容疑者X 天才数学者のアリバイの紹介:2012年韓国映画。高校の数学教師であるソッコはアパートの隣人ファソンが働く弁当屋で弁当を買うことが毎日の楽しみでした。ある日、ソッコはファソンの部屋から見知らぬ男の声と異変に気づきます。ファソンの元夫が乗り込んでおり、一緒に住む姪のユナが襲われファソンが止めようとした最中で元夫を殺害してしまいます。この事実を知ったソッコは2人を守るためアリバイをつくることにします。日本で公開された「容疑者Xの献身」の韓国リメイク版です。
監督:パン・ウンジン 原作:東野圭吾 出演:リュ・スンボム(ソッコ)、イ・ヨウォン(ファソン)、チョ・ジヌン(ミンボム)、キム・ユンソン(サンジュン)、キム・ボラ(ユナ)、ほか
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
容疑者X 天才数学者のアリバイの予告編 動画
映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」解説
この解説記事には映画「容疑者X 天才数学者のアリバイ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
容疑者X 天才数学者のアリバイのネタバレあらすじ:起
高校の数学教師をしているソッコはその頭脳から天才と呼ばれ、数学の研究者を志していたのですが、家庭の事情で数学教師となりました。毎日の楽しみはアパートの隣人であるファソンが働く弁当屋で弁当を買うことでした。ある日ソッコはファソンの部屋から見知らぬ男の声と物音を聞き、異変に気づきます。ファソンは姪のユナと2人で暮らしていますが、元夫の暴力により逃れてきた過去がありました。元夫はファソンの居場所を突き止め、その中で姪のユナに暴力を振るい、ファソンが止めに入るもファソンとユナは偶発的に元夫を殺害してしまったのです。そのことを知ったソッコは2人を守るためにアリバイをつくることにします。
容疑者X 天才数学者のアリバイのネタバレあらすじ:承
元夫の裸の死体が河川敷で発見されました。警察が遺体を調べると手足の指紋が焼かれ、顔は鈍器のようなものでつぶされており、特定が難しい状況でした。唯一の手がかりとして宿泊先の毛髪と免許証が残されており、そこからファソンの元夫と断定されました。警察がファソンの元にやってきて事情を聞きます。元夫が殺されたとされる日に何をしていたかを問われると、ファソンは姪のユナと映画を見ていたと答えました。ファソンが怪しい容疑者として警察がどんなに捜査してもアリバイを崩すことができません。この捜査に関わっている刑事にミンボムがいました。彼はソッコの同級生であり、ファソンの隣人がソッコであることを知ります。そしてソッコの会話とファソンが働く弁当屋に立ち寄った際、ソッコがファソンに惚れていることを知り、彼が何らかの形で事件に関わっていると読みます。
容疑者X 天才数学者のアリバイのネタバレあらすじ:転
ファソンの元夫が殺害された日のソッコの動きを探っていくとその近辺で2日続けて学校を休んでいることがわかりました。ソッコは真面目な性格から学校側から2日続けて休むことが珍しいとのことでした。ミンボムは生徒の幾何学と見せかけて実は実数の問題という言葉を思い出し、事件の真相に気づきます。そんな中ソッコがファソンにストーカー行為をしていたとして捕まってしまいます。ソッコの部屋からは隣の部屋を盗聴するための盗聴器が見つかり、ファソンにも聞き取りをしたところ、ソッコから他の男性と会っている写真が送られるなど明らかなストーカー行為を受けていることがわかりました。しかしミンボムはソッコに会い、自分は真相に気づいていることや本当の愛ではなく、間違っていると彼を責めます。それに対しソッコはいくら真相に気づいても自分が1審で控訴しなければこの事件は終わりであると伝えます。そしてファソン宛に手紙を託します。
容疑者X 天才数学者のアリバイの結末
ミンボムはソッコからの手紙を渡し、事件の真相をファソンに話すことにしました。事件の後、ソッコはファソンが元夫を殺害してしまったことからアリバイをつくるためにホームレスを殺害し、元夫と思わせるために遺体をすり替えていました。ホームレスにお金を渡し、元夫が滞在していた宿に宿泊させ、毛髪を残しました。そして河川敷でファソンと同じ方法でホームレスを殺害し、遺体が特定されないよう顔・指・足の指紋を焼きました。本物の元夫の遺体はソッコだけが知る川の底に沈めました。殺害した日は実際に元夫が殺された日の翌日だったため、ファソンのアリバイが崩れることはなく、学校を2日休んだのも遺体処理のためでした。ストーカーであるとしたのも自分が罪を被ることでファソンとユナが法で守られるからです。ソッコにとってファソンは初めて好きになった人であり、絶望していた人生の希望でもありました。真相を知ったファソンに対し、ミンボムは今後どうするかファソンに委ねることにします。ファソンは移送されるソッコを泣きながら追いかけ、必死で謝り、自分の気持ちを伝えようとします。しかしソッコは泣きながら護送車の中で泣き、ファソンと見ようとしませんでした。ソッコはそのまま移送されていくのでした。
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