ローン・レンジャーの紹介:2013年アメリカ映画。1930年代にラジオドラマ、50年にはTVシリーズや映画も制作されました。漫画版も存在するほどの人気ぶり。主演をジョニー・デップ、監督ゴア・バービンスキーが務め、西部劇ヒーローを新たに映画化。幼い頃に騙されて自分の家族と集落を白人に全滅されたトント。正義の名のもとに闘うジョンとタッグを組んで悪を滅ぼします。
監督:ゴア・バービンスキー 出演者:ジョニー・デップ(トント)、アーミー・ハマー(ローン・レンジャー(ジョン・リード))、トム・ウィルキンソン(レイサム・コール)、ウィリアム・フィクトナー(ブッチ・キャヴェンディッシュ)、バリー・ペッパー(キャプテン・フラー)、ヘレナ・ボナム・カーター(レッド・ハリントン)他
映画「ローン・レンジャー(2013年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ローン・レンジャー(2013年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ローン・レンジャーの予告編 動画
映画「ローン・レンジャー(2013年)」解説
この解説記事には映画「ローン・レンジャー(2013年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ローンレンジャーのネタバレあらすじ:起
一人の少年ウィルがある見世物小屋に足を踏み入れた時、一体のインディアン人形に気がつきました。顔を白く塗りたくり、頭の上には黒い烏を乗せています。ただの人形のはずが、突然動き出し、少年に昔の話を語って聞かせます。
インディアンの人形は自分のことを最後の悪霊ハンター、トントと名乗りました。舞台は見世物小屋から蒸気機関車へと移ります。荒野の中をひた走る機関車を強盗団が襲いに来ました。捕らえられている強盗団の首領を助け出すためです。トントがこの物語の主人公ですが、もう一人、検事のジョン・リードが現れます。
強盗団の様子に気づいたジョンは、強盗団の首領を殺そうとするトントを見つけました。トントとジョンは首領を助けに来た強盗団一味に捕まりますが、機関車は脱線事故を起こします、間一髪のところでトントとジョンは逃げ出すことができました。
ローンレンジャーのネタバレあらすじ:承
ジョンは兄のダンや、その仲間と一緒に強盗団の首領ブッチを追いかけました。途中で仲間の裏切りに遭い、ジョンを含むレンジャーたちは殺されてしまいます。ダンの手により留置所に入れられていたトントは、脱出に成功し、ブッチを追いかけるジョンたちの後を追いました。
すでに命を失っているレンジャーたちをトントは埋葬します。そしてその中から1人だけ生き返らせようとしました。最初はジョンの兄であるダンを生き返らせようとしますが、白い馬シルバーがやって来て、ジョンを生き返らせるよう要求します。ジョンよりも優秀なダンが良いと考えていましたが、シルバーの要求に負けジョンをローン・レンジャーとして生き返らせました。
ダンのベストをアイマスクにしてジョンに渡します。トントはブッチに家族と集落を焼かれて恨んでいました。身内を亡くしたジョンに、共にブッチを捕まえようと促します。二人は同じ目的のために組むことになりました。
ブッチ一味の手がかりを探して町の中にある売春宿で、義足の女主人から話を聞きます。義足の理由は過去、ブッチに片足を食われてしまったからだと語りました。インディアン・コマンチ族に恨みがある白人が現れ、トントとジョンは慌てて町を飛び出しました。
亡くなったダンには妻のレベッカと息子のダニーがいました。ジョンが二人の様子を見に来てみれば、二人はおらず、襲撃者がいました。襲撃者を追い出した後、レベッカとダニーを探しに荒野をさまよい、コマンチ族に襲われて捕らえられます。
レベッカとダニーはブッチの一味に連れ去られていましたが、救い出されます。ブッチはコマンチ族を装い、コマンチ族と白人の和平を乱そうと企んでいました。
ローンレンジャーのネタバレあらすじ:転
コマンチ族の囚人となったジョンは集落で意識を取り戻しました。ここでジョンは長老から、トントの幼い頃のことを聞きます。白人に騙され、銀山のありかを教えてしまったばかりに、家族と集落全滅の目にあいました。この時の白人を悪霊と呼んで、ずっと復讐の機会をうかがっていました。
信用を得られなかったトントとジョンは生き埋めにされ、サソリに刺されそうになりますが、白馬のシルバーが現れて助けました。ブッチの狙いは銀山だとわかり、二人は銀山へ向かいます。ジョンはブッチを生きたまま捕らえ、法の下に裁くことを主張しますが、トントは復讐のために殺そうと言って譲りません。
意見はまとまらずジョンはトントを気絶させて、ブッチを捕らえ、連れて行ってしまいました。町に戻ればブッチの兄であるレイサム・コールが、町の指導者として市民の支持を得ながら、裏でブッチを動かし、巨万の富を得ようとしていることに気がつきました。しかもダンの妻、レベッカを自分の妻にしようとしています。
ブッチを連行しましたが、コールがすぐに釈放してしまいました。コールの正体を軍の指揮官に明かしても、指揮官はうまく言いくるめられてしまい、ジョンが捕まり処刑されることに。ジョンが処刑されるのは銀山の処刑場。
意識を取り戻したトントがジョンを救い出しました。コマンチ族と軍の間で攻防戦が起き、多くの命を失う惨事となります。二人は地下湖にもぐって逃れました。
ローンレンジャーの結末
レイサム・コールが黒幕だとわかったトントとジョンは、コールとブッチが進めている計画を潰すことにします。鉱山で手に入れた銀は列車で運ばれ、都で換金した後はそのお金で鉄道会社を買収します。その後は世界征服をするという壮大な企みでした。
銀の積まれた列車はトントが奪い、コールたちは慌てふためき、トントを追いかけます。トントとジョンに協力をする売春宿の女主人は、馬を解き放ち列車を追えないようにしました。暴走する二台の列車、そこに現れたのはローン・レンジャー。美しい白馬シルバーにまたがっての登場です。
コールの手からレベッカを取り返し、二人はキスを交わしました。暴走列車の行く手には橋があるはずですが、事前に爆弾を仕掛けて落としていたため、ブッチたちは谷底に落ちていきます。こうして悪事はすべて暴かれ潰すことができました。
トントとジョンは町を救った英雄ですが、名も名乗らず二人して町を去って行きます。心を寄せるレベッカを町に残して。
悪を滅ぼし、物語は終わりますが、また見世物小屋に舞台は移ります。長い物語を語り終えたトントは、少年ウィルに銀の弾丸を渡しました。トントが幽霊なのか幻なのかわからぬまま、映画は幕を閉じます。
以上、映画「ローンレンジャー」のあらすじと結末でした。
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