映画「ラッシュ プライドと友情」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラッシュ プライドと友情の紹介：2013年アメリカ,ドイツ,イギリス映画。F1史上でも劇的な最終戦決戦となった1976年のチャンピオンシップの争いを、ニキ・ラウダ、ジェームズ・ハントという二人の対照的なドライバーの敵対心と絆を中心に描いた実話を題材にしたドラマ。
監督 ：ロン・ハワード 出演：クリス・ヘムズワース（ジェームズ・ハント）、ダニエル・ブリュール（ニキ・ラウダ）、オリヴィア・ワイルド（スージー・ミラー）、アレクサンドラ・マリア・ララ（マルレーヌ）、ピエルフランチェスコ・ファヴィーノ（クレイ・レガッツォーニ）、クリスチャン・マッケイ（ヘスケス卿）ほか
この解説記事には映画「ラッシュ プライドと友情」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
動物的な感性とガッツでのし上がってきたイギリス人ドライバー、ジェームズ・ハント。資産家の息子ではあるが親に反対され、自ら資金を集めて理論的な走りで実績を重ねてきたニキ・ラウダ。全く交わることのない行き方をしてきた二人が、下位カテゴリーからライバルとして競い合う仲となった。そして二人はモータースポーツの頂点F1を舞台にチャンピオンを争うライバルとして日々向かい合うようになる。
ハントはイギリスのマクラーレン、ラウダはイタリアのフェラーリ、共に負けることの許されない環境の中に置かれることになり、やがてお互いに憎悪を覚えるほどの激しく火花を散らす戦いを続ける。そんな生活の中でもハントは酒と女とドラッグで恐怖を忘れながら戦い、ラウダは逆に常にコースや天候など状況を研究し冷静に戦っていく。
そして1976年、雨の中強行された西ドイツグランプリのレース中ラウダは事故からの火災で命の危機にさらされる。全身にやけどを負いながらも、テレビ中継で勝ち続けていくハントの姿を見ながら、ラウダは懸命に治療に励み、顔面に極度のやけど跡を残しながらも数レースのブランクで再起する。するとまだ、視力も完全に戻らない中での復帰に記者会見では執拗な質問がラウダに浴びせられる。中でも、顔のやけどによって夫婦生活に支障はないのか？と言った興味本位の質問が問いかけられるがラウダは冷静にジョークで返す。だが、会見を後ろで見ていたハントは、その記者をトイレに引きずり込んで殴りつけてしまう。
そこから再び二人の熾烈なチャンピオン争いが始まり、決着はついに最終戦の日本グランプリにもつれ込み、ラウダとハントのどちらか前でゴールしたものがチャンピオンとなることとなった。決勝は大雨の中のスタートとなってしまい、ラウダはスタートから数周で自らリタイアしてしまう。その後、出遅れをリカバーしたハントが年間チャンピオンとなる。雨の中危険を顧みず走り抜いたハントと、大事故から復帰して苦しみながら戦ったが、最後は自らの判断でリタイアしたラウダのどちらが真のプロなのか？という問いを観ているものに問いかけるエンディングとなる。
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