バーニングの紹介:1981年アメリカ,カナダ映画。サマーキャンプ場を舞台に、過去に少年たちのいたずらで全身に火傷を負ったと言う管理人のクロプシーが大ハサミを持った殺人鬼としてキャンプ場にやって来ると言う『13日の金曜日』ばりのスラッシャー映画です。特殊メイクがトム・サビーニだけあって見ごたえはあります。キャッチコピーの『バンボロ』という殺人鬼は日本の配給会社が勝手につけた名前で映画の中登場する殺人鬼は『クロプシー』であるという変わった作品でもあります。
監督:トニー・メイラム 出演者:ブライアン・マシューズ(トッド)、リア・エアーズ(ミシェル)、ブライアン・バッカー(アルフレッド)、ラリー・ジョシュア(グレイザー)、キャリック・グレン(サリー)、ジェイソン・アレクサンダー(デイヴ)、ネッド・アイゼンバーグ(エディ)ほか
映画「バーニング」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「バーニング」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
映画「バーニング」解説
この解説記事には映画「バーニング」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
バーニングのネタバレあらすじ:起
ブラックフットキャンプ場の管理人のクロプシーはキャンプに来た少年たちに評判が悪く、深夜5人の少年たちが仕返しのいたずらに来ていました。眠っているクロプシーの前にろうそくの火を付けたドクロを置いてクロプシーを起こしました。目覚めたクロプシーはびっくりして倒したドクロの火がクロプシーに燃え移りました。燃え盛る炎に驚いた少年たちは逃げ出しました。クロプシーは全身の80%を火傷しましたが命は取りとめ病院にいました。そして見回りに来た医師を焼けただれた体で襲いました。数年後退院したクロプシーは娼婦を部屋で大きなハサミで殺害しました。
バーニングのネタバレあらすじ:承
場所はストーン・ウォターキャンプ場です。多くの少年少女がキャンプで楽しんでいます。森の陰からそれを見守るクロプシーがいました。アルフレッドが女子シャワーを覗いていたことで大騒ぎになりました。キャンプのリーダーのトッドがアルフレッドと話しました。皆がいじめるのでやったと言いました。トッドは昔キャンプ場で問題を起こしたため気持ちはよくわかると言いました。グレイザーは自分の彼女のサリーが覗かれた事もあってアルフレッドを捕まえ脅しました。それを見たトッドに止められ逆に叱られました。夜キャンプファイアーでトッドが過去のブラックフットキャンプ場で起こった話をしました。管理人クロプシーの話です。いつも大きな植木バサミを持つ大男で狂暴だったといいます。そして少年たちの仕返しで火だるまになったが死なず、今殺人鬼ととしてこのあたりにいると脅かしました。
バーニングのネタバレあらすじ:転
夜の湖でカレンとエディが裸になって泳いでいました。エディがカレンにせまったことでカレンが怒り湖を上りました。しかし服が無くなっていたのでカレンが探しているとクロプシーに捕まりハサミで首を切られ殺されました。翌朝カレンの行方不明でミシェルとトッドがエディに聞いていました。その時カヌーが全部無くなっていると言ってきました。トッドの提案でイカダを作って助けを呼ぶことにしました。エディら5人がイカダで出発しました。しばらく進むと漂うカヌーを見つけました。カヌーに近づいた瞬間隠れていたクロプシーが立ち上がり全員ハサミで殺害しました。森の中ではクレイザーとサリーがいちゃついていました。クレイザーがサリーを置いて離れたすきにサリーが殺害されます。一旦キャンプに戻ったクレイザーをアルフレッドが追いかけました。するとクレイザーはクロプシーに殺害され、それを見たアルフレッドがキャンプに帰りトッドに報告しました。トッドがアルフレッドと見に行くとクロプシーに頭をハサミで切り付けられトッドは気絶しました。クロプシーは逃げるアルフレッドを追いました。
バーニングの結末
翌朝キャンプ近くの湖畔にイカダが戻って来ました。エディら5人のバラバラ死体が乗っていました。回復したトッドが帰って来ました。ミシェルらはイカダに乗って助けを呼びに行きました。トッドは戻らないアルフレッドを探しに行きました。ミシェルらはキャンプ場につき先生に報告しました。警察に連絡しミシェルは先生とモーターボートで現場に向かいました。逃げていたアルフレッドがクロプシーに捕まりました。そしてハサミを腕に突き立てられました。斧をもったトッドがクロプシーの隠れ家につきました。そこには火炎放射器をもったクロプシーがいました。その炎を見てとっどは回想しました。トッドは少年時代クロプシーに火を付けた一人だったのです。遂にクロプシーが顔を見せました。焼けただれた顔でトッドを襲います。危機一髪のところでアルフレッドが腕のハサミを抜き、クロプシーの背中に突き刺しました。倒したとほっとする二人でしたが、クロプシーは起き上がりました。とっさにトッドはクロプシーの頭に斧を突き立てクロプシーの体に火が付きました。時は流れキャンプファイアーをやっています。その中でリーダーの男が、クロプシーの話をして最後に死体は見つからなかったと話していました。
性格の悪いキャンプ場の管理人が少年たちのイタズラで大火傷を負ってしまう。数年後、病院を退院した管理人がキャンプ場に戻り、サマーキャンプに来ていた若者たちを大ぶりのハサミで次々に殺害していくという内容。人によっては「13日の金曜日」のパクリかと思う人もいるかもしれないし、実際筆者もそう思わないでもないが、「13金」は斧や鉈など様々な凶器を使うのに対し「バーニングは」大ぶりのハサミしか使わないのがミソというか取り柄というか…。因みに筆者は1986年にTV放映されたのをビデオに録画し繰り返した観た記憶がある。当時はちょっとしたホラー映画ブームということもあって結構ホラー映画がテレビで放映されていた。そしてそれから約10年後の1997年に近所のレンタルビデオで借りて観た。更にそれからブルーレイで発売されたのでこれを購入。何だかんだいって筆者にとっては思い入れの映画なのだった。