ヴァージン・スーサイズの紹介:1999年アメリカ映画。1970年代のミシガン州を舞台に、リスボン家の美人5人姉妹が次々に自殺してしまう事件を描いた儚く、秘密めいた作品。フランシス・フォード・コッポラの娘、ソフィア・コッポラが初監督した作品でも話題となり、ガールズ・カルチャーを見事に表現した作品です。原作は1993年発表の「ヘビトンボの季節に自殺した五人姉妹」。
監督:ソフィア・コッポラ 出演: キルステン・ダンスト(ラックス・リスボン)、チェルシー・スウェイン(ボニー・リスボン)、ハンナ・ホール(セシリア・リスボン)、ジェームズ・ウッズ(ロナルド・リスボン)、キャスリーン・ターナー(リスボン夫人)、ジョナサン・タッカー(ティム・ウェイナー)、ジョシュ・ハートネット(トリップ・フォンテーン)、ロバート・シュワルツマン(ポール)、ヘイデン・クリステンセン(ジェイク)、ほか
映画「ヴァージン・スーサイズ」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ヴァージン・スーサイズ」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ヴァージン・スーサイズ」解説
この解説記事には映画「ヴァージン・スーサイズ」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ヴァージンスーサイズのネタバレあらすじ:起
《13歳の末娘、セシリアが手首を切る》アメリカの片田舎、ミシガン州で一人の少女が自殺を図り病院に搬送されます。治療を受けた少女は自宅に戻されますが、小さな町はその話が広まり話題となっていました。
自殺を図った娘の精神状態を気にかけたリスボン家の両親は、末娘・セシリアにセラピーを受けさせます。学校以外でのコミュニケーションが必要だと医者に言われた両親はホームパーティーを開きます。そこへは近所の少年たちも呼ばれ、何を話せば良いのか落ち着かない様子でした。
少年たちを察して、リスボン家の姉妹たちは明るく振る舞いますが、セシリアだけ一人部屋に向かいます。そして、数分もしないうちに自殺している彼女の姿を発見します。
ヴァージンスーサイズのネタバレあらすじ:承
トリップ・フォンテインは学校一のモテ男。彼に惚れない女はいないほど誰もが夢中になっていました。しかし、姉妹の中のラックスだけは彼を追いかけようとはしませんでした。
トリップはラックスのことが次第に気になり始めます。厳格な両親は学園祭のダンスすら反対していましたが、家にまで訪れたトリップからの誘いで、ラックスはダンスに参加することとなります。
当日、ドレスに身を包んだリスボン姉妹たちはワクワクしていました。リスボン家の自宅まで迎えに行くトリップたちは、目の前に現れた天使のように美しい姉妹たちに思わず見とれてしまいます。
ヴァージンスーサイズのネタバレあらすじ:転
学園祭では、学校一のモテ男がラックスとダンスを踊り、女生徒たちの視線を一気に集めます。姉妹それぞれダンスを楽しむ中、トリップとラックスだけはテーブル下でキスを交わします。
楽しい時間は終わり、車で送り届けられる姉妹たち。ラックスだけは門限も破り、トリップと朝まで過ごし、愛を交わします。しかし、ラックスが朝目覚めると隣で寝ていたはずのトリップはおらず、彼女のみ取り残されてしまっていました。
このことがきっかけで、厳格な両親は姉妹を部屋に閉じ込め、外出を禁止しました。好きなレコードも捨てるように言われ、彼女たちは次第に心を閉ざして行きました。
ヴァージンスーサイズの結末
ある日、近所の少年たちは姉妹の部屋から光の信号が送られていることに気づきます。光やハガキなどで、閉じ込められている彼女たちの心の声を聞いた彼らは、電話をかけ、受話器から音楽の贈り物をします。姉妹からも音楽の返事が返ってきます。そして少年たちもまた音楽で返事をする。…といった音楽のでやりとりが続きます。
そして、彼女たちを救い出すために少年たちはリスボン家に向かいます。そこから連れ出すために車も用意した少年たちの前に現れたのは、ラックス。今すぐにでも現状から脱出できるというのに、妙に落ち着いていました。
不思議に思った少年たちですが、誘われるがままリスボン家の部屋に入ると、姉妹たちが自殺していました。翌日、遺体は運び出され、愛娘たちを失った両親は家を離れていくのでした。
以上、映画「ヴァージンスーサイズ」のあらすじと結末でした。
思春期の女の子達が毒親の異常な独占の犠牲になったのに当の加害者の親はおとがめ無し⁉️あまりに理不尽なストーリー。衝撃的な作品でした。姉妹達もなぜ立ち向かおうとしなかったのか。子供を殺しておいて逃げるとは‼️怒SWのクリステンセンが出ていたのにはビックリです。とにかくショッキングな内容でした。