007 ダイヤモンドは永遠にの紹介:1971年イギリス作品。スパイ映画の金字塔“007”シリーズ第7作であり、2代目ジェームズ・ボンドのジョージ・レーゼンビーの降板に伴い初代ボンドのショーン・コネリーが本作限定で復帰(通算6度目の主演)を果たしています。シリーズの生みの親イアン・フレミングの長編小説第4作『Diamonds Are Forever』を基に製作され、人工衛星を巡るボンドの宿敵・国際的犯罪組織スペクターとの激闘を描きます。
監督:ガイ・ハミルトン 出演者:ショーン・コネリー(ジェームズ・ボンド)、ジル・セント・ジョン(ティファニー・ケイス)、チャールズ・グレイ(エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド)、ノーマン・バートン(フェリクス・ライター)、ラナ・ウッド(プレンティ・オトゥール)、ジミー・ディーン(ウィラード・ホワイト)、ブルース・グローヴァー(ミスター・ウィント)、パター・スミス(ミスター・キッド)、バーナード・リー(M)、デスモンド・リュウェリン(Q)、ロイス・マクスウェル(マネーペニー)、ほか
映画「007 ダイヤモンドは永遠に」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「007 ダイヤモンドは永遠に」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
007/ダイヤモンドは永遠にの予告編 動画
映画「007 ダイヤモンドは永遠に」解説
この解説記事には映画「007 ダイヤモンドは永遠に」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
007/ダイヤモンドは永遠にのネタバレあらすじ:起
国際的犯罪組織“スペクター”を追い続けてきた英国秘密情報部MI6の諜報員ジェームズ・ボンド(ショーン・コネリー)は、スペクターのリーダーであるエルンスト・スタヴロ・ブロフェルド(チャールズ・グレイ)のアジトを突き止め、抹殺することに成功しました。
大仕事を終え、休暇に入ろうとしていたボンドは上司のM(バーナード・リー)に呼び出され、200万ポンドにも及ぶ大量のダイヤモンドが密輸されている現状を説明されると、早速そのルートを突き止めるよう命じられました。ボンドはMの秘書マネーペニー(ロイス・マクスウェル)からパスポートを、秘密兵器担当のQ(デスモンド・リュウェリン)から偽の指紋を受け取り、手掛かりを得るべくオランダ・アムステルダムに向かいました。
ダイヤの運び屋に変装したボンドは仲介者の女性ティファニー・ケイス(ジル・セント・ジョン)と接触、倒した暗殺者の死体にダイヤモンドを埋め込んでロサンゼルスまで密輸することになりました。ボンドの乗った飛行機には、各地で密かに暗躍している謎の二人組ミスター・ウィント(ブルース・グローヴァー)とミスター・キッド(パター・スミス)が乗り込んでいました。
007/ダイヤモンドは永遠にのネタバレあらすじ:承
ロサンゼルスに到着したボンドは、盟友であるCIAエージェントのフェリクス・ライター(ノーマン・バートン)と接触、暗殺者の死体を火葬してダイヤを取り出しました。ところがボンドはウィントとキッドに襲われ、棺に入れられて火葬されそうになりながらも脱出することに成功しました。
取引のためラスベガスに入ったボンドは、カジノでプレンティ・オトゥール(ラナ・ウッド)という若い女性と知り合い、その後ティファニーと再会しました。ティファニーはボンドにダイヤを山分けして逃亡しようと持ち掛け、ボンドは彼女にダイヤを渡してその動向を探ろうとしましたが、ティファニーは行方をくらましてしまい、プレンティはティファニーの身代わりとなる形で殺害されてしまいます。
007/ダイヤモンドは永遠にのネタバレあらすじ:転
ダイヤはカジノ「ホワイトハウス」の支配人バート・サクスビー(ブルース・キャボット)を経由して、「ホワイトハウス」のオーナーである億万長者ウィラード・ホワイト(ジミー・ディーン)の工場へと運び込まれていました。ボンドは工場に潜入、一面にダイヤを散りばめた謎の人工衛星を目撃しました。
ラスベガスに戻ったボンドはティファニーと落ち合い、くつろいだ後で「ホワイトハウス」最上階のホワイトのオフィスに向かいますが捕らえられてしまいます。オフィスには死んだはずの宿敵ブロフェルドがおり、ホワイトに成りすましていました。実はボンドが倒したはずのブロフェルドは影武者であり、一連のダイヤ密輸事件の黒幕こそがブロフェルドだったのです。ブロフェルドは密輸したダイヤを人工衛星に組み込んで超強力なレーザー兵器を作り、世界各地を攻撃しようと目論んでいました。
ボンドはウィントとキッドに拉致されますが脱出、フェリクスやアメリカに来ていたQの協力を得てホワイトの居場所を突き止め、サクスビーを倒して監禁されていたホワイトを救出しました。一方のブロフェルドはティファニーを連れ去り、「ホワイトハウス」から姿を消していました。
007/ダイヤモンドは永遠にの結末
レーザー兵器を搭載した人工衛星は予定通り打ち上げられてしまい、世界各地の軍事施設などを攻撃していきました。ボンドはホワイトの協力を得て工場を調べ、人工衛星はコンピューターに収められた特殊なテープによって制御されていること、そして人工衛星はカリフォルニア沖にある石油採掘施設からブロフェルドが遠隔操作していることを知ります。
ボンドは送油管を伝って施設に潜り込み、制御テープをすり替えようとしますがブロフェルドに捕まってしまいます。しかし脱出したボンドは監禁されていたティファニーや施設に突入したフェリクスやホワイトの協力を得てテープをすり替えることに成功、ブロフェルドの目的であったワシントンD.C.への攻撃を間一髪で阻止することに成功しました。ボンドは小型潜水艦で逃げようとしたブロフェルドを、クレーンを操作して潜水艦ごと倒し、人工衛星のコントロームルームも破壊しました。
ティファニーを伴い、船で英国に向かうことにしたボンドの前にウィントとキッドが立ちはだかりますが、ボンドはあっさりと二人を倒し、衛星のダイヤをどう奪還するかをティファニーと相談し合いました。
以上、映画「007/ダイヤモンドは永遠に」のあらすじと結末でした。
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