ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所の紹介:2006年ロシア,イギリス映画。戦後、ロシアに捕虜として来たドイツ兵たちに対し、ロシア兵らは家族などを殺された悔しさや悲しみをぶつけていきます。その中で重大な戦犯を見つけたことにより運命が狂っていきます。
監督:トム・ロバーツ 出演:トーマス・クレッチマン(マックス)、ダニエル・ブリュール(クラウス)、ヴェラ・ファーミガ(ナターシャ)、ジョン・マルコヴィッチ(パブロフ大佐)、ナタリー・プレス、インゲボルガ・ダクネイト、テクラ・ルーテン、ほか
映画「ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所」解説
この解説記事には映画「ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所のネタバレあらすじ:起
ナターシャはレニングラード収容所で軍医として働き、夫は精神病を抱えていましたが収容所の門番をしていました。そんなある日、その収容所で女性兵が管理していたところにドイツ兵の捕虜が送られました。彼女は家族などを殺された恨みで虐待をしたり、食べ物を落としたり、体罰をしたりと残虐な行動が横行していました。そんな中パブロフ大佐が捕虜の中に重大な戦犯がいないか調べていました。そしてそれはナターシャにも依頼され、捕虜に信頼されるように接し情報を聞き出せと言われました。ナターシャはあまり賛同していませんでしたが命令だから仕方ありません。パブロフ大佐は次々と戦犯を見つけ処刑していきました。
ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所のネタバレあらすじ:承
捕虜のマックスとクラウスは教師と教え子であり、クラウスはマックスが何者か知っていました。そしてナターシャに戦犯が誰か言えば、故郷に戻れるのではと考えましたがマックスは仲間を売れないといい拒否しました。捕虜らの食事が1/3に減らされ、飢餓の危機に直面します。ナターシャはオルガ大尉に更生の一環としてダンスホールで音楽を提供する仕事を与えようと提案します。そんな中食料保管庫から砂糖と芋が消えたので、ナターシャはオルガに知らせなければならなかったのですが言い出せずにいました。そんなナターシャにオルガが見せたメモに、ナターシャがパブロフ大佐に密告しているスパイだと書かれていたのです。その字は夫のもので、夫に追及しましたが精神病のせいで本人自身がもはやよく分かってない状況でした。
ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所のネタバレあらすじ:転
砂糖と芋を盗った犯人として捕虜の一人が連れられました。しかしナターシャは砂糖と芋の隠し場所に心当たりがあるとパブロフ大佐に言いました。犯人は女性兵だったのです。しかし他にもこの捕虜には罪があると言い結局連れられました。その後捕虜たちは例のダンスホールでの音楽の仕事をし、音楽が出来ない者もダンスをさせてもらって束の間の幸せな時間を過ごしました。そして捕虜らは収容所に戻りました。
ナチスの墓標 レニングラード捕虜収容所の結末
その時マックスはナターシャの部屋へ忍び込み、二人は愛し合いました。しかしそこにクラウスが現れ、マックスを殴り気絶させマックスの服にメモを入れ、罪を擦り付けようとしたのです。ナターシャは気づきやめさせようとしますが、クラウスの力には及びませんでした。そこにパブロフ大佐が現れ、クラウスは絶望し電車に飛び込み自殺しました。そしてマックスはメモを見られ連行されます。パブロフは任務だと思ってたのでごくろうさんと告げます。しかしナターシャはそんなつもりはなくマックスを愛していたので泣き出し、マックスは売られたのかと悲しげな表情を浮かべました。しかしその後戦犯ではなかったことが証明されたので殺されずに済みました。しかしナターシャは仕事の現場が変わることになりマックスと離れることになりました。捕虜の解放も決まり、故郷に送られることになりました。マックスとナターシャは強く抱きしめあい、マックスは手紙と花を渡し故郷への移送車に乗りました。残されたナターシャはマックスからの手紙と花を抱きながらいつまでも泣いていたのでした。
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