人生の特等席の紹介:2012年アメリカ映画。メジャーリーグのスカウトマンである父と弁護士としてキャリアを積む娘。疎遠になっていた父娘が再び絆を取り戻すまでを描いた人生ドラマ。第25回東京国際映画祭のクロージング作品。
監督:ロバート・ロレンツ 出演:クリント・イーストウッド、エイミー・アダムス、ジャスティン・ティンバーレイク、ジョン・グッドマンほか
映画「人生の特等席」ネタバレあらすじ結末と感想
映画「人生の特等席」のあらすじをネタバレ解説。予告動画、キャスト紹介、感想、レビューを掲載。ストーリーのラストまで簡単に解説します。
人生の特等席の予告編 動画
映画「人生の特等席」解説
この解説記事には映画「人生の特等席」のネタバレが含まれます。あらすじを結末まで解説していますので映画鑑賞前の方は閲覧をご遠慮ください。
人生の特等席のネタバレあらすじ:父と娘
多くの名選手をスカウトしてきたメジャーリーグのやり手スカウトマン、ガスは、老いた今でも目と耳を武器に自分の感覚を信じる昔気質の頑固者。球団との契約期限が迫る中、球団からはその手腕を疑われ、パソコンを屈指する若手スカウトマンには見下されるが意に介さず、スカウト対象のドラフト注目選手ボーのもとへ一人向かう。そんなガスを心配する上司でよき友人でもあるピートが、疎遠になっていたガスの一人娘のミッキーにガスの手助けをするよう頼む。その頃ミッキーは弁護士としてのキャリアを着実に積み、勤務する法律事務所ではまさに出世がかかった大事な時期。一度はピートの頼みを断るが、ガスの目に異常があること知り、ガスの後を追う決心をする。
人生の特等席のネタバレあらすじ:スカウトの旅
一緒に過ごすことになったものの、あいかわらずギクシャクしたままのガスとミッキーだったが、そこへかつてガスが投手としてスカウトしたジョニーが現れる。引退して他球団のスカウトマンとなったジョニーはガスと同じくボーのスカウト目的で訪れ、ガスたちと行動を共にする。やがてジョニーとミッキーは惹かれあうようになり、ジョニーの存在によってガスとミッキーも互いの気持ちを伝え合い、父娘の絆を取り戻しつつあった。
人生の特等席の結末:特等席
いよいよドラフトというとき、ガスはミッキーの助けを借り、ボーはカーブが打てない欠陥があることを確信し、球団に報告、ジョニーにもそのことを話すが、球団はガスを信用せずボーをドラフトで指名、獲得し、ジョニーはガスたちに騙されたと誤解してしまう。ところが偶然ミッキーが見つけてスカウトした少年によりボーの欠陥が発覚、ガスとミッキーのスカウトとしての力量を球団に再確認させる結果となった。ガスは球団から契約更新のオファーを受けることができ、ミッキーもジョニーと仲直りすることができた。そしてミッキーは幼い頃ガスとスカウトの旅で一緒に過ごしたような自分の居場所「特等席」に帰ることができたのだった。
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