史上最大の作戦の紹介:1962年アメリカ映画。ハリウッドのタイクーンとして知られたダリル・F・ザナックが陣頭指揮を取り、オールスターキャストの大作として仕上げた戦争スペクタクル。延々たるヘリコプターショットで撮られた戦闘場面が印象に残る。
監督:ケン・アナキン、ベルンハルト・ヴィッキ、アンドリュー・マートン 出演:ジョン・ウェイン(ベンジャミン・バンダーボルト中佐)、ロバート・ミッチャム(ノーマン・コータ准将)、ヘンリー・フォンダ(セオドア・ルーズベルト・ジュニア准将)、エディ・アルバート(トム・ニュートン大佐)
映画「史上最大の作戦」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「史上最大の作戦」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「史上最大の作戦」解説
この解説記事には映画「史上最大の作戦」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
史上最大の作戦のネタバレあらすじ:起
第2次世界大戦も5年目の1944年の6月、ドイツ占領下にあるフランスの北部では連合軍が上陸する公算が大きくなり、レジスタンスの取締りとともに海岸の警備もさらなる厳重態勢となります。独軍情報部はBBCが暗号らしい詩の朗読を放送していることを知り、連合軍の上陸が近いだろうと司令官のルントシュテット元帥に報告するのですが、根拠が乏しいとして無視されます。また、北アフリカから戻ったロンメル元帥もこの悪天候では上陸はないと判断、ベルリンへ出かけてしまうのです。
史上最大の作戦のネタバレあらすじ:承
しかしその頃にはすでにイギリスに連合軍が集結し、すぐにでも作戦に取り掛かれる準備を終えていました。やがて連合軍最高会議が開かれ、遠征軍最高司令官アイゼンハワーがノルマンディーへの上陸作戦を決断。陸空の部隊が出発すると同時に、BBCが暗号を放送し、フランス国内のレジスタンスへ上陸作戦決行を知らせます。6月6日、まず空挺部隊がグライダーでフランスへ降下。レジスタンスは通信網の破壊活動を行います。さらに部隊がパラシュートで地上に降り立ち、軍用列車を爆破。サン・メール・エグリーゼでついに戦闘が始まり、作戦は本格化します。
史上最大の作戦のネタバレあらすじ:転
ノルマンディーでは連合軍艦船による砲撃に続き、歩兵上陸開始。オマハ海岸ではドイツ軍の守りが堅く、アメリカ軍師団が上陸したもののほとんど動けません。しかし、ユタ海岸、ゴールド海岸、ジュノ海岸にも次々とアメリカ軍が上陸します。ベルリンの自宅にいたロンメル、さらにはヒトラーにも知らせがいきますが、ドイツ軍の対応は遅れます。
史上最大の作戦の結末
スオード海岸に上陸したイギリス軍のコマンド部隊は無事ドイツ軍を制圧。フランスのコマンド部隊はウイストレアム市街に突入し進撃を続けます。敗色が濃くなったことを知り、付近のドイツ軍司令部では資料を次々と焼き捨て、撤退する準備を開始。停滞していたオマハ海岸では、兵士たちの決死の爆破作業によりドイツ陣地のコンクリート壁がようやく崩れ、敵を蹴散らして進軍します。まだまだ戦いは続くもの、6月6日、ドイツ軍連合軍双方にとっての「1番長い日」は終わろうとしていました……。
この映画の感想を投稿する