28日後…の紹介:2002年イギリス映画。攻撃性の強いウィルスに感染している実験用チンパンジーを、動物愛護活動家が逃がしてしまう事から、この恐怖が始まる。チンパンジーから感染した人々は次から次へと人を襲い始める。取り残されたわずかな人間たちと、無数の感染者たちとの攻防が繰り広げられる。
監督:ダニー・ボイル 出演:キリアン・マーフィー、ナオミ・ハリス、ノア・ハントレー、ブレンダン・グリーソン、ミーガン・バーンズほか
映画「28日後…」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「28日後…」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
28日後...の予告編 動画
映画「28日後…」解説
この解説記事には映画「28日後…」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
28日後…のネタバレあらすじ【始まり】
ケンブリッジ霊長類研究所にて、攻撃性の強いウィルスに対する治療の研究が進められていた。感染すると、非常に凶暴かつ攻撃性の強い別人へと変化してしまう所謂「RAGE」となってしまう。感染していないチンパンジーの脳に線を繋ぎ、残虐かつ攻撃的なシーンをテレビで流し続け、その変化や兆候を調べていた。そんなある日、動物愛護活動家をしている者たちが研究所に入り込み、チンパンジーたちを助けようとする。そこへ研究員の一人がやってきて、「そのチンパンジーは、恐ろしいウィルスに感染しているから檻から出してはダメだ」と必死に警告するが、愛護活動家たちは耳を貸さずに檻を開けてしまう。すると感染した凶暴なチンパンジーが次々と活動家や研究員を襲った、そして襲われた人はたった10数秒で「RAGE」へと変貌してしまう。
28日後…のネタバレあらすじ【ジム目覚める】
28日後、病院のベッドでたくさんの管や点滴を刺され全裸の状態で寝かされていたジムが目を覚ます。ジムはメッセンジャーで、配達途中に飛び出してきた車に跳ねられてこの病院へと運ばれ治療されていいた。目覚めたジムだが、どんなに呼びかけても誰からの返事もなく、病院はもとより街中から人々が消えていた。自動車は鍵をかけた状態で乗り捨てられ、ゴミは散乱し、ロンドンの街は荒れ果てた状態だった。何が起きたのか訳が分からないジムは一日中、街を歩き回り一軒の教会にたどり着く。そこでジムが見たものとは、無数に横たわる人の群れであった。ほとんどの人は亡くなっていたが、数人は生きており奥から出て来た神父も感染者でジムに襲いかかってくる。やっとの思いで教会を抜け出すが、生き残っていた感染者達が追いかけてくる。
28日後…のネタバレあらすじ【マークとセリーナとの出会い】
絶体絶命の中、2人の男女がジムの事を助けてくれる。2人は感染していない貴重な生存者で、ジムに今までの経緯を話し出す。「まずは小さな都市や地方の村から始まり、あっとゆう間に大都市へと押し寄せてきた」「ニュースで避難命令が出された時にはほとんどの人が感染していた」そして、「最後に放送されたテレビとラジオでパリとニューヨークも感染者が出たと言った後、放送が途絶えた」とジムに説明する。ジムは「政府は?軍はどうした?」と質問する、マークは「いや誰も居ない、家族もみんな死んだ。生きた人間を見るのは7日ぶりだ」と話す。しかしジムは信じられず、「実家に行ってみる」と言い出す。セリーナに「二度と戻って来られないよ」と忠告されるが、ジムは頑として聞く耳を持たずに出ていこうとする。仕方なくマーク達はジムに着いて行ってやる事にするのだが、ジムに注意を2つする。レッスン1:極力一人で行動するような事はするな。レッスン2:どこかに行きたければ、移動は日中だけにする事。と言われた。
28日後…のネタバレあらすじ【ジムの実家を目指して】
夜が明けるのを待って、3人はジムの実家があるデッドフォードへと向かう。家にたどり着いたジムが見たものは、薬で自殺をしてベッドに寄り添うように寝ている変わり果てた両親の姿であった。ジムの写真を握りしめながら息絶えた二人の手から、写真を抜き取ると写真の裏にはジムへのメッセージが書かれていたのだ。「愛するジムへ、あなたを永遠に眠らせてきました。私たちも眠りに就くから、あなたも決して目を覚まさないで」と祈るようなメッセージが残されていました。事故に会った後、感染が広がり両親はジムを病院で目覚める事の無いように眠らせてから、自分たちも感染する前に自ら命を絶っていた。しかしジムは目覚めてしまったのである。
28日後…のネタバレあらすじ【ジムの家で】
