたチームの仲間たちはネルソンの復帰を歓迎してくれ、すぐさま現場へいくことが認められました。
ホース・ソルジャーのネタバレあらすじ:承
10月16日、ミッチ・ネルソン大尉が率いる陸軍特殊部隊が、ウズベキスタンに到着しました。現地対策本部では作戦が練られているところでした。2年もの間、ネルソンと訓練を共にしてきた12人の部下たちは、テロ首謀者のビンラディンとタリバンへの最初の反撃を志願しています。ネルソンは頼りにしているスペンサー准尉を連れてマルホランド大佐の面談を受けました。大佐より聞かされた国からの指令は、反タリバンである北部同盟のドスタム将軍がテロ集団の拠点であるアフガニスタン北部の都市マザリシャリフ(通称マザール)を制圧するのを、空爆を駆使して支援すること。大佐が要求する6週間という期限に対し、「3週間で」と返すネルソン。11月半ばには雪のため山道が封鎖されることを知っての答えでした。ネルソンには実践経験がありませんが、前例のない戦場では全員がゼロからのスタートと胸を張ります。こうして彼のチームは実行部隊の一番手に選ばれました。スペンサーは死を覚悟しますが、ネルソンは「誰一人失わない」と力強く断言するのでした。
ホース・ソルジャーのネタバレあらすじ:転
チームは現地の案内をするCIA工作員より、北部同盟はドスタム、アタ、モハケタの3つの軍閥に分かれていて、互いに敵対して殺し合っていることを聞かされます。翌日現れたドスタム将軍は、ひと目でネルソンに人を殺した経験がないことを見抜いて見せました。しかしネルソンはひるみません。米軍の戦力が必要なドスタム将軍は渋々ネルソンを受け入れますが、ネルソンに馬を駆使した戦いを強要します。牧場育ちのネルソン以外、乗馬体験すらほぼゼロ。この戦法にチーム全員が驚きを隠さずにいます。でも選択肢はありません。さらに将軍は、タリバンがネルソンらの命に10万ドルの懸賞金をかけていることを告げるのでした。ネルソンは度胸あるディラーを筆頭に騎馬隊を組み、将軍に従い険しい山に挑みます。将軍は激しい銃撃戦の中、真っ先に最前線へと飛びこむネルソンの勇気と、優れた統率力に次第に一目置き始めていきます。10日間が経ち、タリバンによって将軍の家族を殺された村を奪還した時には、2人の心は通い始めていました。
ホース・ソルジャーの結末
山岳地帯で音信不通が続く中、本部ではマルホランド大佐が痺れを切らし、同じく北部同盟でドスタム将軍のライバルであるアタの隊に米陸軍の他チームの派遣を決定しました。それを知った将軍はマザールを目前にして、アタと共には戦えないと戦闘から降りてしまうのです。ネルソンは「たとえ命を失っても、今やめればまたテロが繰り返される」と、自分たちだけでも戦いに行くと覚悟します。20日目、ついにマザール直前のターンギー峠の決戦が始まりました。僅か12人の騎馬隊。対峙するのは最新ミサイルや戦車を備え、死恐れないアルカイダの外人部隊もいるタリバン勢。矢のように降る爆撃の中ネルソン部隊は馬を走らせ片っ端から銃撃していきますが、次々と現れる敵に力尽きそうになります。そこに現れたのはドスタム将軍率いる部隊でした。一気に形勢逆転、ネルソン部隊に追い詰められて逃げようとするタリバン幹部は将軍の手によって射殺されました。ついに戦いが終わりました。アタと握手するドスタム将軍。ネルソン率いるチームの極秘任務は誰1人欠けることなく全員帰還し見事に成功を収めました。こうして同時多発テロが起こったワールドトレードセンター前には馬に乗る兵士のモニュメントが建てられたのでした。
以上、ホース・ソルジャーのあらすじと結末でした。
記憶にもまだ新しい9.11事件。今でもあの時のニュ-スおぼえています。まさかこんな事実があったなんて事は映画見るまで知らなかったので、身近なだけに考えさせられました。そしてアメリカのスケ-ルの大きさも目のあたりにさせられた映画です。戦争、テロというあってはならない事だけど、国のため国民の為に命を懸けて戦う男達。家族や愛する人への想いを胸に…。まさかの人数で戦いに挑む兵士達。だれもが絶望を感じたと思います。でも諦めない心と国境を越えた友情。あまり戦争の映画は好きではないのですが、この映画は別です。観終わった後もジ-ンときます。