[リミット]の紹介:2010年スペイン映画。アメリカの会社に勤めるアメリカ人のポールは、イラクでトラックドライバーとして働いていましたが、ある日テロリストによって誘拐され、地中に埋められてしまいます。狭い棺桶のなかでみつけた携帯電話で様々なところに電話し、助けをもとめます。
監督:ロドリゴ・コルテス 出演者:ライアン・レイノルズ(ポール・コンロイ)、ロバート・パターソン(ダン・ブレナー)ほか
映画「[リミット]」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「[リミット]」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「[リミット]」解説
この解説記事には映画「[リミット]」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
[リミット]のネタバレあらすじ:起
イラクでトラックドライバーとして働いていたアメリカ人のポールは、ある日、地中に埋められた棺桶の中で目を覚まします。棺桶の中にはライターと携帯電話か入っており、彼はテロリストによって仕事中に襲われたことを思い出します。そして携帯にテロリストから電話がはいり、5万ドルの身代金を午後九時までに払わないとこのまま地中で死ぬことになると言われます。
[リミット]のネタバレあらすじ:承
ポールはアメリカの国務省に連絡し身代金を払うことを頼みますが、身代金は払えないと言われてしまいます。彼らは電話をダン・ブレナーという人質救出グループのリーダーにつなぎます。ブレナーはポールを全力で探していると伝えます。テロリストから再び電話をうけ、ビデオを作るように命令されます。携帯電話で受け取ったビデオに写った同僚が脅されており、それを見たポールは、ビデオを撮ります。しかし、同僚はその後殺されてしまいます。ブレナーのポールを助け出すという約束に諦めを持ったポールに、ブレナーはマークホワイトという男が同じような場面から3週間前救出されたという話をします。
[リミット]のネタバレあらすじ:転
突如ポールの勤めるトラック会社から電話がかかり、殺された同僚と関係を持っていたと言う理由で解雇されます。それによってポールの家族には会社からの退職金などが支払われることはないと言われます。地上では爆撃がおこり、その影響でポールのいる棺桶がこわれ、棺桶の中に砂が徐々に入ってきます。ポールは埋もれていってしまうと考えブレナーに急ぐように伝えます。テロリストはアメリカにいるポールの家族を脅し、ポールに指を切断するというビデオを作らせます。悪化していく状況でブレナーはポールの居場所を突き止めたと連絡します。
[リミット]の結末
ポールは妻と電話で話し、泣く妻に必ず無事に帰ってくると約束します。しかし、通話中にブレナーがポールに棺桶を掘り出していると連絡をします。しかし、砂がほぼ棺桶全体を埋めていっており、ポールはブレナーを急かします。ブレナーはポールのいる棺桶を掘りだして見つけたといいますが、ポールには人々の声など何も聞こえません。ブレナーが棺桶をあけるとそれは、マークホワイトの入っていた棺桶でした。マークホワイトは救出されておらず、ポールは砂で埋まっていく棺桶のなかで泣き始めます。映画は暗くなったスクリーンに、ブレナーの「本当にすまない、ポール」という台詞で幕を閉じます。
箱の中に閉じ込められたポールを観ていると息苦しくなってきて、早く救出してあげて!と思いました。携帯電話が用意されていたから安心だと思ったのですが、人と人を繋ぐのは携帯ではありませんね。結末は予想に反して、バッドエンドの方向に!90分以上見てきて、このラストは実に痛かったです。しかしブレナーの「すまないポール、マークホワイトの棺桶だった」的なセリフは、狙ったキツいブラックジョークの様に思え、あまりのショックに笑いが出て来ました。