ラスト・クライム 華麗なる復讐の紹介:2017年フランス映画。初対面のキャロラインとキャロルは、父親パトリックの死で自分たちが異母姉妹だと知ります。そんな2人の前に現れた、死を偽装した稀代の大泥棒である父親は娘たちをある計画に巻き込みます。生物学的には親子である3人は、騙し騙されている内に家族の絆が芽生え始めていきます。主演は、日本でもお馴染みのフランス人俳優ジャン・レノです。
監督:パスカル・ブルデュー 出演者:ジャン・レノ(パトリック)、リーム・ケリシ(キャロライン)、カミール・シャムー(キャロル)、パスカル・ドゥモロン(ロマン)ほか
映画「ラスト・クライム 華麗なる復讐」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ラスト・クライム 華麗なる復讐」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
ラスト・クライム 華麗なる復讐の予告編 動画
映画「ラスト・クライム 華麗なる復讐」解説
この解説記事には映画「ラスト・クライム 華麗なる復讐」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ラスト・クライム 華麗なる復讐のネタバレあらすじ:泥棒の災難
希代の大泥棒パトリックは、相棒ロマンと共にスペインのクルサール国際公会堂からストラディヴァリウスを盗み出すことに成功します。しかし、分け前を独り占めしようとロマンの裏切りで、パトリックは車ごと海に沈められてしまいます。裏稼業に身を置くキャロラインとITエンジニアのキャロルは、生き別れの父親パトリックの訃報を通じて初めて出会います。弁護士から異母姉妹と知らされた2人は、父親の財産を相続すべくジュネーブにある山小屋に行くと、死んだはずのパトリックが現れます。
ラスト・クライム 華麗なる復讐のネタバレあらすじ:父と2人の娘のミッション
死を偽装した父親に娘2人は大混乱です。不幸な少女時代を送ったキャロラインはパトリックに憤慨しますが、欧州刑事警察機構(ユーロポール)のギヨームから、自身の罪を見逃してもらう代償に父親パトリックをスパイしろと言われます。元相棒ロマンが、ストラディヴァリウスの買い手となる石油王の妻ユリアナからの報酬1,500万ユーロをハッキングするため、パトリックは娘2人に協力を求めます。しかしハッキングするには、ロマンの虹彩認識が必要となります。父親の才能を受け継いでいる?キャロラインとIT専門家キャロルは、パトリックの計画にうってつけです。娘2人はパトリックに反発しながらも、計画に協力することになります。ストラディヴァリウスは、5日後のユリアナの息子・トビアスの誕生プレゼントとして売買されます。父娘は情報収集のため、パーティが開催されるホテルに潜入します。そこでキャロルに出会ったロマンは、彼女の正体を知らずに好意を抱きます。
ラスト・クライム 華麗なる復讐のネタバレあらすじ:チームワーク
血が繋がっている以外に共通点がない3人ですが、計画を進めていく内にいつしか奇妙な連帯感で結ばれます。虹彩をスキャンするため、キャロラインはロマンに接近しますが失敗します。しかしロマンに一目惚れされているキャロルは、これを利用してストラディヴァリウスを盗み出します。盗みは成功したものの、ストラディヴァリウスを保管しているケースの暗証番号が分らず、結局ロマンにばれることなくストラディヴァリウスを戻します。計画実行日が近づく中、キャロラインはギヨームがニセ刑事だと知ります。ギヨームはパトリックの計画に、キャロラインを参加させるために一役買っていたのです。パトリックが裏切ると思ったキャロラインは、キャロルと共に1,500万ユーロを密かに盗み出そうと計画します。
ラスト・クライム 華麗なる復讐の結末:騙し、騙され
ユリアナの息子の誕生パーティ当日。パトリックは娘2人の思惑を知らないまま、3人はマジシャンとアシスタントととして潜入します。キャロルはわざとロマンにパトリックの計画を告白している内に、彼の虹彩スキャンを成功させます。ストラディヴァリウスの売買成立後、ハッキングに成功したキャロラインとキャロルは、ルクセンブルクに送金する1,500万ユーロを自分たちの口座に送金します。報酬がハッキングされたことをロマンに知られた彼女たちは、パトリックに助けられます。誤解が解けた父娘は、ヘリコプターで無事逃走します。
以上、映画ラスト・クライム 華麗なる復讐のあらすじと結末でした。
この映画の感想を投稿する