ラマになった王様の紹介:2000年アメリカ映画。自分勝手でわがままな南米の王様が魔女によってラマにされてしまい、農村の村長らと力を合わせて共に元の人間の姿に戻ろうとするコメディ映画。ディズニーが製作した40作品目の長編アニメーション。ギャグの要素が豊富に詰まっているが楽曲の質も高く、エンドロールに流れるスティング作曲の「My Funny Friend and Me」はその年のアカデミー歌曲賞にノミネートされた。
監督:マーク・ディンダル 声優:デヴィッド・スペード(クスコ)、ジョン・グッドマン(パチャ)、アーサー・キット(イズマ)、パトリック・ウォーバートン(クロンク) ほか
映画「ラマになった王様」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラマになった王様」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ラマになった王様」解説
この解説記事には映画「ラマになった王様」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラマになった王様のネタバレあらすじ:起
南米のジャングルの奥深くにある国の若い王様であるクスコは、富と美貌を兼ね備えた権力者ですが、傲慢で意地悪な性格のために国民や執事たちから嫌われていました。ある日、クスコはとある農村の村長であるパチャを城へ呼び出します。クスコは自分の誕生日に、個人的なリゾート地のクスコトピアをパチャの村に建設することになったと告げます。あまりに一方的なその話に断固拒否するパチャでしたが、クスコは聞く耳を持ちません。その後、クスコは彼の幼い頃から相談役を担ってきた老婆のイズマを気まぐれでクビにし、イズマの恨みを買います。イズマはクスコを亡き者にしようと企むのですが、彼女の手下であるクロンクが毒薬を間違えて飲ませてしまい、クスコはラマの姿になってしまいます。
ラマになった王様のネタバレあらすじ:承
イズマにクスコを始末するよう言いつけられたクロンクは困りますが、眠っていた猫の尻尾を誤って踏んでしまい、驚いた拍子にクスコの入った袋を手放してしまいます。その袋は偶然パチャの引く荷車に乗り、クスコはそのままパチャの住む遠く離れた農村へと運ばれて行きます。見覚えのない袋があることを不思議がったパチャが袋をひも解くと、中から喋るラマのクスコが飛び出し、パチャは驚きます。自分が誘拐されたと思い込んだクスコは城へ帰ろうとしますが、パチャから夜のジャングルは危険だと止められます。しかし、パチャの言うことに耳を貸さないクスコはジャングルをぐんぐん進み、クロヒョウの群れに追いかけられてしまいます。その危機をパチャに救われたクスコは、彼のお人好しで優しい性格に触れて自分の考えを改めるようになります。
ラマになった王様のネタバレあらすじ:転
クスコから事の詳細を聞いたパチャは城への案内役を務めますが、立ち寄った店でクスコを探しているイズマとクロンクに遭遇します。クスコはパチャに、彼らに城へ帰してもらうから君はもう用済みだと言い放ち、パチャは怒って帰ってしまいます。しかし、彼らが自分の死を望んでいることを知ったクスコは、パチャを探し回ります。クスコはパチャと再会するのですが、パチャの家に怪しい二人組が来ていることを知り、急いで城へ向かいます。気付いたイズマとクロンクも後を追い、二人は城にあるイズマの秘密研究所でクスコとパチャを追い詰めますが、クスコはパチャとの友情を武器にして人間に戻れる薬をなんとか手に入れ、遂に人間の姿に戻ることに成功します。
ラマになった王様の結末
クスコはパチャとの出会いによって改心し、人に優しく接するようになりました。そして、パチャにクスコトピアは他の場所で造ると告げます。しかし、パチャは「他にもっといい場所を知っている。」とクスコに言い、自分の家の近くに別荘を建てて小規模なリゾート施設を造ることを提案します。そこでパチャの家族らと共に楽しいひと時を過ごすクスコ。クロンクはイズマの手下をやめ、農民の子供たちにリスの言葉を教え始めますが、そこには薬で猫に変えられたままのイズマの姿がありました。
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