美女と野獣の紹介:1991年アメリカ、ディズニーアニメ映画。アニメ作品として初めてアカデミー賞にノミネートされ、作曲賞と歌曲賞を受賞した作品。バラが枯れるまでに真実の愛を見つけなければ、呪いをとくことのできない野獣と、彼の城に住むことになった美女との物語です。野獣は真実の愛を見つけることはできるのか。美女と野獣はファンタジー恋愛映画です。
監督:ゲイリー・トルースデールカーク・ワイズ 声の出演:ベル(ペイジ・オハラ/伊藤恵里)、野獣(ロビー・ベンソン/山寺宏一)、ガストン(リチャード・ホワイト/松本宰二)、ルミエール(ジェリー・オーバック/江原正士)、ポット夫人(アンジェラ・ランズベリー/福田公子)ほか
映画「美女と野獣(アニメ)」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「美女と野獣(アニメ)」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
美女と野獣の予告編 動画
映画「美女と野獣(アニメ)」解説
この解説記事には映画「美女と野獣(アニメ)」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
美女と野獣(ディズニーアニメ)のネタバレあらすじ:魔女と呪い
昔々、森の奥にある城に傲慢な主人が住んでいました。ある晩、とても醜い老婆が、「一本のバラをあげるかわりに泊めてほしい」と訪れます。しかし主人は、あまりの醜さから追い返そうとします。
すると老婆は、美しい魔女へと変わり、傲慢な主人と、そう育てた召使い達、そして城に魔法をかけます。主人は醜い野獣へと変わり、召使い達は家具へと変わり、城は茨に囲まれた廃墟のようになりました。
魔女は、魔法の鏡と一本のバラを託します。バラの花びらが散るまでに、自分が愛し、そして相手も愛してくれる「真実の愛」を見つけなければ、魔法は一生解けなくなることを告げて、去ってしまいました。
美女と野獣(ディズニーアニメ)のネタバレあらすじ:父の身代わり
時は流れ、街では、発明家のモーリスの娘ベルが街一番の美人に成長していました。ベルは、読書と空想が好きな女の子で、人々からは変わり者と見られていたため、馴染めてはいませんでした。また、街一番のハンサムで人気者だが、下品でうぬぼれ屋なガストンからの求婚に辟易しています。
ある日、モーリスが発明大会に出発しますが、馬だけが帰ってきてしまいます。モーリスは、雪の中オオカミの群れに襲われ、馬とはぐれてしまい、見つけた城へと入っていきました。しかし、城の主人に不法侵入として、囚われてしまっていたのです。
ベルは、馬と共に城を見つけ、モーリスの変わりに自分が囚われることを願い、主人もそれを認めました。反対するモーリスは、魔法の馬車に乗せられ無理矢理追い返され、ベルは城に囚われてしまいました。
美女と野獣(ディズニーアニメ)のネタバレあらすじ:すれ違いと共鳴
城に囚われたベルは、失意のうちにいましたが、ロウソクのルミエールやティーポットのポット夫人ら家具に歓迎され、次第に前向きになってきました。しかし、城の主人である野獣のわがままで礼儀知らずな態度に怒り、城から逃げてしまいます。
ベルは吹雪の中、オオカミの群れに襲われてしまいますが、間一髪のところを野獣に助けられ、城へと戻ります。この事件を機に、ベルは野獣の中にある不器用な優しさに、野獣はベルの優しさにふれ、互いに惹かれていきます。
城で、二人だけの晩餐会を行い、綺麗なドレスを着たベルとともに野獣は踊りました。ですが、その夜ベルは、モーリスが心配になってしまいます。見かねた野獣が、魔法の鏡でモーリスを写し出します。そこには、ベルを探し続けベッドで寝込むモーリスの姿がありました。
野獣は、魔法の鏡をベルに渡し、見舞いに行くことを許可します。呪いを解くバラは、花びらの数も残り少なく、このままベルが戻らなければ、すべて散ってしまうでしょう。それでも、野獣はベルを行かせたのです。
美女と野獣(ディズニーアニメ)の結末:襲撃と真実の愛
街に戻ったベルを待ち構えていたのは、ガストンでした。ベルが野獣に捉えられていると助けを求めたモーリスを、狂人として精神病院にいれようとしていました。「精神病院に入れない変わりに、求婚を受けろ」と迫るガストンをベルは拒絶し、魔法の鏡で野獣を写し出します。
嫉妬に狂ったガストンは、ベルとモーリスを地下に閉じ込め、男達を連れて野獣に襲撃をかけに行きました。ベルについてきていたポット夫人とその息子チップによって、地下から脱出したベルは、急いで城へと向かいます。
城では、ルミエール達が家具のふりをして奇襲をかけ、男達を追い返していました。しかし、ガストンだけは、野獣のもとにたどり着いてしまいます。野獣の背後から矢を射り、とどめを刺そうとするガストンの前に、ベルが現れます。
ベルの声が聞こえた野獣は反撃し、ガストンを追いつめます。命乞いをするガストンに、命を奪うことはせず、出て行けと命じます。バルコニーに戻り、ベルと再会した野獣ですが、ガストンにナイフで刺されてしまいます。ガストンはそのままバランスを崩し、落下して死んでしまいます。
野獣も、瀕死の状態ながらもベルに愛を伝え、やがて息絶えてしまいます。野獣の体にすがり、自分も愛していたのだと涙するベルの前で、野獣は人間の姿へと戻っていきました。召使い達も城も、ベルの愛によって呪いが解けたのです。
そして人間の姿に戻った野獣こと王子は、ベルの前に姿を現します。二人は、召使い達とモーリスが見守る中、結ばれ幸せに暮らしました。
以上が「美女と野獣(ディズニーアニメ)」のあらすじと結末です。
⇒ アニメ版「美女と野獣」のネタバレあらすじ
⇒ 2014年実写版「美女と野獣」のネタバレあらすじ
⇒ 2017年実写版「美女と野獣」のネタバレあらすじ
野獣の顔はもちろん声も怖すぎです。そんな野獣が少しずつ人間らしくなっていくのが見事に描かれていますね。ベルと上手く行かない時の表情がとても切なくて、子供と一緒に是非お母さんお父さんにも見てもらいたい作品です。ダンスシーンが特に圧巻でした。深い愛が描かれていて胸が熱くなります。