GODZILLA/ゴジラ(1998年)の紹介:1998年アメリカ映画。1998年に日本のゴジラをモチーフに、アメリカで制作されたアメリカ版「GODZILLA」。突如、ニューヨークのマンハッタンに謎の巨大生物が出現する。市民はパニックに陥り、巨大生物により街たちまち瓦礫の山と化していく。
監督:ローランド・エメリッヒ 出演:マシュー・ブロデリック、マリア・ピティロ、ハンク・アザリア、ジャン・レノ、ケヴィン・ダンほか
映画「GODZILLA/ゴジラ(1998年)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「GODZILLA/ゴジラ(1998年)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
GODZILLA/ゴジラ(1998年)の予告編 動画
映画「GODZILLA/ゴジラ(1998年)」解説
この解説記事には映画「GODZILLA/ゴジラ(1998年)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
GODZILLA/ゴジラ(1998年)のネタバレあらすじ【巨大生物誕生】
1968年6月、仏領、ポリネシア、ムルロア環礁の核実験基地で核実験が行われる。大爆発と共に死の灰が降り積もる、その中にトカゲの卵があった。大雨の中、南太平洋を一隻の日本の漁船が大海原を航行中であった、そこに何か巨大な物体が漁船に接近している事をレーダーが示した。そして大きな衝撃と共に、漁船に何かがぶつかった。船員は何事が起きたのか分からずにいた、すると不気味な鳴き声と共に船体が襲われるので。1人生き残った乗組員はタヒチ島の病院に収容されていた、乗組員に「何を見た?」と聞くと男は「ゴジラ ゴジラ」と繰り返すのである。
GODZILLA/ゴジラ(1998年)のネタバレあらすじ【タトプロス博士の実験】
チェルノブイリで原子力爆発によってどんな影響があるのかミミズによって調べている、通称「ミミズ男」のタトプロス博士の元に米国国務省がやってきて「転任」を言い渡される。研究途中だったタトプロス博士を、半ば強引にパナマに連れてである。そこには沢山の軍の兵士がおり、なにやら調査をしていた。そしてタトプロス博士が連れて来られた所は、何かの大きな足跡の中であった。タトプロス博士の研究でチェルノブイリのミミズは放射能により17%巨大化している事が分かっていたが、その足跡はそれしても多きすぎる。博士は襲われた船の残骸から、肉片の様なものを見つけ採取する。その巨大な足跡や襲われた船に残されていた大きな爪痕を見てタトプロス博士は「ポリネシア近海で核実験をした結果、新種の生物が誕生した」と仮説を立てた。
GODZILLA/ゴジラ(1998年)のネタバレあらすじ【マンハッタンに上陸】
その頃ニューヨークで、キャスターになる事を夢見ているタトプロス博士(ニック)の元彼女がいたが、なかなかキャスターになれずに悩んでいた。そんな中、大きなうねる波と共に押し寄せる巨大生物「ゴジラ」がマンハッタンの港に上陸する。街の中心部でドシンドシンという音と共に地面が揺れ市民は何事かと不安に怯える、そこに姿を現したのが体長60mもある見た事も無い巨大生物「ゴジラ」であった。街は一瞬にして、パニックに陥る。
GODZILLA/ゴジラ(1998年)のネタバレあらすじ【消えたゴジラを誘い出す】
ニュージャージー州に軍移動指令センターを設置し、そこからマンハッタンにいる兵に指令を出す。指令センターに居たタトプロス博士は、「マンハッタンは四方が水に囲まれており、他の島と違って隠れ場所がたくさんある、ゴジラにとって理想の場所」だと軍につげる。突如現れた巨大生物が、姿を消したことによりタトプロス博士は地下を探すように指示する。
すると地下には、ゴジラが入り込んだ形跡とたくさんの魚が転がっていた。タトプロス博士は、街の中心部に大量の魚を集めゴジラをおびき寄せる作戦を考える。魚の臭いが地下に入り込みやすい様にマンホールの蓋を兵に開けさる、最後の蓋を開けようとタトプロス博士がマンホールに近づくと地面が割れ「ゴジラ」が姿を現す。
GODZILLA/ゴジラ(1998年)のネタバレあらすじ【軍とゴジラの戦い】
