インディ・ジョーンズ 最後の聖戦の紹介:1989年アメリカ映画。考古学者インディに、父親で同じ考古学者のヘンリーが、学術調査中に行方不明になった事が知らされる。それを知らせきた大富豪にして支援者ドノヴァンは、ヘンリーの捜索と彼が生涯を掛けた、かのキリストの聖杯に関する調査を引き継ぐよう依頼してくる。ナチスの影が見え隠れする中、インディは十字軍のごとく聖杯探索に挑む。ヘンリー役にショーン・コネリーが抜擢された大人気考古学アクションアドベンチャー映画インディジョーンズシリーズ第3弾。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:ハリソン・フォード(インディアナ・ジョーンズ)、ショーン・コネリー(ヘンリー・ジョーンズ教授)、デンホルム・エリオット(マーカス・ブロディ)、アリソン・ドゥーディ(エルザ・シュナイダー)、ジョン・リス=デイヴィス(サラー)、ジュリアン・グローヴァー(ウォルター・ドノヴァン)、リヴァー・フェニックス(若き日のインディ・ジョーンズ)、ほか
映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
インディジョーンズ最後の聖戦の予告編 動画
映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」解説
この解説記事には映画「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
インディジョーンズ最後の聖戦 ネタバレあらすじ:第1幕
コロラドでボーイスカウトに参加する少年インディは、マーカスと共に盗掘団を発見します。彼はマーカスに保安官に連絡を取るよう指示を出し、自分は盗掘団から彼等が奪おうとしてた文化財の十字架を横取りします。盗掘団の追跡を逃れる為にインディは列車の中潜り込みますが、蛇の詰まった箱に落ちたり、積荷のライオンに襲われ顎を傷つけながら鞭で退けたりと、七転八倒をします。しかし何とか家に帰り着き、父ヘンリーに盗掘団の事を話そうとします。ですがヘンリーは、息子にまず落ち着くよう命じました。そこに保安官を連れたマーカスがやってきますが、その後ろには盗掘団が居ました。盗掘品は奪われます。ですがそのリーダーは、インディのガッツを賞賛して代わりに自分の帽子を譲りました。時は流れ、大人になったインディは船の中で同じ十字架を巡り、盗掘団の黒幕だった男と対峙していました。インディは船の中で大立ち回りを演じ、その結果、十字架を取り戻す事に成功しました。インディは大学に戻り、理事長マーカスに十字架を取り戻した事を報告します。彼は喜ぶマーカスと祝杯を上げると言いますが、大学に居る事が珍しいので事務処理などが山積でした。彼は自分宛てに来た小包を受け取り、学生と事務員から逃げる様に外に出ます。外に出ると彼は、ヘンリーの支援者だと言う男に呼び出されます。その男ドノヴァンは聖杯探索に興味があり、ヘンリーをヴェニスに送りましたが、突如消えてしまったと言って来ます。そして彼の捜索を依頼して来ます。インディはヘンリーの家を尋ねます。家は家捜しを受けた跡がありました。そこで送られてきた小包をふと確認すると、それは父が生涯を掛けて聖杯の事を記録して来た日記でした。インディはそれを見て、マーカスと共にヴェニスに渡る決心をします。インディ達はヴェニスに着きます。そこでヘンリーと一緒に調査をしていたという女性エルザと合流します。インディは、魅力的なエルザにヘンリーが消息断った場所、元教会の図書館へ向かいます。エルザはそこでヘンリーが聖杯探索に従事した十字軍騎士の墓の手掛かりを探してたと言いますが、インディは父が墓そのものを探していた事に気付きます。そして、学生にはXマークの下に何もないと指導していながら、床に描かれた10の表記の下に墓を見付けます。インディは日記をこっそりマーカスに渡し、エルザと共に地下納骨堂に入って行きます。その時、残ったマーカスを何者かが殴って気絶させます。インディ達は、ネズミだらけの納骨堂に奥に、騎士の墓と聖杯への道を記した盾を見付けます。しかしマーカスを襲った何者かが納骨堂に火を放ちました。盾に刻まれた文章を写し取ったインディですが、炎が襲ってきました。二人は炎から逃げ外に出る事が出来ましたが、襲撃者達は追って来て今度はボートで逃げます。そして何とか彼等を退け、一人を捕らえました。彼等は聖杯を守る秘密結社でした。男は開放と条件にヘンリーがある古城に囚われている事を教えてくれました。
