リミット・オブ・アサシンの紹介:2017年アメリカ,中国映画。組織に裏切られ、最愛の家族を失った凄腕の殺し屋が暗殺の任務中に命を落とし、特殊な組成技術で24時間限りの命を与えられて組織に復讐を挑む姿を描いたノンストップアクション作品です。主人公の殺し屋をイーサン・ホークが演じ、製作には『ジョン・ウィック』シリーズの製作チームが携わっています。
監督:ブライアン・スムルツ 出演者:イーサン・ホーク(トラヴィス・コンラッド)、シュイ・チン(リン・ビセット)、リアム・カニンガム(ウェッツラー)、ルトガー・ハウアー(フランク)、ポール・アンダーソン(ジム・モロー)、タイロン・キーオ(キース・ゼラ)ほか
映画「リミット・オブ・アサシン」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「リミット・オブ・アサシン」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
リミット・オブ・アサシンの予告編 動画
映画「リミット・オブ・アサシン」解説
この解説記事には映画「リミット・オブ・アサシン」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
リミットオブアサシンのネタバレあらすじ:起
南アフリカとナミビアの国境付近。インターポール捜査官のリン・ビセット(シュイ・チン)のチームが重大な機密を握る囚人のキース・ゼラ(タイロン・キーオ)の護送の任に就いていました。
ところが、リンのチームは国境検問所で待ち伏せしていた民兵に襲撃され、リンは銃撃戦の末に部下全員を失いましたが、キースを連れて辛くもその場から脱出しました。
その頃、アメリカのとある海岸では、元軍人で凄腕の殺し屋だったトラヴィス・コンラッド(イーサン・ホーク)が義父(妻の父)のフランク(ルトガー・ハウアー)と釣りをしていました。トラヴィスはちょうど1年前に自らの仕事がきっかけで妻と息子を死なせてしまったことで、殺し屋稼業から足を洗っており、ドラッグに走るなど自暴自棄の生活を送っていました。フランクはそんなトラヴィスを励まし、二人は妻子の遺灰を海に散骨しました。
その夜、トラヴィスはフランクが眠りについた頃合いを見計らって、コカインを入手するためにとある酒場に向かいました。そこでトラヴィスは謎の二人組の襲撃を受けるも返り討ちにしました。
そこに今度はトラヴィスの旧友で、軍の請負業者である民間軍事会社「レッド・マウンテン」に所属するジム・モロー(ポール・アンダーソン)が現れました。ジムはトラヴィスに1日100万ドルという高額報酬でキースとリンを暗殺するよう依頼、トラヴィスは最初のうちは自分は引退した身だからと断りましたが、報酬を倍増すると言われて仕方なく引き受けることにしました。
リミットオブアサシンのネタバレあらすじ:承
リンはまだ幼い一人息子を香港の母の元に預けていました。トラヴィスはリンの自宅がある香港に飛び、リンの息子と母に接触することに成功、彼のスマホからリンが南アフリカのケープタウンにいることを突き止めました。
すぐさまケープタウンに飛んだトラヴィスは空港で香港行きの便を待っていたリンに偶然を装って近づき、彼女を言葉巧みに口説いて食事に誘うとそのままホテルに連れ込んで一夜を共にしました。
翌朝、トラヴィスはリンがシャワーを浴びている隙に彼女のスマホのデータからキースの居場所を割り出しました。トラヴィスはリンを殺そうとしましたが、結局は思い留まることにしました。
ホテルを抜け出したトラヴィスはジムに連絡しようとしましたが、トラヴィスが「レッド・マウンテン」の者であることを見抜いたリンが銃を構えて追いかけてきました。トラヴィスは銃撃戦の末、リンに心臓を撃ち抜かれて即死しました…。
