男はつらいよ 寅次郎純情詩集の紹介:1976年日本映画。シリーズの18作目。寅さんが母娘2人に順番に惚れてしまうという異色作。マドンナが死んでしまうという点でも変わった作品となっている。お馴染みの旅一座が出演する作品のひとつ。
監督:山田洋次 出演:渥美清(車寅次郎)、倍賞千恵子(さくら)、檀ふみ(柳生雅子)、下條正巳(おいちゃん)、京マチ子(柳生綾)ほか
映画「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
男はつらいよ 寅次郎純情詩集の予告編 動画
映画「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」解説
この解説記事には映画「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
男はつらいよ 寅次郎純情詩集のネタバレあらすじ:起
北アフリカの酒場にいる夢を見る寅さん。撃ち合いのあと目覚めると床屋の椅子で散髪の真っ最中です。寅さんはまたブラリと柴又へ。とらやに帰ってきたところへ、ちょうど満男の担任教師・柳生雅子が家庭訪問にやってきます。若くて美人の彼女に、たちまち寅さんは一目惚れ。懇談を行おうとする博とさくらを遮って、自分ばかりペラペラと喋り立てます。満男に関して真面目な話をしようとしていた博は珍しく寅さんに立腹。そのせいで夕食の席では全員に冷淡な態度を取られ、寅さんも機嫌を損ねます。しかし、博が鬱憤をぶちまけた事で寅さんも反省し、そのままとらやを出ていきます。
男はつらいよ 寅次郎純情詩集のネタバレあらすじ:承
長野県まで来た寅さん、村祭りの境内でさっそくテキ屋の商売を始めます。別所温泉まで足を伸ばし、そこで以前知り合った旅の一座と遭遇。公演を見にいきます。その夜、座員たちと宴会に興じ、勘定を自分一人で持ったものの所持金が足りず、無銭飲食の罪で警察に勾留される羽目に。連絡を受けたさくらがわざわざ別所まで駆けつけますが、その金額の大きさに呆れ返ります。
男はつらいよ 寅次郎純情詩集のネタバレあらすじ:転
寅さんは結局さくらとともに再びとらやへ。皆にバカな行動を責められているところへ再び柳生先生が団子を買うために訪問。今回は退院したばかりの母親・綾が一緒です。柳生先生への年甲斐もない態度を非難されていたこともあって、寅さんは綾に一目惚れしてしまいます。店を出る母子を送ってゆき、厚かましくもその家で夕食までごちそうに。その後も何度も家を訪ね、綾の方もとらやで夕食を取るまでになります。もう寅さんはすっかり綾の恋人気取りです。
男はつらいよ 寅次郎純情詩集の結末
ところが彼女は不治の病にかかっており、もう先が長くありません。冬になって具合が悪くなった綾は、とらやでご馳走になった芋の煮物を食べたがり、寅さんはさくらに慌てて作らせます。しかし、料理は間に合わず、綾は他界。柳生先生から、「母は寅さんに愛されて幸福だった」と聞かされ、しんみりとなります。さくらに見送られて柴又駅から旅立つ寅さん。年が明けると、寅さんは突然柳生先生の新しい勤務地を訪ね、生徒たちと交流を持つのです。
以上、映画「男はつらいよ 寅次郎純情詩集」のあらすじと結末でした。
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