13ゴーストの紹介:2001年アメリカ/カナダ映画。1960年に制作された「13ゴースト」のリメイク版。愛妻を火事で亡くしたアーサーは、家を失い狭いアパートで娘のキャシーと息子のボビー、そして家政婦のマギーと暮らしていた。そこへ、叔父の遺産の豪邸を相続する話が舞い込む。早速、屋敷を見に家族と家政婦、案内役の不動産会社ベンと共に訪れる。その豪邸には世にも恐ろしい恐怖が待っていた。
監督:スティーヴ・ベック 出演:トニー・シャルーブ、エンベス・デイヴィッツ、マシュー・リラード、シャノン・エリザベス、F・マーリー・エイブラハムほか
映画「13ゴースト(2001年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「13ゴースト(2001年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「13ゴースト(2001年)」解説
この解説記事には映画「13ゴースト(2001年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
13ゴースト(2001年)のネタバレあらすじ【始まり】
大富豪のサイラスは「過去も未来も見通す力を得る」に、12体のゴーストを集めていた。最後の1体は車のスクラップ場におり一番凶悪な「破壊者」という名の連続殺人鬼の霊だ。サイラスに雇われた隊員達が霊を捕まえる為に、化学装置を設置し、特別な捕獲用の檻「キューブ」をセットしていく。サイラスに無理やり連れてこられた霊能力者デニスは、「呪文と13番目のゴーストが居なければ企みは失敗する」と忠告するが、サイラスは聞く耳を持たず「破壊者」を探させる。「破壊者」をおびき寄せる為に、化学装置で音を出し、トラックで大量の血を撒き散らします。姿を現した「破壊者」は凄まじい力と霊的パワーで、隊員たちは次から次へと殺されてしまい、やっとの思いでキューブに追い詰め「破壊者」を捕えることに成功したが、サイラスも巻き込まれ亡くなってしまう。
13ゴースト(2001年)のネタバレあらすじ【悪魔の誘い】
半年前に不慮の火事で妻を亡くしたばかりのアーサーは、2人の子供と家政婦のボビーと共に狭いアパートでひっそり暮らしていた。そこに叔父でもあった大富豪のサイラスから、甥にあたるアーサーに遺産相続として豪邸を貰って欲しいという話が舞い込む。見せられたサイラスからのビデオによる画像遺言書には、「再会しよう、あの世でな」と意味深な言葉で締めくくられていた。その話を持ってきたのもサイラスに金で雇われた、不動産を管理する弁護士のベンであった。
13ゴースト(2001年)のネタバレあらすじ【恐怖のハウス】
早速、話を持ってきた案内人のベンと家族3人と家政婦のボビーと共に譲り受ける豪邸を見に行く事となる。そこで、電気工事技師に変装した霊能者のデニスと出会い、全員で豪邸の中に入る。豪邸は全面ガラス張りで、ガラスにはラテン語で呪文のような文字が書かれていた。異様な豪邸に不信感を抱いたアーサーであったが、子供達とボビーは大はしゃぎするのであった。だがそのハウスには、捕えられた12体の霊が地下に閉じ込められていた。電気工事技師を装って地下を調べていたデニスは12体の霊の存在に気づき、アーサーに自分の正体を明かし「すぐ、この家から逃げ出そう」と説得する。始めから全て知っていた案内人のベンは慌てて報酬が入っているアタッシュケースを取りに地下へと向かうが、アタッシュケースを手に取った事で屋敷の装置がゆっくりと作動し、霊達が閉じ込められているキューブの扉も開いてしまう。扉が開いた事により最初の霊が外に出てきて、追い詰められたベンは鋭利なガラスの自動ドアに挟まれ体を切断されて死んでしまう。
13ゴースト(2001年)のネタバレあらすじ【12体の霊たち】
・跡取り息子で、頭に矢が刺さった少年の霊「跡取り息子」
・トルソ下半身と首が切り落とされた霊「トルソ(胴)」
・絞殺の後のネクタイが首に巻きついたままのドレス姿の少女の霊「呪縛の女」
・身体の半分が火傷の痕に包まれた夫人の霊「悲しむ妻」
・スタジアムジャンパーを着た若者の霊「無念の王子」
・全身に切り傷がある裸の女性の霊「怒りの女王」
・晒し台にかけられた女性の霊「巡礼の女」
・おむつを履き、前掛けをした肥満体系の大男の霊「巨大児と陰惨な母」
・巨大児の実母で小人症の女性の霊「巨大児と陰惨な母」
・全身に釘を打たれた黒人の霊「ハンマー」
・頭に檻を被せられた霊「ジャッカル」
・身長2メートル超えの大柄な霊「破壊者」
13ゴースト(2001年)のネタバレあらすじ【動き出したら止まらない】
ついにキューブの扉が開かれ、次々と凶暴な霊達がフロアを徘徊しアーサー達を襲い始まる。そんな中、4番目の霊「悲しむ妻」が火事で亡くなった自分の妻である事が分かったアーサーは愕然とするのだった。その中でも一番の凶暴者であるタチの悪い「ハンマー」と「破壊者」の容赦ない攻撃に苦戦する。しかしそれだけではなく、突然現れたサイラスの愛人カリーナは呪文のテープと魔術書を死んだはずのサイラスの霊に渡す為にやって来た。サイラスの霊が装置を作動させた事で、部屋の中央に置かれた霊を集める装置が作動し、呪文のテープのせいで霊達が12宮の装置に集まり始めます。デニスから妻が火災で亡くなったのは、事故ではなくサイエンスによる「純粋な愛を持つゴーストを得る為だった」事を聞かされ、全てサイラスに仕組まれた事に気づく。そして、13体目の霊が自分である事も知ってしまう。
13ゴースト(2001年)のネタバレあらすじ【最後の戦い】
呪縛から解き放たれた霊達が中央の装置に集まり始めていた、「オキュラス(地獄の目)が現れ、過去も未来も見通す力を得る」為にサイラスが作り上げた装置を止めるには「失意の男」である13体目の霊になるであろうアーサーだけである。装置の中央には、娘のキャシーと息子のボビーの姿があり、その周りは複雑にカッターが回っており飛び込むのは自殺行為だったが、デニスの言葉であった「オキュラリスが現れるのを絶対に止めるべきだ」を思い出し勇気を出して円の中に飛び込む。しかし、12体の霊達はどんどん中央の装置にあつまってくる。
13ゴースト(2001年)のネタバレあらすじ【霊達の反逆】
その時カリーナに襲われ気を失っていたマギーが意識を取り戻し、装置を動かしている制御装置をめちゃくちゃに壊してくれたため、呪文のテープのリズムが狂い始め霊達が中央装置から去っていく。ゴースト達は散々弄んだサイラスを、装置のカッターに放り込みバラバラにし復讐するのだった。装置のゴーストを弄んだサイラスは、自由になったゴーストによって、中央のカッターに放り込まれバラバラにされる。呪縛から解放された11体の霊達は何処かへと去っていった。そして最後の「悲しむ妻」の霊がアーサーの前に現れ、生前のままの笑顔で「愛しているわ」と最後の別れを告げて、幸せそうな顏で光に包まれて消えていくのであった。
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