続・激突!カージャックの紹介:1974年アメリカ映画。テレビで活躍していたスピルバーグ監督が28歳の若さで撮りあげた劇場用長編デビュー作。後の作品とは違い、当時のニューシネマの影響を受けたオフビートなロード・ムービーになっている。
監督:スティーヴン・スピルバーグ 出演:ゴールディ・ホーン(ルー・ジーン・ポプリン)、ウィリアム・アザートン(クロヴィス・マイケル・ポプリン)、マイケル・サックス(マックスウェル・スライド巡査)、ベン・ジョンソン(ハーリン・タナー警部)
映画「続・激突!カージャック」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「続・激突!カージャック」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「続・激突!カージャック」解説
この解説記事には映画「続・激突!カージャック」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
続・激突!カージャックのネタバレあらすじ:起
1996年のテキサス州。長距離バスが1人の女性を降ろし、走り去ります。彼女はルー・ジーン・ポプリン。そのまま早足で州立刑務所のゲートへ。そこで夫のクロヴィス・マイケルが刑に服しているのです。夫に面会した彼女は、役所の命令により自分たちの赤ん坊が間もなく里子に出される事を告げます。そして夫に脱獄を勧め、一緒に子供を取り返そうと提案。クロヴィスをトイレに連れてゆくと、ルーは二重に着込んでいた服を脱ぎ、夫の囚人服と交換。2人そろって面会人のふりをして敷地を出、まんまと脱獄に成功します。
続・激突!カージャックのネタバレあらすじ:承
老夫婦の車に便乗させてもらい、しばらく逃亡は順調にいきますが、スピードが遅すぎるためにパトロールカーの警官・スライドに目をつけられます。尋問されそうになり、ルーたちはあわてて車を奪った上で逃走。スライドは犯罪人と見て、あとを追います。やがて斜面で木にぶつかったルーたちは立ち往生となりますが、クロヴィスがスライドの銃を奪ったために形勢は逆転。スライドを人質にとり、彼のパトカーを拝借して夫婦は目的地のシュガーランドを目指すのです。
続・激突!カージャックのネタバレあらすじ:転
ハイウェイ・パトロール本部は事情を知り、夫婦の追跡を開始。検問所を設けて彼らの逮捕に躍起となります。ルーたちを追い詰めるものの、スライドという人質がいるために手が出せず、陣頭指揮を取るタナー警部は仕方なく封鎖を解いて彼らを自由にします。解決策も見いだせず、延々とルーたちのパトカーを追いかける警官たち。パトカーは14台連なり、野次馬も面白がってその列に付いてきます。やがてこの有様はひろく喧伝され、彼らはちょっとしたヒーローとなります。もちろんその犯行に義憤を覚え、彼らを勝手に襲おうとする手合も出てきますが、かえって警察の方が夫婦を守る羽目に。
続・激突!カージャックの結末
車はシュガーランドに着き、赤ん坊とスライドの交換が行われることになります。しかし罠に気づいたクロヴィスがそのまま車を出し、また逃走。警官の撃った銃弾で彼は重傷を負います。しばらく警官に追われるうちに夫妻の車は川岸へ。そこで停車した彼らを警官が包囲します。クリヴィスは死亡。スライドは無事。ルーは夫の死に呆然としています。逃走劇はようやく終わったのです。
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