日があるうちに帰れないと判断したマーク達は、ジムの家で1泊する事に決めた。ジムは絶望のどん底におり、なかなか寝付けず1階の部屋でローソクに火を点け、幸せだったころのビデオテープを見ていた。そこへ感染者がやってきて、ジムを襲う。マークとセリーナが助けたくれたが、マークは感染者の血が傷口から入ってしまいウィルスに侵され発症は時間の問題だった。そこでセリーナは、懇願するマークに目も触れず発症する前に殺してしまう。
28日後…のネタバレあらすじ【フランクとハンナとの出会い】
一度感染者に見つかると、次から次へと襲ってくるため一刻も早くジムの家を抜け出さなければいけなかった。ジムとセリーナの2人になってしまい、絶望的に歩き続けると、目の前のマンションの屋上近くの家の明かりがついている事に気づく。
急いでマンションへ行き中に入ってみると、ショッピングカートで作られたバリケードで入口が塞がれていたが、必死によじ登り、何とか階段までたどり着き上り始めるが、またしても感染者達が襲いかかろうと階段を猛スピードで駆け上がってきた。ジムが追い付かられ感染者に捕まりそうになった時、マンションの住民のフランクが助けてくれる。マンションの中は自家発電で電気が点いていたが、セリーヌが線を抜いて消してしまう。フランクとハンナもまた、数少ない生存者の2人だった。
28日後…のネタバレあらすじ【マンチェスタへと向かう】
フランクはジムとセリーナに武装兵士が放送している、録音された通信を聞かせた。それは、「マンチャスタには感染者は居ない」「武装兵士が守って身の安全を確保する」「水も食料もある」「この放送を聞いた者は、どうかマンチェスタに来て欲しい」という録音放送だった。セリーヌは、「みんな死んだ、そんな部隊あるわけがない」と否定する。しかしイギリスであるにも関わらず、ここ10日間雨が降らずに水も底をついてきていた為、いつまでもマンションに留まる事は出来ないのが現状だった。そこで4人は放送を信じて、マンチェスタへと向かう。
28日後…のネタバレあらすじ【マンチャスタ42バリケード到着】
マンチャスタへと向かった4人だったが、途中車のタイヤがパンクして、感染者に襲われそうになる危険なシーンもあったが、なんとか無事マンチェスタまでたどり着く事ができた。しかしそこには部隊すら、誰一人として居なかった。絶望したフランクは、パニック状態に陥り誰か生存者が居ないか探し回るが、誰一人見つからなかった。そこに一匹のカラスが電柱の上でうるさく鳴き出す。フランクは頭にきてカラスの元へと近づく、しかしその電柱の上には感染者の死体があった。感染者から血が滴り落ち、フランクの目に入ってしまう。そう、フランクは感染してしまった。心配して近寄るハンナにフランクは「近寄るな、ハンナ愛している」と告げ発症してしまう、するとそれまで静まり返っていた街に銃声が響き渡りフランクは射殺されてしまう。
28日後…のネタバレあらすじ【恐ろしい罠】
それは、身を潜めていた武装兵士達であった。目の前で父親を殺されたハンナは、悲しみにくれる。兵士たちに連れられ、武装兵士の本拠地へと連れて来られた3人が見たものは、ウェスト少佐と取り残された少しの兵士達が守る、お世辞にも身の安全を守れそうな基地ではなかった。そこには感染した兵士が繋がれており、食料なしで何日間生き延びられるかの実験がされていた。そしてジムは、少佐の恐ろしい陰謀を聞かされる。それは、感染者達が全て死んだそのあと一番大切なのは、自分たちが子孫を残し増やす事だというものだった。そう必要なのは女のみ、セリーナとハンナをレイプし子孫を残そうという、恐ろしい計画だった。そしてその事を知らされたジムは反抗しようとするが、感染者がいる森へ連れていかれ処刑されそうになるが、なんとか逃げだす事に成功する。
28日後…のネタバレあらすじ【セリーヌとハンナ】
ジムがいなくなって邪魔をする者が消えたおかげで、ハンナたちを自分たちモノにしようとする兵士達、セリーヌは自分たちがここに連れて来られた本当の理由を知り、何とか逃げだす事を考える。そこへ難をのがれたジムが戻ってきて、繋がれていた感染者の兵士の鎖を切る。解き放たれたウィルスに感染した兵士は、生存者を求めて次から次へと殺戮していく。最後にウェスト少佐も感染した兵士の犠牲となってしまう。
28日後…の結末【28日後】
逃げる際に、ジムはウェスト少佐に腹部を銃で撃たれてしまう。しかし、もと薬剤師のセリーヌの必死の看病のおかげで一命を取り留めていた。大草原の小さな家に避難していた3人は、助けが来るのを待ちながら暮らしていた。そこへ救出部隊のヘリがやってきて、生存者である3人を見つけてくれ無事に助けだされるのである。
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