インディジョーンズ最後の聖戦 ネタバレあらすじ:第2幕
インディとマーカスは、今回の収集とヘンリーの日記を使い聖杯の在り処を考察します。インディは、マーカスを出発地点の町に向かわせサラーと合流するよう指示し自分は部屋に戻ります。すると部屋は荒らされいたのでエルザの部屋を尋ねます。彼女の部屋も荒らされていましたが、本人は風呂に入っていて無事でした。インディは日記の事等を話します。エルザは情熱的で、インディはその魅力に勝てずに情事にふけます。インディはエルザを連れて、ヘンリーが囚われている古城に忍び込みます。そして彼等は、古城がナチスの基地になっている事を知ります。インディはヘンリーの監禁されている部屋を見付け、外から窓を破り飛び込みます。しかし何者かが彼を花瓶で殴りつけます。見ると相手はヘンリーでした。インディは嫌いな呼び名であるジュニアと驚く彼を連れ、脱出を急ぎます。逃げ道を探しながらインディは、聖杯への成果を報告します。ヘンリーは喜びますが、嫌いな鼠が居たと聞いて肩を落とします。そこに兵士達が部屋に入り込んで来て、日記を渡せという要求してきます。インディが持って来た事に気付いたヘンリーと口喧嘩を始めますが、隙に作って銃を奪い射殺します。逃げ出す二人ですが、別室に隠れていたエルザは士官フォーゲルに捕まっていました。フォーゲルはエルザと交換に日記を渡すように要求します。要求に応じようとしたインディに、ヘンリーは彼女はナチスだと忠告します。インディはそれを聞かず日記を渡しますが、受け取ったエルザはフォーゲルに手渡します。捕まったインディは自嘲しながらヘンリーに何故気付いたかを聞きます。ヘンリーは寝言で聞いたと答えました。そこドノヴァンが姿を現します。彼は日記を手に入れ確認しますが、聖杯への地図が欠けていました。それを持っているマーカスは既に出発していて聖杯を手に入れたかもとインディは勝ち誇ります。そのマーカスはすっかり迷っていてサラーと何とか合流で来ましたが、あっさりナチスに捕まってしまいました。椅子に縛られたジョーンズ親子は抜け出す方法を模索します。インディには自分の博物館でも迷うマーカスがどうなっているか、容易に想像出来て居ました。彼は持っていたライターをヘンリーに取らせ、縄を焼き切ろうとします。ヘンリーはライターを取り出し火を点けますが、落してしまいました。慌てて火を消そうと息を拭き掛けるヘンリーですが、それは絨毯に引火し、見る間に部屋中を燃やします。その頃ドノヴァン達にマーカス確保の報が伝わります。親子の処分命令も出ていました。その親子は、暖炉に逃げ込みました。そこは隠し扉になっていて、その向こうは作戦司令部でした。兵士達は親子の侵入に気付きます。親子はまた扉の向こうに逃げますが、その時縄が緩み抜け出す事に成功しました。親子は自分達の荷物を見付け、追いすがる敵を振り払い、逃げ切りました。マーカスと合流しようするインディにヘンリーは、ベルリンに向かえと指示します。日記には聖杯を手にする為のヒントが書いてあり、ヘンリーはそれを記憶していませんでした。ベルリンに呼び出されたエルザは、ナチスの焚書に立ち合わされます。彼女は本が燃やされるのに耐え切れずその場を抜け出すと、インディに捕まります。インディは彼女から日記を奪い返す事が出来ました。
インディジョーンズ最後の聖戦 ネタバレあらすじ:第3幕
親子は飛行船でベルリンを脱出します。思わぬ時間の取れた二人は、親子できた溝埋める様に語らい、聖杯の手にする際の試練を話し合います。しかし飛行船がベルリンに戻り始めたので、格納されていた飛行機で逃げ出します。親子は戦闘機に追尾されます。ヘンリーのミスで飛行機は尾翼を失い、撃墜されてしまいます。車を盗み、親子は逃走を続けますが、追い詰められてしまいます。しかしヘンリーの機転で難を逃れました。サラーと合流した親子は、ドノヴァン達がトルコ軍から借り受けた機甲部隊を尾行します。3人は秘密結社が機甲部隊を襲撃するのに紛れます。秘密結社は全滅し、一時はヘンリーもフォーゲルに囚われましたが、彼の乗る戦車を谷底に落とし、マーカス共々助け出すことに成功しました。
