鬼龍院花子の生涯の紹介:1982年日本映画。宮尾登美子原作。大正、昭和の高知が舞台。12歳で侠客鬼龍院政五郎(通称・鬼政)の養女となった松恵と、鬼政、その娘の花子を中心とした物語です。「なめたらいかんぜよ!」のセリフが当時流行しました。
監督:五社英雄 出演:仲代達矢(鬼龍院政五郎)、夏目雅子(松恵)、仙道敦子(少女時代の松恵)、岩下志麻(歌)、高杉かほり(花子)、ほか
映画「鬼龍院花子の生涯」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「鬼龍院花子の生涯」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
鬼龍院花子の予告編 動画
映画「鬼龍院花子の生涯」解説
この解説記事には映画「鬼龍院花子の生涯」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
鬼龍院花子の生涯のネタバレあらすじ:起
大正10年。土佐の大親分、鬼政と呼ばれる鬼龍院政五郎は妻の歌との間に子がないため、貧しい商家の松恵とその弟を養子にします。弟は怖さに一晩で逃げ出し、松恵だけが残り、政五郎の身の回りの世話を命じられます。鬼政の正妻で芸者あがりの歌は母屋に住み、向いの家に妾の牡丹と、笑若が住み、妾の家に政五郎が行く日を2人に伝えるのは幼い松恵の役目でした。松恵が勉強に励むのを見て、女に学問はいらないと言う政五郎はいい顔をしません。ある日、政五郎は女たちや子分を引き連れ、闘犬を見に行きます。兼松と末長の間でもめ事が起き、いったんは政五郎が収めますが、後日、末長が卑劣にも兼松の犬を殺します。
鬼龍院花子の生涯のネタバレあらすじ:承
兼松に頼まれ、政五郎は末長家に乗り込みますが、末長は雲隠れしており、政五郎は末長の妻、秋尾の料亭からつるという娘を連れ帰り、妾にします。大財閥の須田の仲裁で、いったん事は収まりますが、これ以降、政五郎と末長は対立していきます。つるは翌年、政五郎の子を産み、その子は花子と名付けられ、政五郎に甘やかされて育ちます。松恵は進学を許され、女学校へ進み、その後小学校の教師となります。昭和9年。土佐電鉄のストを潰すように、大株主の須田に命じられた政五郎は現場に赴きます。そこでストを支援に来ていた高校教師の田辺が、自分にひるまない事で気に入り、田辺を花子の婿にして、跡目を継がせようと考えます。田辺と意気投合した事から、政五郎は須田からは絶縁されます。
鬼龍院花子の生涯のネタバレあらすじ:転
ストで捕まり獄中にいる田辺に、政五郎は差し入れを持たせて、松恵に届けさせます。田辺は松恵を見初め、2人は愛し合うようになります。出所した田辺は政五郎を訪ね、松恵との結婚を申し込みます。政五郎は、田辺を花子の婿にと思っていたためこれに激怒。田辺の小指をつめさせて、落とし前をつけます。ある日、政五郎に犯されそうになった松恵は必死に抵抗し、転勤を申し出て鬼龍院家を出ます。一方、16歳になった花子は、神戸の山根組との縁談が決まりますが、その宴の席で歌が伝染病の腸チフスで倒れます。松恵が呼び戻され、看病しますが、歌は亡くなります。
鬼龍院花子の生涯の結末
松恵は再び鬼龍院家を出て、大阪で労働運動をしていた田辺と一緒に暮らします。花子の婚約者がヤクザ同士の喧嘩で殺されます。それを機に松恵と田辺は鬼龍院家に戻り、田辺は政五郎と和解します。ある日、花子が末長らに誘拐され、それを目撃した田辺は殺されます。政五郎は花子を助けるため、単身、末長組に殴り込みますが、捕まり、獄中で2年後に死にます。花子は行方知れずとなっていましたが、数年後にハガキが届き、松恵が京都の遊郭に駆けつけると、花子はすでに亡くなった後でした。
「鬼龍院花子の生涯」感想・レビュー
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なんかよくわからない話だった。
小説も何が書きたかったのかさっぱりわからなかった。
五社さんはなんでこの映画を撮ろうと思ったんだろうか。 -
花子さんが可哀想ぷんぷん
松恵役の夏目雅子がメインなのに何故鬼龍院花子の生涯なのかな?花子の生涯なら夏目雅子が花子役やればいいのに