…死んだはずのトラヴィスは「レッド・マウンテン」の研究施設で目覚めました。「レッド・マウンテン」はトラヴィスの遺体を回収し、実験的な蘇生技術を用いてトラヴィスを生き返らせたのです。トラヴィスは「レッド・マウンテン」の者たちにキースの居場所を彼らに告げましたが、ジムの口から告げられたのは、「レッド・マウンテン」がトラヴィスを蘇生させたのはあくまでもキースの居場所を聞き出すためだけだということでした。ジムは用が済めば後は医者が楽に死なせてくれることを告げ、その場を後にしました。
リミットオブアサシンのネタバレあらすじ:転
トラヴィスは医者の目を盗んで密かに手術台からメスを抜き取り、拘束具を切ると警備員を殺しました。その際、トラヴィスは医者から自分の命はあと24時間であることを告げられました。トラヴィスの腕には残り時間を示す時計がうさつけられていました。
トラヴィスは医者を人質にして逃走しますが、途中で薬の副作用である幻覚症状から妻子がまだ生きていた頃の痛烈なフラッシュバックに襲われました。トラックはフランクに電話をかけ、静かに死を待つことにしましたが、これまで自らが犯してきた罪を振り替えるうちに一転してリンとキースを守ることを決意しました。
その頃、キースはリンの立ち会いのもと、インターポールの尋問を受けていました。キースはビデオカメラを前に「レッド・マウンテン」が蘇生技術の研究を行っていたことを明らかにし、そのために70人以上の民間人が研究のための実験台にされ、自分はその遺体を処分することを強制されていたと証言しました。
その時、ジムが別の建物から警備員らを狙撃し、「レッド・マウンテン」の兵士たちが建物にノリコンデきました。間一髪で駆け付けたトラヴィスはリンとキースを連れて逃げ出しましたが、途中でキースは追っ手に射殺されてしまいました。トラヴィスとリンはビデオカメラからキースの証言を収めたメモリーカードを入手しました。
ジムはメモリーカードを奪うべく、次の一手として香港にいるリンの息子を誘拐する作戦を打ち立てました。一方、メモリーカードをリンに託したトラヴィスの元に、ジムからリンの息子の身柄と引き換えにメモリーカードを渡せとの連絡が入ってきました。トラヴィスはリンの息子を取り戻す手助けをすると約束し、自らの隠れ家に向かうと銃と爆弾を準備しました。
リミットオブアサシンの結末
トラヴィスとリンはとある居住地域に向かいました。そこは「レッド・マウンテン」が実験のために利用した住民が住んでいた地域であり、トラヴィスはそこで海兵隊時代の旧友アマール(ハキーム・ケイ=カジーム)と再会しました。トラヴィスはアマールに「レッド・マウンテン」の悪行を伝え、組織への復讐とリンの息子救出への協力を求めました。
トラヴィスはリンの息子を乗せた車列を待ち伏せして襲撃、無事にリンの息子を救い出すと、リンには当局にキースの遺した証言を届けるよう伝えました。そして命の期限まで残り30分を切り、トラヴィスは残りの時間をリン親子を無事に逃がすための時間稼ぎに使うことを決断しました。
トラヴィスは生き残った輸送要員に自分が人質であると主張し、「レッド・マウンテン」のアジトに向かわせると、警備員を倒しながら内部に突き進んでいきました。
そしてトラヴィスは「レッド・マウンテン」のリーダーであるウェッツラー(リアム・カニンガム)やジムと対峙しますが、そこでウェッツラーはトラヴィスが組織から抜けられないようにするためにジムにトラヴィスの妻子の殺害を命じたこと、ジムは殺害には直接参加しなかったものの黙認したことを明かしました。
トラヴィスは憤りを感じつつも、これまでの自らの行いを恥じ入り、ジムを殺すことはしませんでした。その時、この場に警察が突入、ジムに対して銃を下ろすよう指示しましたが、ジムはそれを無視してウェッツラーを射殺、自らも警察に射殺されました。トラヴィスは遂にタイムリミットを迎え、その場に倒れ込みました。
トラヴィスは亡き妻子の姿を見つけました。トラヴィスは息子を抱こうとしましたが、そこにどこからともなく自分を呼ぶ声が聞こえてきました。そしてトラヴィスはあの研究施設で再び蘇生させられました。
以上、映画「リミット・オブ・アサシン」のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する