約束の地の紹介:2014年アルゼンチン,デンマーク,フランス,メキシコ,アメリカ,ドイツ,ブラジル,オランダ映画。娘インゲボルグと共に未開のパタゴニアへやってきたディネセン大尉は、野営地から忽然と姿を消した彼女を捜すため、馬を引き連れ荒野へと駆りだす。ところが裏切り者の軍人、冷酷なインディアン、そして洞窟に住まう不思議な女性と出会う。
監督:リサンドロ・アロンソ 出演:ヴィゴ・モーテンセン(ディネセン大尉)、ヴィールビョーク・マリン・アガー(インゲボルグ)、ギタ・ナービュ(洞窟の女性)、アドリアン・フォンダリ(ピッタルーガ中尉)、ほか
映画「約束の地」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「約束の地」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
約束の地の予告編 動画
映画「約束の地」解説
この解説記事には映画「約束の地」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
約束の地のネタバレあらすじ:起
長身の樹木はほとんどない、パタゴニアの荒野。入植者アルゼンチン軍のディネセン大尉は仲間のピッタルーガ中尉と荒野の砦について話をしていました。砦にはスルアガという有能な将校がおりますが、とても冷酷な性格なのだそうです。ピッタルーガ中尉は間もなく陸軍大臣によって催される舞踏会に、大尉の娘インゲボルグを誘いたいと言いました。しかし大尉は娘を差し出す気など毛頭ありません。中尉に近づかないようインゲボルグに何度も注意した後、大尉たちは仲間と集まって話を始めました。スルアガ大佐が荒野で行方知れずになった後、女性の姿で町で目撃され、その上彼の愛犬までもいなくなってしまったそうな。大佐の存在を調べるため、コルトという青年が駆りだされることになりました。コルトはインゲボルグと密かに恋仲で、二人は野営地を抜け出して荒野に逃げ出してしまいました。
約束の地のネタバレあらすじ:承
ディネセン大尉はすぐに気がつき、馬を走らせ早朝の荒野を駆け巡ります。途中、地元民が開拓作業を行う現場に着き、娘の安否を尋ねますが、来ていませんでした。水を補給し、再び馬を走らせると、木陰にコルトがいました。コルトは首を切られ出血しており、瀕死の状態でした。付近にインゲボルグの姿はありません。彼はやったのはスルアガ…とつぶやきます。大尉は娘をさらったコルトの首をさらに深くかっきり殺しました。その後ろで先住民の盗賊が大尉の銃と馬を盗み出していました。大尉は馬を失い、すべてを枯らすような暑さの中歩き続けます。
約束の地のネタバレあらすじ:転
岩山の途中で1匹の犬を見つけ、誘われるように着いていきます。インゲボルグが海辺で見つけた兵隊の人形が見つかり、彼は無事を祈ります。岩の砦に老婆がいました。老婆から水を分けて貰い、岩の隙間を縫うように作られた家で二人は話をします。彼女はインゲボルグが大尉の懐から持ち去った方位磁針を持っていました。彼女が娘から貰ったと初めは思いましたが、次第に彼女がインゲボルグではないかと考え、大尉はあるがままを話します。彼女は言います、家族はいつか終わる運命にあるのだと。大尉は不思議に思いながらも彼女の家を後にします。
約束の地の結末
時は過ぎ、現代。大屋敷に住むインゲボルグそっくりの少女が家出から戻り、犬たちと戯れ始めました。一匹の犬の体の一部が禿げていました。彼女は心配そうに犬を撫でます。世話人の男曰く、犬は人間が思っている以上に賢く、彼女がいつかいなくなることに困惑していたのだと言います。彼女はその犬を連れて屋敷の外の小池に出掛けます。彼女はその道中で兵隊の人形を見つけるのでした。
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