ミッドナイトクロスの紹介:1981年アメリカ映画。デ・パルマ監督の代表作のひとつ。初公開当時も好評だったが、年月を経るにつれてさらに評価が高まり、「スカーフェイス」と並んで最も有名なデ・パルマ作品となっている。タランティーノ監督のお気に入り映画としても知られる。
監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:ジョン・トラヴォルタ(ジャック・テリー)、ナンシー・アレン(サリー)、ジョン・リスゴー(バーク)、デニス・フランツ(マニー・カープ)、ほか
映画「ミッドナイトクロス」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ミッドナイトクロス」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ミッドナイトクロス」解説
この解説記事には映画「ミッドナイトクロス」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ミッドナイトクロスのネタバレあらすじ:起
ある女性寄宿舎のパーティ。そこに殺人者が侵入、何人かを血祭りに上げてゆきます――。と、そこで画面が変わり、それが編集中の映画であることが分かります。映画を監督たちと見ているジャック・テリー。音響担当の技術者です。
ミッドナイトクロスのネタバレあらすじ:承
ジャックは監督に頼まれ、その映画に使う音を採集するため、テープレコーダーを担いで深夜の川べりに出かけます。そこへ1台の車が走ってきて、タイヤがパンク。道路を外れてそのまま川に落下します。慌ててそばへ走ってゆき、着衣のまま川へ飛び込むジャック。車からようやく1人救出します。救出されたのはサリーという女性。彼女をジャックは病院へ連れてゆきます。やがてそこへ駆けつけたマッキー刑事から、同乗していた男性がマクライアン知事だと知らされます。そして知事の側近がやってきて、何も口外しないようにジャックを脅迫するのです。サリーはコールガールで、知事が彼女とドライブの末溺死したことがわかると大変なスキャンダルになるためでした。大した傷もなく、すぐに治療を終えたサリーにジャックは「送ってゆこうか」と申し出ますが、サリーはなぜかモーテルに連れて行くように頼みます。そこで寝込んだサリー。ジャックは事件の時に録った音声を聞いてみます。すると、タイヤのパンク前に銃声が聞こえます。目が覚めたサリーにジャックはその事実を告げますが、彼女はとっとと逃げ去ってしまいます。
ミッドナイトクロスのネタバレあらすじ:転
やがて、新聞や雑誌に事件の瞬間を捉えた写真が掲載。ジャック同様偶然現場にいたというカメラマンのマニーという男が売ったものです。ジャックは切り抜いたその連続写真と自分の録音を合わせてみました。すると写真には閃光らしきものが写っていて、それが銃声と重なることに気づくのです。ジャックは警察にその録音テープを持ってゆきますが、いつのまにかその音声は消去されていました。
ミッドナイトクロスの結末
何とか真相を暴露するために今度はテレビのニュースキャスターに会うことにしますが、協力してくれたサリーがテレビ関係者を装う人間におびき出されます。その人間は陰謀者から雇われた殺し屋でした。サリーの危機を知ってジャックが彼らを追いかけますが、結局彼女は悲鳴を上げて殺されてしまいます。ジャックはその殺し屋と争い、彼を殺害。復讐を遂げます。やがて完成したホラー映画には、まるで彼女の死を悼むようにサリーの声が使われていました。
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