広場に集められた魚を一心不乱に食べるゴジラに兵士たちは目を奪われていた。そこへ司令塔から「攻撃」の合図がかかる、慌てて一斉に攻撃し始める兵士達だったが、一足先にゴジラに逃げられる。戦車や銃では到底太刀打ちできず、続いて軍のヘリがゴジラを追う。しかし時速480㎞で走れるゴジラになかなか追いつけない、やっと視界にとらえミサイルをロックオンし発射するが、低体温の為、熱感知せずミサイルは的を外れビルへ当ってしまう。再びゴジラを見失うヘリ、探し回るとビルに開いた大きな穴を見つける、ヘリ3機でミサイルを撃ち込みゴジラを仕留めたと思った次の瞬間、後ろのビルが崩れ落ちゴジラが現れる。突如現れたゴジラになすすべも無く、ヘリ2機が破壊されてしまう。何とか難を逃れた1機のヘリは時速150㎞で、追いかけてくるゴジラから必死に逃げ回っていた。後方から追いかけてきていたゴジラが姿を消した事で、ヘリは逃げ切れたと安堵するがその時、地上からジャンプしてヘリをひと噛みで破壊してしまう。
GODZILLA/ゴジラ(1998年)のネタバレあらすじ【新たな真実】
タトプロス博士は妊娠検査薬を大量に買い、回収してきた肉片の研究をしていた。そこに元恋人の「オードリー」がやってくる、久々の再会にニック(タトプロス博士)も驚くが、研究用のテントへと招き入れる。妊娠検査薬と採取した肉片から、ゴジラはオスではあるが無性生殖で卵を産むことが分かり、すでに妊娠しておりニューヨークには、巣作りをするためにやって来たとタトプロス博士は推測した。トカゲは一度に12個の卵を産むが体の大きなゴジラは一度にどれほどの産卵するのかも知れず、また無性生殖のため単体繁殖が可能であるため卵が孵れば次から次へと増え続ける事を知り、急いで軍に知らせる為にオードリーをテントに残して報告に行ってしまう。そんな中、スクープが欲しかったオードリーはニックのテントから資料のビデオテープを持ち出してしまう。タトプロス博士が軍に一刻も早く卵を見つけ出すようお願いしている最中に、オードリーがテントから持ち出した資料と共にテレビで軍の秘密が放送されてしまう。
GODZILLA/ゴジラ(1998年)のネタバレあらすじ【卵を探すタトプロス博士たち】
軍の秘密を外部に漏らした事により、タトプロス博士は軍のプロジェクトから外されてしまう。しかし保険会社調査委員を装ったフランスの対外治安総局の諜報員のフィリップとその仲間と共に、ゴジラの卵を探し出す為にタトプロス博士は地下へと降りていく。地下には大量の集められた魚の山があった事から、タトプロス博士は「ゴジラ自身が食べるのではなく、孵った子供達に食べさせるための食料だと気づく、そして卵はすでに産み落とされている事を知る。そしてついにマジソン・スクエア・ガーデンで無数の卵を見つけるのであるが、すでに卵のほとんどは孵ろうとしていた。卵から孵ったゴジラの子供達は魚を食べ尽くすと、魚の臭いが付いたタトプロス博士たちに襲いかかってくる。必死に逃げ、「スクエア・ガーデン」の実況席を見つけ、チャンネルを合わし必死にテレビ局に助けを求める。やっと気づいてくれたテレビ局の友人に今の状況を説明し、「スクエア・ガーデン」の模様をカメラに映す。驚いたテレビ局員はすぐさま、臨時ニュースとしてその模様をテレビで放送する。そこにはキャスターとしてオードリーが映し出されており、「自分たちはどうなってもいいので、一刻も早くここを爆破して下さい、そしてゴジラの子供を外に出さないで欲しい」と訴えかける。
GODZILLA/ゴジラ(1998年)の結末【必死の逃走劇と終演の時】
何とか爆破前に「スクエア・ガーデン」から逃げだす事に成功したニック達だったが、そこへゴジラの親が現れ動かなくなった子供達を見つけニック達に怒りを露わに追いかけてきた。乗り捨ててあったタクシーで何とか逃げるが、相手は時速480㎞で走る巨体、なかなか振り切る事ができないでいた。何か良い方法は無いかと考え、ハドソン川に架かる橋までおびき寄せ一気に仕留めるという作戦を思いつく。作戦は成功しゴジラは息絶えるのだが、ゴジラもまた人間が作り出した核の被害者である事には間違いなかったのである。
以上、映画GODZILLA/ゴジラ(1998年)のあらすじと結末でした。
「GODZILLA/ゴジラ(1998年)」感想・レビュー
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やっぱりマグロを食ってるようなのは駄目だなと思ったけど、新しいゴジラみたいな感じがしてあらためて観ると意外と面白かった
最初は「トカゲゴジラ」など風評が如何ともし難いが、ぜんぜん面白かったです。ゴジラがミサイルを避けたり、ビル群を走る姿は新鮮でした。あと、突如として消えてしまうゴジラ。地中に逃れてたり、ヤラれても卵生し、息子?たちに反撃させる狡猾なゴジラがみられます。