映画「7セカンズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
7セカンズの紹介：2005年ルーマニア,スイス,イギリス映画。『ブレイド』シリーズのウェズリー・スナイプスを主演に迎えたクライムアクション作品です。ゴッホの絵画を巡り、元軍人の盗みのプロがロシアン・マフィアを相手に熾烈な争奪戦を繰り広げる姿を描きます。
監督：サイモン・フェローズ 出演者：ウェズリー・スナイプス（ジャック・タリバー）、タムジン・アウスウェイト（ケリー・アンダース）、ジョージナ・ライランス（スーザ）、デオビア・オパレイ（スパンキー）、ピート・リー・ウィルソン（アレクシー・クチノフ）、サージ・ソリック（ミハイル）、アンドレイ・イオネスク（フランク・ブル・マルシア）、スティーブン・ボクサー（アンダーヒル）ほか
この解説記事には映画「7セカンズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ルーマニア・ブカレスト。元凄腕の軍人で、今や犯罪の世界に身を落として強盗団のボスとなったジャック・タリバー（ウェズリー・スナイプス）は、仲間たちを集めて地元にあるいくつかのカジノの売上金を強奪する計画を立ち上げました。この地域に約20店舗点在するカジノの売上金は保管倉庫に集約され、3箇所ある拠点から出発した3台の現金輸送トラックが現金の回収に向かい、1日に約2千万ドルは下らない巨額の現金を積み込むのです。タリバーは自分たちの足がつかないよう、カジノの現金輸送トラックが倉庫に戻る途中で何者かに襲撃されたかのように見えかける偽装工作も併せて行うプランも立てておきました。
作戦決行当日。タリバーたちは計画第一段階として現金輸送トラック3台を襲撃し、囮の爆弾をセットしてあたかも失敗したかのように装って逃走しました。ファンデルブリンク（エイドリアン・ルキス）率いるカジノの輸送警備会社は緊急安全計画を行使し、警察に要請して残りの現金輸送トラックに警護を付けさせて本部に戻し現金を回収するよう命じましたが、タリバーの恋人スーザ（ジョージナ・ライランス）が密かに潜入しており、警備員を会議室に閉じ込めておきました。
タリバーたちは計画第二段階を開始し、警備員に変装して本部に戻る最後の現金輸送トラック1台を襲撃、警察の注意をそらすためにトラックに囮の爆弾を仕掛け、倉庫に潜入してトランクケースを発見しました。しかし、トランクケースの中身はロシアン・マフィアが所有するゴッホの絵画であり、タリバー一味はマフィアの襲撃を受けて銃撃戦となり、スーザは拉致され、それ以外の仲間たちは次々と殺されていきました。
中身を知らぬままトランクケースを持って逃げ出したタリバーは、偶然にも出くわした女性警官のケリー・アンダース軍曹（タムジン・アウスウェイト）の車に乗せてもらいブカレストから脱出しました。アンダース軍曹はタリバーの正体は元軍人であることまでは突き止めましたが、背後にいるマフィアの銃弾から自分を守ってくれただけでなく車を奪われただけで殺さなかったことから、タリバーはマフィアではないことに気付きました。タリバーが持っているゴッホの絵は何と6500万ドルの価値があり、タリバーは全く何も知らずに現金だと思い込んでわざわざケースと手首を手錠で繋いでまで大事に持ってきていたのです。警察・マフィアの両方から追われながら、タリバーは死んでいった仲間たちの復讐の機会を伺っていました。
タリバーは意を決してマフィアのアジトへ乗り込み、捕らえられていたスーザを助けようとして自分も捕まってしまいました。タリバーはトランクケースの在処を問われ、初めてケースの中身を知らされました。タリバーは決して口を割ろうとはしませんでしたが、スーザがガソリンを掛けられているのを見せつけられた途端に地下鉄のロッカーに隠したことを白状しました。そこにアンダース軍曹が駆け付け、タリバーは助け出されますが、タリバーはここでスーザが裏でマフィアと繋がっており、自分たちは罠にはめられたことを知ります。スーザはタリバー一味とマフィアとの銃撃戦の際にタリバー一味の銃弾を抜き取っており、更には拉致されたように見せ掛けて現金とケースをまんまと横取りしようと目論んでいたのです。するはずだったがタリバーがケースを持って逃げてしまったのです。真実を知った亡き仲間ブルの兄弟ミハイル（サージ・ソリック）が復讐のためスーザを射殺、タリバーはゴッホの絵を持ってアンダース軍曹と共に南の島まで落ち延びました。タリバーは新聞の記事で自分が持っているゴッホの絵は本物であることを知り、アンダース軍曹と大笑いしました。
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