388の紹介:2011年カナダ映画。見ず知らずの人間に、突如として自宅に侵入されて隠しカメラをセットされ、家の中の様子を観察されながら、夫婦仲を壊されてしまい、やがて妻が失踪し、犯人の夫に対するトラップは過激になっていくという、サスペンススリラーです。実際に起こりうる話だけに、ホラー映画にはない怖さがあります。
監督:ランドール・コール 出演者:ニック・スタール(ジェームズ)、ミア・カーシュナー(エイミー)、デヴォン・サワ(ビル)、アーロン・エイブラムス(アレックス)、シャーロット・サリヴァン(シェリー)、 クリスタ・ブリッジス(キャサリン)ほか
映画「388」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「388」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
388の予告編 動画
映画「388」解説
この解説記事には映画「388」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
388のネタバレあらすじ:起
清閑な住宅街で一件の家を覗くシーンから始まります。若い夫ジェームスが帰って来ました。専業主婦のエイミーが迎えます。しばらくして二人はジョギングに出かけました。その時、玄関のカギをプランターの中に置くのを見られました。覗いていた人物は、プランターから鍵を取り、家に侵入しました。そして隠しカメラを各部屋にセットして出て行きました。やがて二人が帰って来ると、家の中の二人の行動は全て覗き見られていました。そして翌朝ジェームスはいつも通り出勤のため車に乗りました。すると車のコンポから聞いたことのない曲が流れてきました。ジェームスはCDを取り出し自宅に戻りました。ジェームスはエイミーのいたずらだと決めつけ、エイミーにしつこく迫りました。エイミーは、8000曲もネットからダウンロードしてCDを作っていたら、自分が作ったCDを忘れることもあると反論しました。それでも尚追及するジェームスにエイミーは嫌悪感を覚えました。
388のネタバレあらすじ:承
ジェームスが、エイミーに謝りの伝言を書いて、勤務先の広告代理店に出社しました。仕事から帰るとエイミーは伝言を残したままいなくなっていました。電話をしても、メールをしても何の応答もありません。怒りっぽい性格のジェームスはエイミーの姉のキャサリンの家にいって、エイミーを出せと怒鳴りますが、逆に言い争いになり追い出されました。ジェームスは友人のアレックスに相談しました。アレックスは子供時代にいじめたビルの仕業ではないかといいました。それを鵜呑みにしたジェームスは、ビルを呼び出し、静かに話をしますが、ビルがはっきり話をしないため怒りだし、ビルに暴行を加えました。この一部始終も全て覗かれていました。ジェームスが自宅に帰ると、飼っている黒猫がすり替えられていることに気づきました。警察を呼び、事情を説明しますが、警察は真剣に取り合ってくれませんでした。
388のネタバレあらすじ:転
ジェームスが郵便ポストに血の付いた包丁が差し込まれているのを見つけました。そして中を見ると、飼い猫の切断された首が入っていました。ジェームスは侵入者を見つけるため、隠しカメラを設置しました。設置後、カメラの動画を確認すると、自宅に侵入する人影が写っているのを見つけました。再び警察を呼び、カメラの動画を見せ、猫の首を見せようと、冷蔵庫の中から出そうとした時、猫の首がなくなっていました。警官は動画を見て、信用はしたものの、猫の件もあり、結局聞いただけで帰ってしまいました。その後ジェームスに監禁されたエイミーの画像が送られてきました。いら立つジェームスでしたが、犯人が潜んでいるところを見つけ、逃げる犯人を追いかけますが、車で逃げられました。その時犯人からジェームスに電話がかかりました。ジェームスは車の車種とナンバーを言って、明朝までに妻を返さなければ警察に通報すると通告しました。
388の結末
自宅の寝室にセットしたカメラの映像を職場で見ていたジェームスが突然飛び出しました。ベッドでエイミーが寝ていました。銃を持ったジェームスは自宅に帰ると、寝室に行きました。しかしそこにはエイミーはいませんでした。これも犯人によって操作されていたのでした。銃を持ったまま犯人を捜すジェームスでしたが、そこに、警官とキャサリン夫妻がやって来ました。キャサリンはジェームスがエイミーを監禁していると言って警官を呼んでいました。家の中に乗り込みました。銃を持ったジェームスを警官が呼び止めます。その時キャサリンの叫び声が聞こえました。制止を聞かないジェームスを警官が射殺しました。エイミーは別の部屋で吊るされ殺されていました。キャサリンの思った通りジェームスが犯人として射殺されたのでした。ある部屋で、ジェームスの家の中の動画を編集する男がいました。そして388番街の家として1本のディスクに収められ、棚に並べられました。棚には同様のディスクが沢山並んでいました。犯人は、再び新しい獲物を探し、一軒家を覗いていました。
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