エイプリルフールズの紹介:2015年日本映画。4月1日、エイプリルフールの日に様々な場所で起きる、いろいろな出来事は嘘と真実がからみあって意外な展開へと発展していきます。戸田恵梨香、松坂桃李ほか豪華キャストが勢ぞろいした笑って泣けるエイプリルフールコメディ映画です。
監督:石川淳一 出演:戸田恵梨香(新田あゆみ)、松坂桃李(牧野亘)、ユースケ・サンタマリア(接客係)、小澤征悦(オーナーシェフ)、菜々緒(麗子)、戸次重幸(ある夫)、ほか
映画「エイプリルフールズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「エイプリルフールズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
エイプリルフールズの予告編 動画
映画「エイプリルフールズ」解説
この解説記事には映画「エイプリルフールズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
エイプリルフールズのネタバレあらすじ:起
朝のテレビ番組で42年ぶりに行方不明だった小学生がインドネシアで発見される報道が流れるところから話しは始まります。テレビのニュースを見ていたあゆみ(戸田恵梨香)はお腹の子どもの父親で医者の牧野(松坂桃李)のデート現場へ乗り込みます。また別の場所では、やくざの若頭の宇田川(寺島進)が小学生の理香(浜辺美波)を連れ去り、引きこもりの中学生はネットの掲示板に描かれていたメッセージから自分は宇宙人だと信じ、怪しい老婆の占い師は警察に捕まります。櫻小路(富司純子、里見浩太朗)と名乗る上品な夫婦はハンバーガーショップへ出向き、男子大学生の梅田(矢野聖人)は今日がエイプリルフールだと気づき、親友の男友達である松田(窪田正孝)に愛の告白をすると、実は自分も同じ気持ちだったと松田は梅田を布団に押し倒します。エイプリルフールの日に別々の場所で起こった様々な事件は、色々と絡み合いながら展開していきます。
エイプリルフールズのネタバレあらすじ:承
レストランに乗り込んだあゆみは、入れた覚えのないトカレフがバッグに入っていて発砲事件へと発展していきます。逃げ惑う牧野、フロアを仕切るレストランの接客係、デート相手のキャビンアシスタント麗子(菜々緒)、謎の老紳士など多くの人を巻き込んで発砲事件は意外な方向へ向かっていきます。トカレフは後にラーメン屋でやくざ宇田川のバッグと入れ替わっていたと分かります。やくざの宇田川は連れ去った理香を、ラーメン屋、遊園地などいろいろな場所に連れまわし、連れ去られる現場を目撃した小学生の通報から理香の家は警察官が待機し誘拐事件へと発展していきます。自分は宇宙人だと信じた中学生は、学校へ乗り込みいじめられていた相手を砂を詰め込んだ靴下で殴りつけ、好きだった女の子に告白して別れを告げ、宇宙に旅立つためマンションの屋上へ向かいます。
エイプリルフールズのネタバレあらすじ:転
様々な場所で起こる事件には嘘と意外な真相が絡み合っていました。医者と名乗っていた牧野は、実はニセ医者で虚言癖のあるSEX依存症、しかし医者を父に持つ牧野は父の力で医学部に入学するが勉強についていけず誰にも認められないコンプレックスを抱えていたが、医者と名乗ることで埋めていました。やくざの宇田川が連れ去った理香は実は幼いころに離婚して離れ離れになっていた我が子。鉄砲玉にされた宇田川は死ぬ前に我が子に大切なことをたくさん伝えます。櫻小路と名乗る上品な夫婦の運転手をしていた理香の現在の父親が誘拐の事実を知り駆けつけると、申し訳ありませんでしたと土下座をし宇田川は立ち去ります。櫻小路と名乗る上品な夫婦は実は普通の一般家庭の夫婦でしたが、末期がんを宣告された妻のために、妻には告知せず残りの時間を妻の願いをかなえるために費やします。
エイプリルフールズの結末
レストランで破水をしてしまったあゆみに、牧野は自分は名医だ信じろと愛のある嘘をつき、子供は牧野や周りの人すべての協力の中、無事生まれます。その後病院の新生児室に運ばれた我が子を前に2人はお互いに愛を誓い、エイプリルフールの4月1日は終わります。ラストは42年ぶりの帰還ニュースはエイプリルフールの嘘の報道だったと謝罪から始まるテレビニュースで終わります。
以上、映画エイプリルフールズのあらすじと結末でした。
至るところに伏線が張り巡らされていて、映画の進行にともなって「こことここがつながるのか!!!」という発見がたくさんあるのが面白かったです。
また、松坂桃李演じる牧野亘がとんでもなくクズな性格で、松坂くんらしくない部分がたくさん見られて新鮮でした。
題名は「エイプリルフールズ」ですが、一言でウソと言っても、大切な人を守るウソや自分のことしか考えていないウソ、ウソのつもりが真実になってしまったウソなど、様々なものがあってウソとは、真実とは何なのか考えさせられました。人を傷つけるウソはよくないけれど、人を幸せにするウソは時にはいいものなのかもしれないと思いました。