インディジョーンズ最後の聖戦 ネタバレあらすじ:結末
先行し、聖杯が隠された神殿にドノヴァン達は辿り着き、インディ達も追い着きます。ドノヴァン達は三つある試練の内、最初の試練に足止めされていました。隠れていたインディ達ですが、すぐに兵士に見付かり、ドノヴァン達の前に引き出されます。ドノヴァンは、試練の抜け方を知っているインディに聖杯を持ってくるよう命令します。インディに断られると、銃でヘンリーを撃ちました。助けられるのは、聖杯の持つ奇跡だけだとドノヴァンに脅され、インディは聖杯を取りに行きます。インディは日記に従い、三つの試練を潜り抜け、700年以上も生きた騎士と邂逅します。騎士の試練も越え、目の前に沢山ある杯の中から本物を選び出すよう言われます。そこにドノヴァンとエルザがやってきます。エルザは金に輝く杯を選び、ドノヴァンはそれで水を飲みます。しかし、それは誤った選択で、彼はそのまま塵に戻るまで老化してしまいました。今度はインディが選びます。彼はキリストが元は大工だった事を思い出し、木の杯を選び、それで自ら水を飲みます。これは正しい選択でした。騎士は聖杯を、この洞窟の入口にある紋章から先に持ち出すなと忠告します。インディは急いで父の元に戻り、彼に水を飲ませます。すると見る間に傷は癒えました。それに驚く兵士達の隙を突いて、サラーが銃を奪い形勢は逆転します。聖杯を魅入られたエルザは、それを手に取り思わず紋章を越えてしまいました。すると地鳴りが起き、地が割れて聖杯が手から滑り落ちてしまいます。エルザは落ちそうになりながら、亀裂に引っ掛かっている聖杯を取ろうとします。インディは支え、諦めろと叫びますが手が滑り、彼女は亀裂の向こうに落ちてしまいました。更なる地鳴りでインディも亀裂に落ちそうになります。それを今度はヘンリーが支えましたが、息子の目は、後少しで届きそうな聖杯に向いていました。エルザの二の舞なりそうなインディでしたが、父が優しくインディアナと呼びかけ、思い直します。両手でしっかり父の手を取り、インディは助かりました。崩れ行く神殿に残る騎士の姿を親子は見付け、別れを告げます。インディ達は神殿から出てます。手には出来なかったが、聖杯を見付けたヘンリーは満足していました。サラーは、ヘンリーは何故インディをジュニアと呼ぶかを疑問に思い問うと、ヘンリーはインディの本名がヘンリー・ジョーンズJrだと告げます。インディアナは彼等が飼っていた犬の名前でした。全ての謎に一段落がついた一行は、帰路に着きました。
以上、インディジョーンズ最後の聖戦のネタバレあらすじと結末でした。
インディジョーンズシリーズのネタバレ一覧
1.レイダース 失われたアーク《聖櫃》
2.インディ・ジョーンズ 魔宮の伝説
3.インディ・ジョーンズ 最後の聖戦
4.インディ・ジョーンズ クリスタル・スカルの王国
「インディ・ジョーンズ 最後の聖戦」感想・レビュー
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ハリソン•フォード演じる考古学者インディ•ジョーンズの父親役でショーン•コネリーが出演していてダブルでダンディーです。特にショーン•コネリーは007時代はなんとも思わなかったのですが、年を重ねた後のこの頃の方が渋くて素敵です。アクション映画としても何度でも繰り返して観たくなる名作です。
この映画の何が面白いかって所はインディ・ジョーンズ演じるハリソン・フォードと父親ヘンリーを演じるショーン・コネリーの親子のコミカルな言葉の掛け合いやアクションシーンが、ハチャメチャで最高に楽しい。流石名俳優の二人が良い作品に作られている。映画の物語も十字騎士団の謎から聖杯を求める話に繋がり、ヒトラーがいたナチスドイツ時代の背景を緻密に描かれている辺りは、スピルバーグ監督はやっぱり凄い人だと思い知らされます。何回観てワクワクドキドキする作品です。