200本のたばこの紹介:1998年アメリカ映画。大晦日のニューヨークを舞台に新年を共に祝うパートナーを探そうと集まってきた若者達。複数の男女が織りなす恋愛模様を軽妙なテンポで描いた恋愛群像劇です。ベン・アフレックやクリスティーナ・リッチ、ケイシー・アフレックやケイト・ハドソンなど豪華俳優陣の共演が話題になりました。80年代のファッションや音楽も楽しめる映画です。
監督:リサ・ブラモン・ガルシア 出演者:ケイト・ハドソン(シンディ)、ベン・アフレック(バーテンダー)、ケイシー・アフレック(トム)、クリスティーナ・リッチ(ヴァル)、ポール・ラッド(ケヴィン)、コートニー・ラヴ(ルーシー)ほか
映画「200本のたばこ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「200本のたばこ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「200本のたばこ」解説
この解説記事には映画「200本のたばこ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
200本のたばこのネタバレあらすじ:起
1981年の大晦日。ニューヨークの街にはニューイヤーを祝おうと沢山の若者達が集まってきます。パーティーを主催するモニカは自宅で友人のヒラリーとともに来客の到着を待っていますが、誰も姿を見せる気配がありません。モニカは帰りたがるヒラリーに元カレのエリックを紹介すると言って彼女をなんとか引き留めようとします。彼女にフラれたばかりのケヴィンは女友達のルーシーからモニカのパーティーに参加しようと誘われたものの気乗りしていません。二人はひとまずバーで一杯飲むことにしますが、ルーシーがバーテンダーを気に入ってしまい、彼もパーティーに誘います。同じ店にモニカの元カレエリックが現在の恋人ブリジットと彼女の友人ケイトリンとともに飲みに来ていました。エリックはモニカのパーティーに二人を誘いますが、エリックの元カノの主催するパーティーだと知った二人は興ざめし、エリックは見事に振られてしまいます。
200本のたばこのネタバレあらすじ:承
今日が二回目のデートとなるシンディとジャックのカップルも同じバーにやってきますが、ドジなシンディは物を壊したり一人で大騒ぎ、ジャックを辟易させます。しかしシンディにはじめて関係を持った男性だと告白されたジャックは俄然彼女に興味を持ち始めます。モニカの従妹でティーンエイジャーのヴァルもまたパーティーに招待され、友人のステフィとともにロンコンコマという町からニューヨークに出てきたところです。しかし肝心のモニカの自宅が見つからず、二人は街を彷徨い始めます。ロッカーの青年トムとデイヴにナンパされた二人はとりあえずバーで一緒にお酒を楽しみ始めます。ルーシーは軽いノリで互いに相手がいないならば寝てもいいとケヴィンを誘います。二人はカフェのトイレでセックスしようとしますが、そこにタイミング悪くケヴィンの元カノであるエリーが入ってきてしまいます。言い訳しようとするケヴィンですが、エリーは二人を罵り店を出ていきます。エリーとの復縁に僅かな期待を寄せていたケヴィンはルーシーを責めはじめ、二人は喧嘩別れしてしまいます。モニカの家にやってきたエリックは彼女に振られたことを愚痴り始め、モニカはうんざりながらもエリックに口説かれ再び二人の仲が再燃しそうになります。しかしそこに外出していたヒラリーが戻ってきて、エリックは今度はヒラリーを口説き始めます。
200本のたばこのネタバレあらすじ:転
ブリジットとケイトリンはバーテンダーを誘って一緒に飲み始めますが、クールな見た目とは裏腹に堅実な性格のバーテンダーとの会話は弾みません。二人はバーテンダーとの会話を切り上げタクシーに乗り込みます。ケヴィンはルーシーに謝りに行き、さっきの続きをしないかと彼女を誘います。二人はカフェのトイレで再びセックスをしようとしますが、土壇場になってルーシーが尻込みしてしまいます。ルーシーはケヴィンに恋愛感情を抱き始めていますが、鈍感なケヴィンはまだ気づいていません。ルーシーはケヴィンを置いて店を出ていきます。ジャックはシンディの名前を間違って呼んでしまい、傷ついたシンディは別れを告げ、一人タクシーに乗り込みます。ブリジットとケイトリンは新年を一緒に過ごす相手が見つからないことを互いのせいにし、喧嘩を始めますが、タクシーの運転手チャビーにたしなめられます。反省した二人は仲良くモニカのパーティーに出席することを決め、ケイトリンはチャビーにもパーティーの連絡先を教えます。ヴァルは鞄の中からモニカの住所が書かれたメモを見つけ出し、これでパーティーに行けると大喜びします。ヴァルとステフィ、トムは泥酔してしまったデイブを路上に置き去りにしてパーティー会場へと向かいます。パーティーには続々と人が集まってきていました。ケヴィンとエリー、バーテンダーやジャック、そしてルーシーもパーティー会場にやってきました。しかし肝心のモニカはパーティーが始まる前に泥酔し、深く眠り込んでしまうのでした。
200本のたばこの結末
翌朝モニカが目を覚ますと、パーティー客の大半が帰った後でした。モニカはステフィからパーティーが大盛り上がりであったこと、歌手のエルヴィス・コステロが演奏したことなどを聞き、眠り込んでしまったことを深く後悔します。ジャックが目を覚ますとベッドの傍らにはヴァルの姿がありました。ヴァルはジャックにすっかり熱を上げ、ジャックは早くも困り果てた様子です。ヒラリーと寝たエリックでしたが、幻滅されてしまい、ヒラリーは部屋を出ていきます。ケイトリンはチャビーと、ブリジットはバーテンダーと年明けを共に過ごしました。エリーは目覚めるとエルヴィス・コステロと同じベッドにいました。トムとシンディは朝の街を一緒に歩いていました。トムはパーティーで出会ったシンディに一目惚れし、熱い思いを彼女に伝えます。二人はキスをし、ディナーを一緒に食べる約束をします。ベッドでタバコを吹かすケヴィンの隣にはルーシーの姿がありました。素直になった二人はようやく結ばれることができたのです。こうして皆それぞれの愛を手に入れたのでした。
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