映画「エリジウム」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エリジウムの紹介：2013年アメリカ映画。美しき理想郷“エリジウム”に暮らす富裕層と、荒廃した地上で虐げられる貧困層に分断された近未来の地球を舞台にある目的のためにレジスタンス軍に参加し強大なエリジウム政府に立ち向かう一人の男の運命を描く。第9地区の監督による作品で、今作では大型俳優のマット・デイモンやジョディ・フォスターを起用した豪華な作品となっています。また、荒廃した地球を表すためにメキシコシティの巨大なゴミ処理場を使って撮影が行われました。
監督：ニール・ブロムカンプ 出演者 マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、グァグネル・モーラほか
この解説記事には映画「エリジウム」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
地球は深刻な環境汚染とそれによる疫病の発生により、荒廃的となり、多くの者が貧困のままその日暮らしを強いられていました。数少ない富裕層は、地球の軌道上に宇宙コロニーを作り、その場所をエリジウムと呼び、完璧な環境のもと、どんな病気でも瞬時に直す医療ポッドが各家庭に一台あるという素晴らしい場所で暮らしています。
地球のロサンゼルスでは、子供のマックスとフレイが2人で将来の事を語りあい、マックスはフレイにいつかエリジウムに連れてあげると約束をします。マックスは成長をすると、エリジウム関連工場で働いていました。ある日、彼が工場へ行く途中、以前の盗みから、ロボット警察に引き止められます。マックスは抵抗したため、腕を折られてしまいます。それでは仕事に行けないので、ある病院へ行くと幼馴染のフレイと再会します。彼女にはすでに幼き娘がいましたが、彼らは再会を喜びあいます。しかし、彼女の娘は白血病に冒されていました。次の日に、工場で仕事をするマックスは、非常に高濃度の放射能を浴びてしまい、余命があと5日という宣告を受けます。
エリジウムでは防衛長官のデラコートが、総裁の話を無視し、自ら総裁になるクーデターを企てていました。デラコートはエリジウム関連企業のCEOであるジョン カーライルに、データ書き換えのウイルスを彼の頭に保管し、エリジウムへ来るよういいます。マックスは余命5日ということで、エリジウムの道を売っている闇業者と接触すると、エリジウムへ潜入するために必要なアーマーを身体に取り付けます。
彼はジョン カーライルの脳内にあるデータを取るべく、昔の強盗仲間とともに彼を拉致することにします。小型飛行機で発射するところをマックスは襲うことに成功し、墜落してしまいます。カーライルはこの危機をデラコートに教えると、デラコートは地球にいる傭兵のクルーガーをその場へ派遣します。マックスはその間もカーライルのデータに接続し、ダウンロードをしていますが、クルーガーが近づくことで、容易にできません。マックスの仲間が犠牲になるなか、マックスは転送に成功し、フレイの自宅へ避難します。
そこでフレイは、マックスの腕にエリジウム通行証の焼印があるのを見て、自分の娘を連れていってくれと懇願しますが、マックスは断ってしまいます。そして追ってきたクルーガーを説得します。その内容とは、データと交換で自分をエリジウムへ連れていくこと。クルーガーはフレイと彼女の娘を人質に、エリジウムへ旅だちます。飛行船はイリジウムへ激突し、大破します。クルーガーは体に傷を負います。そしてマックスもクルーガーの部下に打倒され、意識を失います。
気がついたらデラコートが彼のデータを抜き取っている途中でした。彼は力を振り絞り、装置から外れると、監視者にフレイの居場所を吐かせます。クルーガーは部下により、医療ポッド内に入り、すべてを修復し、デラコートに墜落の原因を責められます。それに切れたクルーガーは、デラコートを刺すと、マックスを追いかけます。
2人の壮絶な戦いのあと、クルーガーを倒したマックスは中央制御室へ侵入すると、データをアップロードします。次第に意識が遠のくマックス。ダウンロードが完了すると、マックスは息絶えていました。データの書き換えが終了し、地球市民もエリジウム住民として認識され、フレイの娘は医療ポッドで治療され、病気が治ります。エリジウム住民と認識された地球には、多くの医療ポッドが派遣され、多くの病人などが元気になります。
この映画の感想を投稿する