われらが背きし者の紹介:2016年イギリス,フランス映画。スパイ小説の巨匠ジョン・ル・カレの同名小説を映画化したサスペンス作品です。偶然ロシアンマフィアの男と知り合った大学教授がマフィアの機密情報を手に入れたために、妻をも巻き込んで世界を股にかけた危険な逃亡劇を繰り広げていきます。
監督:スザンナ・ホワイト 出演者:ユアン・マクレガー(ペリー)、ステラン・スカルスガルド(ディマ)、ダミアン・ルイス(ヘクター)、ナオミ・ハリス(ゲイル)、ジェレミー・ノーサム(オーブリー・ロングリッグ)ほか
映画「われらが背きし者」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「われらが背きし者」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
われらが背きし者の予告編 動画
映画「われらが背きし者」解説
この解説記事には映画「われらが背きし者」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
われらが背きし者のネタバレあらすじ:起
ロンドンの大学教授ペリー(ユアン・マクレガー)は、結婚10年目となる妻で弁護士のゲイル(ナオミ・ハリス)と共にモロッコ旅行をしていました。二人の間には子供はおらず、夫婦仲もギクシャクしていました。そんなある日、夫婦でレストランに行ったペリーは仕事でゲイルに先に帰られ、一人になったところにディマ(ステラン・スカルスガルド)という男に話しかけられ、酒を酌み交わすうちに意気投合します。この後ペリーはディマにロシアンパーティーに誘われ、そこでタトゥーの男にレイプされていた女性を助けます。ディマはタトゥーの男はロシアンマフィアの大物だった指摘したうえでペリーの勇気を認めました。翌日、ペリーはディマからテニスに誘われ、そこでディマの妻と娘を紹介されます。
われらが背きし者のネタバレあらすじ:承
ディマの娘の誕生日パーティーに招待されたペリーはディマからUSBメモリを託されます。帰国したら英国秘密情報部MI6に渡してくれといわれたそのメモリには、ロシアンマフィアが英国政治家ロングリック(ジェレミー・ノーサム)と癒着して巨額の資金をマネーロンダリングしている証拠が収められており、かねてからマフィアの世界から足を洗いたがっているディマは交換条件として英国への亡命を希望しているのです。英国に帰国したペリーです事情をゲイルには伝えず、ロンドンの空港の入国ゲートでMI6職員のヘクター(ダミアン・ルイス)とルーク(ハリド・アブダラ)に約束通りメモリを手渡します。
われらが背きし者のネタバレあらすじ:転
ディマが来週スイスでマフィアのボス、通称“王子”(グリゴリー・ドブリギン)と接触することを知ったヘクターはペリーに協力を求め、ディマらがスイスの前にパリに行くのでペリー夫妻をパリに送り込むことにします。パリに入ったペリー夫妻はディマと接触、王子の目を掻い潜りながらディマはヘクターらに接触、更なるマネーロンダリング関連の情報を提供します。そしてスイスでの交渉当日、ゲイルはルークと共に密かにディマの妻子の身柄を保護、ディマもペリーに連れられて脱出します。しかし、ロングリックの差し金により一行はフランスで手配していた亡命用の飛行機に乗れなくなり、ヘクターはアルプスに用意していた隠れ家にディマとその妻子、ペリーとゲイルを匿います。
われらが背きし者の結末
ヘクターはロングリックに揺さぶりをかけ、ヘリコプターを手配させますが、ディマの娘ナターシャ(アリシア・フォン・リットベルク)マフィア構成員の子を身籠っており、恋人に電話を入れたことから居場所がバレてしまい、隠れ家はマフィアの襲撃を受けます。ディマはマフィアの一人と格闘、ペリーはディマから受け取った銃でマフィアを射殺、ディマはルークと共にヘリコプターに乗り込み飛び去りますが、ペリーの目の前でヘリコプターは爆発、ディマとルークは死亡します。その後、ディマの妻子は無事英国への亡命を果たし、ペリーはディマの銃の中からマネーロンダリング用の極秘口座番号が書かれたメモを見つけ、ヘクターに提供しました。
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