マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまりの紹介:2015年イギリス,フランス映画。「宇宙人ポール」(2011)や「ミッション・インポッシブル」シリーズで知られる、イギリス出身のコメディ俳優サイモン・ペッグ主演作。34才の理屈っぽいキャリアウーマンが、人違いのブラインド・デートで出会った40才の男。恋の予感が芽生えるものの、彼は元妻に未練たっぷりだった。共演は「抱きたいカンケイ」(2011)のレイク・ベル。デュラン・デュランやホワイト・スネイクなど、80年代ロックが絶妙なタイミングで流れるシーンは爆笑モノ。ロンドンの美しい景観も見どころ。
監督:ベン・パーマー 出演者:サイモン・ペッグ(ジャック)、レイク・ベル(ナンシー)、オフィリア・ラヴィボンド(ジェシカ)、ロリー・キニア(ショーン)、シャロン・ホーガン(エレイン)、オリヴィア・ウィリアムズ(ヒラリー)、ほか
映画「マン・アップ!」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「マン・アップ!」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまりの予告編 動画
映画「マン・アップ!」解説
この解説記事には映画「マン・アップ!」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまりのネタバレあらすじ:起
ロンドンに住むジャーナリストのナンシー(レイク・ベル)は、恋愛下手の負け犬を自称する34才独身。恋人は欲しいのですが、友人ケイティ(フィービー・ウォーラー・ブリッジ)に誘われた出会い系パーティでは尻込みし、紹介された男性とも盛り下がるばかり。翌日は両親の結婚40周年記念日。実家で開かれるパーティに出席するため列車に乗り込んだナンシーに、姉のエレイン(シャロン・ホーガン)から電話が入ります。エレインはナンシーに両親へのスピーチを頼み、昨夜の恋人探しが失敗に終わったことを慰めます。そんなナンシーと姉の会話を、向かいの席で聞いている若い女性(オフィリア・ラヴィボンド)がいました。ナンシーが恋愛に臆病になっていると見抜いたその女性は、「60億人とあなた」という一冊の分厚い自己啓発本を見せて親しげに話しかけてきます。「これを読むと人生変わるわよ」と言う彼女は、今からブラインド・デートに向かうところでした。相手の男性も「60億人とあなた」を手にして待っているので、それを目印に声を掛けると言うのです。うんざり聞いていたナンシーはそのまま居眠り。ウォータルー駅で目覚めると女性は降りた直後で、「60億人とあなた」が「読め」と言わんばかりに置かれていました。ナンシーは慌てて本を抱えて列車を降り、早足に先を歩いていく女性を追いかけました。
マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまりのネタバレあらすじ:承
女性は駅の売店で再び「60億人とあなた」を購入し、人混みの中に消えていきます。「60億人とあなた」を持ったナンシーに、見知らぬ男性(サイモン・ペッグ)が話しかけてきました。ジャックと名乗るこの男性こそ、あの女性のデート相手でした。ジャックはナンシーのことを「ジェシカ・24才」だと思っているようです。ジャックのマシンガン・トークに圧倒されたナンシーは、否定するタイミングを失います。ジャックは40才で、妻と離婚寸前のオンライン・マーケッター。バーに入って会話してみると、好きな映画も同じで気が合います。バーを出た彼らはボウリング場へ向かいます。お酒も入ってすっかり盛り上がったところへ、ボウリング場の店員でナンシーの学生時代の同級生だったショーン(ロリー・キニア)が声をかけてきます。昔からナンシーにぞっこんで、ちょっと変態ちっくなショーン。ジャックが彼女を「ジェシカ」と呼ぶのを不審に思い、しつこくからんできます。仕方なく事情を教えるナンシーにショーンは、「ジャックに黙っておくからトイレでキスして」などと言ってきます。トイレにいるナンシーとショーンを見て驚くジャックに、ナンシーはついに真実を話します。デート相手のふりをした上に34才だと知って激怒するジャック。「40才のくせに!」と逆ギレするナンシー。2人は大ゲンカを始めます。ここで別れるはずでしたが、一軒目のバーに鞄を忘れたと気づくジャック。ナンシーも親へのスピーチ原稿を忘れていました。2人は大急ぎでバーへ戻ります。
マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまりのネタバレあらすじ:転
バーでジャックのバッグが見つかり、冷静になった2人は仲直りします。そこへジャックの妻ヒラリー(オリヴィア・ウィリアムズ)が、新しい恋人エド(スティーヴン・キャンベル・ムーア)と現れます。狼狽えたジャックはナンシーを恋人だと紹介。4人で飲む羽目になります。ブラインド・デートで人生を前に進めようとしていたジャックですが、実はヒラリーに未練たっぷり。ジャックが気の毒になったナンシーは、情熱的な恋人のふりをしてヒラリーを兆発し、さらにジャックをダンス・フロアへ誘います。スローなナンバーがデュラン・デュランの「リフレックス」に代わり、激しく踊り出すにつれて2人はまたもや口論になってしまいます。ナンシーの言葉に傷ついたジャックはトイレにこもって号泣。ナンシーは彼に謝り、自分の失恋話を語って聞かせます。ヒラリーとエドの元へ戻り、4人は再び飲み直そうとしますが、ナンシーの酒がかかったエドのジャケットがロウソクに触れて炎上。悲鳴を上げるエドにナンシーが店の消火器を向けますが、手元が狂ってヒラリーの顔面を直撃。泡まみれで叫ぶヒラリーを見てジャックは爆笑し、ようやく元気を取り戻しました。大笑いした2人はバーを出て駅に着きます。ナンシーはジャックを両親のパーティに誘おうとしますが、その瞬間ジャックの携帯にジェシカからメールが入ります。
マン・アップ! 60億分の1のサイテーな恋のはじまりの結末
ジェシカはジャックに会いたがっていました。迷うジャックに、「会うべきよ」と心にもないことを言ってしまうナンシー。別れ際、ジャックはナンシーにフェイスブックで連絡するよと言いますが、ナンシーは登録してないと答えて去って行きます。列車の中でナンシーは落ち込み続け、両親の家についた途端泣き出します。一方ジェシカと会ったジャックは、年代の差か映画の話題すらかみ合わないことに気づきます。ジャックはナンシーとのことを話します。ナンシーが列車で会った女性だとわかったジェシカは「最高のラブ・ストーリーだわ!」と大感激。ナンシーがフェイスブックをしていないなら、共通の友人を見つけて彼女の居場所を探し出せとジャックを励まします。ジャックはジェシカに感謝を捧げ、ボウリング場のショーンのもとへ向かいます。事情を聞いたショーンは車でジャックをナンシーの元へ送るふりをし、十代の少年少女がパーティをしている別の家で降ろして、自分だけナンシーの家へ向かいます。少年少女にもみくちゃにされたジャックはナンシーの名前を叫びます。そこへ1人の少年が「ナンシーの家なら知ってる」。少年と一緒にナンシーの家へ走り出すジャック。2人の後を大勢の少年少女が歓声を上げて続きます。その頃、ナンシーは親族の前でジャックとの出会いと別れを話し、涙ながらに両親におめでとうと伝えます。姉がナンシーを抱きしめました。そこへ少年少女をひきつれたジャックが登場。感動の再会でキスを交わす2人を親族が祝福します。振られたショーンは落ち込みますが、「写真を送るわ」とナンシーに言われ、幸せそうに車で去っていきます。
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