クリスマス・ツリーの紹介:1968年フランス映画。狼が好きな少年が不治の病にかかり、父親や友人らと共に余命を楽しく過ごそうとする親子愛を描いた物語。少年の父を名俳優のウィリアム・ホールデンが演じている。ミシェル・バタイユの書いたベストセラー小説を映画化したものである。
監督:テレンス・ヤング 出演者:ブルック・フラー(パスカル)、ウィリアム・ホールデン(ローラン)、ビルナ・リージ(カトリーヌ)、アンドレ・ブールビル(ベルダン)、マデレイン・ダミエン(マリネット) ほか
映画「クリスマス・ツリー」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「クリスマス・ツリー」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「クリスマス・ツリー」解説
この解説記事には映画「クリスマス・ツリー」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
クリスマスツリーのネタバレあらすじ:起
利口で狼が好きなパスカル(ブルック・フラー)は夏休みに入ったため、大富豪の父ローラン(ウィリアム・ホールデン)のいる故郷に帰省してコルシカ島にキャンプへ行きます。2人は海に出た際、飛行機が落下するのを目撃し、ローランはそれが原爆であることを悟ります。彼はパスカルを連れて病院へと向かいますが特に問題は見つかりませんでした。しかし、その後パスカルの体に青あざが出来ているのを見つけたローランは、パスカルが放射能を浴びたせいで不治の病を患っており、余命が半年であることを医師から宣告されます。
クリスマスツリーのネタバレあらすじ:承
ローランはパスカルと、友人であるベルダン(アンドレ・ブールビル)、家政婦のマリネット(マデレイン・ダミエン)と共に別荘で暮らし始めます。ある日、パスカルはローランに狼を買ってくれるようねだられ、ベルダンと協力して動物園から狼を盗み出そうと企みます。捕まえるときにローランは手を噛まれてけがをしますが、2頭捕まえることに成功するのでした。パスカルはそれぞれにアダムとイブと名付けます。
クリスマスツリーのネタバレあらすじ:転
あくる日、アダムが井戸に落ちてしまい、パスカルとローラン、そしてベルダンは協力して救出し手当てをします。献身的な世話をするパスカルの姿に心打たれたローランは、試しに檻に入れていたイブを放ちます。ベルダンは心配しますが、イブはパスカルにすぐになつくのでした。アダムは間もなく元気になります。ある日、ローランの愛人であるカトリーヌ(ビルナ・リージ)が別荘にやって来ます。彼女は早くからパスカルに狼に関する本をプレゼントするなど、彼にとても優しく接していました。
クリスマスツリーの結末
やがて迎えたクリスマス・イブ。パスカルはローランと共にクリスマスツリーを飾り付けます。しかし、パスカルはローランやカトリーヌ、ベルダンの留守の間に息を引き取ってしまいます。ローランはパスカルがベルダンと共に準備したプレゼントを見つけて涙を流し、アダムとイブはパスカルの死を悲しむように遠吠えをし続けるのでした。
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